読書の記録2017年3月分
3月の読書メーター
読んだ本の数:30
読んだページ数:6053
ナイス数:6631
3月は絵本、漫画、小説、アート、旅行、音楽、ファッション…とかなり幅広いジャンルの様々な本を読んだ。冊数もかなり伸びた。
3月のベスト3①大奥14巻②ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ③食堂のおばちゃん
アンマーとぼくら:有川 浩
休暇で沖縄へ帰ってきたリョウは「おかあさん」と3日間の島内観光へ。そうするうちにリョウは何かがおかしいと思い始める…というお話。リョウとおかあさんの旅とリョウの子ども時代のエピソードが交錯したりどこか曖昧なリョウの記憶。ファンタジックでなんらかの終わりを予感させながら進む物語のなかで登場人物のそれぞれがそれぞれの形で家族を思う姿が浮かび上がって胸に迫るものがあった。リョウの同級生の金ちゃんもいい奴でぐっとくる。旅するふたりの様子に沖縄の海や空や風を身近に感じることもできた。いつか行ってみたいな。
読了日:03月03日
王さまと九人のきょうだい―中国の民話 (大型絵本 (7))
中国の民話。ちからもち、くいしんぼう、はらいっぱい、ぶってくれ、ながすね、さむがりや、あつがりや、切ってくれ、みずくぐり、と名づけられた9人兄弟が、王様の策略と戦う(?)お話。よくもまあ、こう適材適所な人がいたなあ^^;王様はここまでの疑いと恐れを抱かなければ権力の座に就き続けられたんじゃないかと思うけど…権力への欲は身を滅ぼすという教訓が含まれたお話なのかも。
読了日:03月03日
シャープさんとタニタくんRT (クロフネコミックス):仁茂田 あい
「ゆるい公式」の中の人たちが登場する漫画、第2弾。前作より中の人が増えてますます楽しい。最近はここに登場するアカウントをほぼフォローしてるからより楽しい♪最近も旅行に行ったりタニタ食堂とのコラボしたり面白いことやってるからぜひまたそういうの漫画で見てみたい。
読了日:03月04日
しろくまカフェ today's special 2 (愛蔵版コミックス):ヒガ アロハ
新シリーズ第2弾。マイペースでダジャレ好きなのになぜかかっこよく感じてしまうしろくまさん、しろくまさんと仲良しで顔は怖いけど意外といい人(くま?)なグリズリーさん、相変わらずゆるゆるなパンダさんなどなど…楽しくて癒される。キノボリコーヒーのマサキくんとかしましいエゾリスさんたちと寡黙だけどあったかいキノボリカンガルーさんの醸し出す空気が楽しそう。スパイスコーヒーの入れ方も色々あってためになるなあ。そして…半田さんと笹子さんの水族館デート。ワクワクした(^^)
読了日:03月04日
ロマンシエの感想:原田 マハ心は乙女の男子美大生・美智之輔が片想いする同級生の高瀬くんや留学先のパリで出会った人々と織り成す恋とあれこれのお話。乙女な美智之輔の一人称で進む物語なので私が今までに読んだマハさんの文章の中ではいちばんふわっとしている気がした。文章はふわっとしているけど、抱いている夢とそれが実現することの間にある様々なハードルとか、ままならない恋とか、なかなか切なかったりしてひきこまれる。それにしても…ハルさんは片桐はいりさんでムギさんはもたいまさこさんなのか…久しぶりに「かもめ食堂」見たくなっちゃったな^^;
読了日:03月07日
北欧へ行こう―ダヤンのスケッチ紀行 (中公文庫):池田 あきこ絵本作家・池田あきこさんによる北欧4カ国を巡るスケッチ紀行。北欧とひとくくりになっていて地理的なものとか色々な要素によって食べるものとかクリスマスのお祝いの仕方とかかなり違うのがわかる。そして、その場でバーっと描いた感じがよく出ているスケッチの数々は、たまによーく見ないと何が描いてあるのか分かりづらいものもあるけどそれも含めて活き活きしていて楽しい。
読了日:03月08日
もっと知りたいミュシャ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション):千足 伸行
ミュシャ展鑑賞の予習として再読。リトグラフと油彩画、全く印象の違う作品群を持つところにミュシャのアーティストとしての引き出しの多さを感じる。スラヴ民族の歴史については知らないことばかりだけど、スラヴ叙事詩に描かれた人々の姿からはミュシャの自分が属する民族への並々ならぬ思いが込められていることを思わずにはいられない。日本人でも海外で暮らしたり海外の人と接する機会が多いと自分が日本人であることをより考えるというけどパリやアメリカでの生活の長かったミュシャにももしかしたらそういうところがあったのかも。
読了日:03月10日
風呂ソムリエ 天天コーポレーション入浴剤開発室 (集英社オレンジ文庫):青木 祐子
いちご、薔薇、そして幻の温泉。入浴剤の開発を手掛ける鏡美月と営業部の円城格馬と知り合ったお風呂好きの受付嬢・砂川ゆいみは、入浴剤の開発に協力することに。理想のお風呂、そして恋のお話。ゆいみのお風呂好きもなかなかのものだけど、美月と格馬があまりにももどかしすぎる。これは「これは経費で落ちません!」とともにこの後の展開も知りたいところだなあ。入浴剤は私もよく使うけど浴槽を傷める硫黄が入っていないかとか残り湯を洗濯に使っても大丈夫かとか気にして選んでるからそういうテストもしてる様子が描かれてたのが興味深かった。
読了日:03月11日
食堂のおばちゃん:山口恵以子「恋するハンバーグ」から数十年後のはじめ食堂が舞台のお話。一子(いちこ)と二三(ふみ)の嫁姑コンビが大衆的な食堂を切り盛りするに至るまでの顛末にびっくりさせられる。そして周りのお店も代替わりしてるし。そんななか俠気溢れる孝蔵が亡くなってからも一子とはじめ食堂を守ってるなあと感じられるところにうるっとしてしまった。洋食屋さんのときも美味しそうなものがいっぱいだったけど定食屋さんになっても美味しそうなものばっかり。
読了日:03月12日
5時から9時まで 13 (Cheeseフラワーコミックス):相原 実貴
清宮さんが、とうとう。それにしてもなんでこのお話に出てくる男の人はみんなこんなに厄介なんだ…。潤子と高嶺、モモエとアーサー、どっちも進展しそうで進展しないような同じところをぐるぐる回っているようではあるけど、なんとなく次かその次の巻くらいで完結しそうな雰囲気も出てきた。とくに高嶺と潤子は家とか仕事とかの事情が障害になってるけどそれを飛び越えるくらいのことが起こりそう…な気がする。
読了日:03月13日
銀盤騎士(10) (KC KISS):小川 彌生
千登勢が病気の事を心に隠してたりしてすれ違ってたふたりに良い関係が戻ってきて…いよいよ舞台はソチへ。こうやって見てると動くのが見たいなあと思っちゃう。とくに見たいのは心の「弦楽セレナーデ」とイリヤの「黒い瞳」。試合の場面も良いけど、バス乗り場で心とカイルが一緒になるところとかも良かったな。怪我をした風太に田村先生が話しかけるところも良かった。もしかして次の巻くらいで完結なのかな?心のフリー気になるしお父さんに試合のあと何を話そうとしてるのかも気になる!
読了日:03月13日
突然ですが、明日結婚します 7 (フラワーコミックスアルファ):宮園 いづみ
あすかが大きなプロジェクトに参加することになるなか名波はワシントンへ転勤が決まり…遠距離恋愛がスタート。あすかみたいに自分も大きな仕事に関わっていて充実している方が遠距離恋愛は乗り切れるのかもしれないけどすれ違いも大きくなりそうな気もする。このふたりが遠距離恋愛を乗り切れるタイプなのかダメになっちゃうタイプなのかはまだこの巻でははっきり分からなかった。久しぶりに会うとそれがなんとなく分かってくる気がする。
読了日:03月14日
初恋の世界 2 (フラワーコミックスアルファ):西 炯子
小鳥遊の薫に対する色々不愉快だったり不可解だったりする言動は好意の裏返しなんだろう…という気はする。でもそれなら最後に薫が見ちゃったあれはいったい。そんな主人公の事も気にはなるけど、薫の親友たちのこともそれぞれに気になる。不倫してたり、バツイチでちょっと良いなあと思ってる人が全然脈なしだったり、色々あるなあ。そしてそれを親友に洗いざらい打ちあけるわけでもないところもなんか…分かる気がする。それにしてもとくに問題なく幸せそうに見えた中松さんも訳アリそう。旦那さんの不倫とか別居とかかな。
読了日:03月14日
大奥 14 (ヤングアニマルコミックス):よしながふみ
ついに出会った家定と胤篤。次第に心を通わせ仲睦まじい様子。いいなあ。その近くで怒ったり困ったり心配したりしてる瀧山も好きだなあ。そしてなんといっても阿部正弘。かっこよくて惚れてしまいそう。早すぎる死だけど…いままでの自分の人生をひとつの物語にして編んだ時心が安らぐもの…っていう篤胤が家定を慰める言葉にぐっときた。それにしても…幕閣をまとめていた阿部の死によってアメリカとの通商条約や継嗣問題などを抱えるなか堀田正睦の失態や井伊の台頭など今後の幕政が心配な展開。あと家定に子ども?どうなるんだこれから。
読了日:03月15日
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫):三上 延
完結したので最初からおさらい・その①せどり屋の志田が奈緒にかけた言葉や坂口夫妻がお互いを思いやる気持ちにぐっとくる。志田が心配するみたいに栞子が他人をコントロールするようなところは少し怖い。本に関わること以外の時と違いすぎるところも。大輔と栞子のこれからの展開や二人に家に関わるあれこれをこれから順におさらいしていこう。【メモ:夏目漱石「漱石全集・新書版」(岩波新書)/小山清「落穂拾ひ・聖アンデルセン」(新潮文庫)/ヴィノグラードフ・クジミン「論理学入門」(青木文庫)/太宰治「晩年」(砂子屋書房)】
読了日:03月16日
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫):三上 延完結したので最初からおさらい・その②奈緒の妹の読書感想文や大輔の元彼女の父親の遺した本に隠された真実を栞子が解き明かすなか…栞子の妹である文香が触れちゃ駄目という母・智恵子の得体の知れない恐ろしさの一端(ここに出てくるお話だけで充分怖いけど先の巻を知ってると本当に一端でしかない)が見える。【メモ:坂口美千代「クラクラ日記」(文藝春秋)/アントニイ・バージェス「時計じかけのオレンジ」(ハヤカワ文庫NV)/福田定一「名言随筆 サラリーマン」(六月社)/足塚不二雄「UTOPIA 最後の世界大戦」(鶴書房)】
読了日:03月18日
ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫):三上 延
完結したので最初からおさらい・その③この巻からヒトリ書房の井上さん登場。過去に栞子の母・智恵子と何があったかはこの先に出てくるけど栞子が智恵子にそっくりならそっくりなだけ警戒し攻撃的にならずにはいられなさそう。ビブリア古書堂の過去を知る人物としては蓮杖さん(滝野ブックス)もこれからも色々ありそう。「春と修羅」をめぐる「テナルデイ軍曹」の動きは本1冊に対する執念がちょっと怖いと感じたけど「たんぽぽ娘」に思い入れを持つ人の行動にはやったことは駄目だけど理解はできる気がした。
読了日:03月20日
ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫):三上 延完結したので最初からおさらい・その④この巻は丸ごと江戸川乱歩。これ読んで今まで読んだことなかった乱歩をいくつか読んだ。母・智恵子の切れ者っぷりと恐ろしさとよくある親子関係とは違うかもしれないけど栞子に対する並々ならぬ思いが分かるエピソード満載。自分の誘いを栞子に断らせた大輔を見る目…息子を嫁(恋人)に取られた姑って感じ^^;そして井上さんが栞子は智恵子とは違うってわかってくれて良かった。で…栞子の鈍さに振り回されてきた大輔が、とうとう。【メモ:江戸川乱歩「孤島の鬼」「少年探偵団」「押絵と旅する男」】
読了日:03月23日
ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫):三上 延
完結したので最初からおさらい・その⑤大輔の告白への返事を保留する栞子。そんなふたりのもとに舞い込む古書に関する幾つかの依頼。そしてその裏にはあの人の存在が…。ブラック・ジャックに関するエピソードの「なぜ結婚する娘に◯◯を買ってやらなかったのか」というくだりにぐっときてしまった。それにここに登場するリュウ(滝野蓮杖の妹)がなかなかかっこよくて素敵。あと短歌や詩にあまり馴染みがなく手に取ったことのない寺山修司作品がちょっと気になってきた。さてそして…大輔と栞子がいい感じになりつつあるなか…また別の、あの人が。
読了日:03月24日
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫):三上 延
完結したので最初からおさらい・その⑥この巻は丸ごと太宰治。初読から再読の間に太宰作品をいくつか読んだのもあり以前より理解しやすい部分が増えた気がする。栞子や大輔の祖父母の時代の太宰本をめぐる事件が現在まで影響を及ぼしていて…いたるところで人間関係が繋がっていて複雑すぎるうえにちょっと気持ち悪い。それに古書や貴重な本の魅力にとりつかれる人々の行動が怖すぎる。栞子の母・智恵子の生い立ちも分かってきて…あと1冊でどうまとめてるのか気になるし楽しみ。【メモ:太宰治「走れメロス」「駈込み訴へ」「晩年」】
読了日:03月26日
ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫):三上 延シリーズ完結巻。今回はシェイクスピア作品の収められた古書がメイン。海外の古典すぎる作品なので作品自体はまあまあ知ってたものの本の構造や印刷過程や扱われ方なんかは自分の想像がなかなか追いつかないところはあったけど栞子&大輔vs智恵子vs謎の道具商の男・吉原の心理戦というところに引き込まれた。智恵子の母が登場したり智恵子が家を出る原因になった本のことが分かって栞子の様子が変だったり…大輔にとってあまり良くない結末も心の片隅によぎったけど智恵子もある意味大輔のことを認めてくれたみたいだし。まあ良かった。
読了日:03月26日
りすのナトキンのおはなし (ピーターラビットの絵本 10):ビアトリクス・ポター
ピーターラビットの絵本⑩いたずら好きで無礼者のりすナトキンのお話。たくさんのりすさんたちが1匹ぶんのいかだに乗って島に渡る様子がなんとも可愛らしい。ふくろうのブラウンじいさまへのお土産は人間目線だと嬉しいのか嬉しくないのか微妙なものがあって面白い。ナトキンがいたずらしたり無礼な態度をとる度に今回こそ痛い目にあうかも…とハラハラした。ほかのりすさんたちはやめさせようとか思わないのかね…^^;
読了日:03月26日
あひるのジマイマのおはなし (ピーターラビットの絵本 11)の感想:ビアトリクス・ポター
ピーターラビットの絵本⑪自分の卵を自分で抱いて孵したいあひるのジマイマさんのおはなし。明らかに危険そうなキツネに心を許してる場合じゃないよ…とハラハラさせられる。キツネの手からは逃れられたけど…卵が。ケップ(番犬)も助けに来るなら猟犬さんたちにも卵食べちゃダメってちゃんと言っておいて欲しかったよ…(>_<)それでも最終的に新しく産んだ卵を抱かせてもらえて良かった。
読了日:03月27日
「ジンジャーとピクルズや」のおはなし (ピーターラビットの絵本 12):ビアトリクス・ポター
ピーターラビットの絵本⑫黄色いオス猫のジンジャーと猟犬のピクルズのやっている雑貨屋さん。かけ売りでどんどんものを売ってしまった先に待っているものとは。今までのお話に出てきた色んなキャラクターもいっぱい登場するので楽しいけどお人形さんたちがおまわりさんの人形を連れて歩いてたり、どういう世界観なのかな〜とちょっと混乱^^;それにしても…かけでものを買って請求されないのを良いことにお金を払わないなんて泥棒と一緒ではないですか。その後にこのふたりの失敗を教訓にしたようなお店が登場するしたたかさはなかなか面白い。
読了日:03月27日
パリと南仏ねこ歩き―ダヤンのスケッチ紀行:池田 あきこダヤンシリーズの作家・池田あきこさんによるスケッチ紀行、フランス(パリと南仏)編。街中の風景をササっとスケッチしてるなかに色使いとか線の感じとかものすごいセンスを感じさせる。旅の様子を描いた漫画も面白い。そして南仏といっても街それぞれに雰囲気が違うんだなあと気づかされる。そういう色々な場所を車はもちろんだけど電車やバスも使ってどんどん旅を楽しんでいるところがすごい。旅先でスケッチを楽しむコツを画材ごとに紹介したページも面白かった。どうしても写真に頼っちゃうけどササッとスケッチできたりしたら素敵だなあ。
読了日:03月28日
まるごと三味線の本の感想:田中 悠美子,配川 美加,野川 美穂子
夏に受験する試験の楽理問題の参考のために。必要なのは楽器の構造や呼び名、調弦の呼び方などほんの一部だったけど、ついでに楽器や三味線の音楽の歴史と変遷についてもひととおりざざっと読んだなかで…種目ごとに区別されあまり交わらないところから近年は色々なジャンルとも交わるようになったという印象があったけどずっと昔には色々な種目に通じた奏者の人もいっぱいいたのが特定の種目に特化して修行するようになっていった経緯があったところが興味深かった。確かに日本人って一つの道をまっすぐ高いところまで極めるのとか好きだよね。
読了日:03月28日
もっと知りたい歌川広重―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション):内藤 正人
幕末の絵師・歌川広重の生涯と作品を紹介する本。東都名所両国之宵月の橋桁越しの景色っていう構図良いなあ。それと江戸名所百景の亀戸梅屋舗の赤い色も好き。命っていう作品のユーモアセンスにも心惹かれる。武家出身で若い頃は絵師として修行・活動しながらお役目(火消同心)と兼業していたというところが興味深い。広重の凄さや作品の魅力がよく分かる内容だったけど解説やコラムで北斎や栄泉と比較するときに北斎や栄泉を下げるような書き方が所々あるのはちょっとなあ。そういう書き方しなくても広重は素晴らしいし読み手に伝わるはずなのに。
読了日:03月30日
ihana 2017 SPRING & SUMMER (e-MOOK)
写真中心にざざっと。みんなさり気なくお洒落でかっこいいなあ。真似したいけど、なかなか…まあ見るだけだな^^;付録のバッグインバッグは今まで見たことあるラシットの付録もののなかではわりとデザインも作りもちゃんとしてる部類だと思う。ラシットといえば…このなかでも紹介されてるCUBEは形やデザインが可愛くて気にはなってるけど普段荷物が多いからこのちっさいバッグをどう活用するか…という問題がクリアできてなくて手が出せずにいる^^;
読了日:03月31日
針がとぶ Goodbye Porkpie Hat:吉田 篤弘
伯母の遺したレコード、ホテルのクロークに一着だけ残されたコート、遊園地の駐車場に現れる猫、ある半島の小さな村の白い家で四方に砕け散る月、…バラバラのようで繋がっていたりする7つのお話。寝る前のほんのわずかな時間に、一話か二話くらいずつ読み進んで、あ…ここは(この人は)知ってる…と気づくのだったりハッとするような言葉に出会えるのが楽しみだった。とくに表題作と「パスパルトゥ」のそれぞれ最後の一行がすごく好き。
読了日:03月31日
箏と箏曲を知る事典:宮崎 まゆみ箏(こと)と箏曲(そうきょく)の歴史や逸話、音楽理論などについてまとめた本。主にお箏の調弦や箏曲やその作曲者についての調べ物のために手に取ったけど、それはそれとして、一言で箏曲といっても宮廷箏曲(公家)、筑紫箏曲(武家)、当道箏曲(庶民)と時代を経て新たなものが生まれてきたところや、高倉天皇の寵愛を受け平清盛の怒りを買った小督局の悲劇とか、徳川秀忠が娘・和子の嫁入り道具として作った名箏「山下水」のたどった数奇な運命とか、興味をそそられる内容がいっぱいだった。
読了日:03月31日
読書メーター
« 読書の記録2017年2月分 | トップページ | 読書の記録2017年4月分 »
「本/読書の記録」カテゴリの記事
- 読書の記録2017年4月分(2017.05.01)
- 読書の記録2017年3月分(2017.04.01)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント