2008年5月16日 (金)

相討ち対談

母から借りた「婦人公論」5月22日号に載っていた、蜷川幸雄さんと野村萬斎さんの対談を読みました。…いえ、いつもこの雑誌を読んでいるわけじゃなく、萬斎さんが載っていたからってことで、母が「読む?」って感じで持ってきた、という…。

現在シアターコクーンで上演中の『わが魂は輝く水なり』についてのお話…は、それほどなくて、でもとても興味深く、楽しく読みました。
『オイディプス王』のときのお話は、実際に観たお芝居なので、対談のなかで話題にのぼた、血糊の登場するところを思い出したりして…。狂言にはない、血みどろになって演じるとか、流動物(液体とか)を使ったお芝居についての萬斎さんの「狂言では、ないものをあるつもりでやっているけれど、それが実際にあったらもっと乗れるじゃない?」という考え方も面白いというか…、演じることや、それを人に見せるということについての貪欲さみたいなものを感じて、やっぱりすごい人だなぁと思ったりしました。
また、対する蜷川さんのパワフルさとか…、もう充分すぎるくらいなのに、まだまだ…という感じで、ちょっとでもいい仕事をできないかな、と考えているところや、新しいものを求める姿勢がすごいな、と思います。

来週末、そんなおふたりの演出家と俳優として2度目のお仕事となる、『わが魂は輝く水なり』を観ます。いいタイミングで非常に興味深い対談を読むことが出来て良かったです。

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2008年5月15日 (木)

いま見てる(2008春)

連ドラ、レビューはほとんど(というか全く)書いてませんが、書かないと決めたら、結構気楽に色々見てます。

月曜9時・フジテレビ系「CHANGE」
 SMAPの木村くん扮する小学校教師が政治の世界に飛び込み総理大臣に…というお話。この間始まったばかりですが、第1話を見た感じでは、テンポよく見られてなかなかよさそうかなぁと思いました。木村くんは演技をしているときに、あぁこういう人いそうだなぁって思わせる、なにか、特別な力があるみたいで…すごくいいなぁと思います。ばりばりなキャリアウーマンを演じている深津絵里さんにも注目したいです。

火曜9時・フジテレビ系「絶対彼氏」
 渡瀬悠宇原作コミックスのドラマ化。イケメン恋人型ロボットを、速水もこみちくんが演じています。カッコいいけど…やっぱり変(笑)。恋愛にうとい主人公を演じる相武紗季さんの可愛さと、彼女の上司役・水嶋ヒロくん演じる創志の微妙な関係っていうか…その辺にドキドキしつつ毎回見てます。そして次第に感情を持ち始めるロボット。この先もかなり気になります。

火曜10時・日本テレビ系「おせん」
 頑なに、昔ながらのやりかたを守ろうとする老舗料亭・一升庵が舞台の人情ドラマ。女将のおせんを演じるのは蒼井優さん。「フラガール」や「花とアリス」など…私のなかでは映画女優さんっていうイメージだった彼女をドラマで見られるっていうので、始まる前からかなり楽しみにしてました。とにかく…おせんの可愛らしく、美しいこと。とても和服が似合います。なんだか…一升庵の周りだけ時間がゆっくり動いてるみたいな…不思議な感覚がたまらなく心地いいです。大泉洋さんがゲストだった今週は、おせんの作るすき焼きがほんとに美味しそうでした。

水曜10時・日本テレビ系「ホカベン」
 上戸彩さん演じる理想に燃える新米弁護士・灯(あかり)が、現実とのギャップに苦しみながら成長していこうとするお話。理想はすごく高いんだけれど、知識だったり色々なことが追いついていってないという、それが見る側にもかなりもどかしいです。そんな彼女を醒めた目で見て冷たいことを言う上司・杉崎を北村一輝さんが演じています。突き放したような態度をとりつつも、いつの間にかポロっとフォローするようなことをついつい言ってしまって、「あぁまた~」って感じのしぐさをするところがたまらなく好きです(笑)。

結構…月9以外は、すごく話題になっているものは外しているんですよね…。でもまぁそれでも、自分の好みにぴたっと来るものがかなりの数あったのは嬉しいですね。

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2008年5月14日 (水)

かざうた

KazautaGWに尺八奏者・藤原道山さん(と、マリンビストSINSKEさんの)ライブに行ってから、車で家で…とヘビーローテーションで聴いているアルバム。かなり良いです。

藤原道山
「かざうた」
 1 月の鏡
 2 はじまりの音
 3 もらい泣き
 4 かざうた
 5 水の影
 6 光
 7 東風(こち)
 8 四季
 9 島唄
10 花
11 春告鳥

なんか…このアルバム、すごすぎる!
尺八の音が…ほんとに清々しくて表情豊かで…、癒されるというのもありますが、心躍る感じとか、胸に突き刺さるようだったりとか、ほんとに色々な感情を呼び起こされます。
それから、プロデュースが一青窈さんなどの楽曲を手がける武部聡志さんということもあり、ポップス的な親しみやすさを持ち合わせていて、非常に耳に心地よく、聴きやすいアルバムじゃないかなぁと。
「月の鏡」や「光」といった道山さん作曲でなおかつ尺八だけとかピアノ伴奏だけの曲は、尺八の音色がしみじみとしていて、尺八+ピアノ+チェロで演奏される「水の影」も、それぞれの楽器がみんな魅力的な音色で、思わず聴き入ってしまいます。
「はじまりの音」は、朝イチで聴くのにぴったりなワクワク感があって、「かざうた」は…今朝家を出るとき雨が降っていて、そんななかで聴いたらこれまたぴったりで(とくに最初のピアノのところが)、梅雨時や秋のしっとりした空気に合いそうだなぁなんて思いました。この「かざうた」と「花」はヴォーカル入りになってますが、人の声ってやっぱり微妙なニュアンスとかを伝えるのにすごく向いてるなと感じますが、道山さんの尺八の音色が同じメロディをどんな風に表現しているのかな?というのを聴くのもまた、興味深いです。
「島唄」「もらい泣き」という一般によく知られたこの曲たちも、歌声が入っていないからといって寂しさなんてまったく感じない、尺八の音色を聴くだけでもおなかいっぱいの気分になってきます。
あとすごくカッコイイのが「東風(こち)」。ノリが良くて、聴いてて楽しい曲。それに尺八はすごく、色々なタイプの音色を使い分けていて、道山さんが尺八っていう楽器のことを知り尽くしているからこそのことだろうなぁなんて思いながら聴くと、ますます興味深いです。最近は道山さんのブログをチェックするのが日課みたいになっていて、この間は過去の記事までずーっと遡って読んでいて、この「東風」はライブでは色々なバージョンで演奏されてきたということが書かれていて、きっとライブで共演する楽器だったり、その楽器を演奏する人によって少しずつ違いがあったんだろうな、と思ったりしました。この間のまつもと市民芸術館でのライブ、ホールのHPで事前に発表された演奏予定の曲にはこの曲が入っていて。実際には演奏されなかったわけですけど…もしかして、マリンバと演奏するバージョンっていうのもアリだったんでしょうか。だとしたら、それはそれで聴いてみたかった気がします。

で…私、実はこの間のライブとか、その前の日に参加したワークショップをきっかけに、自分でも尺八をどーしてもやってみたくなりまして。近所の楽器店で紹介して頂いた尺八の先生にお会いして、本当に尺八をはじめることになりました。ここまでちゃんと行動に移したのは、たぶん最近にはあまりなかったことです。
というわけで、いま我が家には先生からお借りした尺八があります。とりあえず、音を出せるようになったらお稽古が始まる予定なので、その、音の出る息の出し方だったり体の感覚を今は掴めるよう、自主練習中です。
…で、何が言いたいかというと。
今まで、きれいだなぁとかカッコイイなぁとか、ただただ聴いているだけだったのが、自分で音を出す努力をするようになってから道山さんの演奏する尺八の音を聴くと、その音色だとか色々が、どれだけすごいことなのか…というのを肌で感じているここ数日で、どうしてこんなすごい音が出るんだろう?と…驚きと尊敬、感動でいっぱいになっています。
「ほんっとにちょっとですけど、尺八吹けるんですよー」というレベルでいいから、人に言えるくらいにはなりたい、それが今の私の目標です(笑)。

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2008年5月13日 (火)

クラシックミステリー『名曲探偵アマデウス』事件ファイル#6 ドビュッシー「前奏曲集」~皿の上のミステリー~

Amadeusさて今回はドビュッシーのピアノ曲です。

クラシックミステリー『名曲探偵アマデウス』
事件ファイル#6 ドビュッシー「前奏曲集」~皿の上のミステリー~

新しい芸術が次々と生まれた19世紀末フランス。美術の世界では印象派が、光や色彩をとらえた、新しい絵画を生み出したように、ドビュッシーも、自らの感性がとらえた音を、それまでの音楽的常識を打ち破り、色彩豊かな、叙情的な響きを生み出しました。多彩な響きによって、クラシック音楽に新たな地平線を開いたドビュッシー・前奏曲集の秘密に迫ります。


依頼人は、フレンチレストランのシェフ。開店以来閑古鳥の鳴いている店を立て直そうと、フランスでの修行時代の師匠に相談したところ送られてきたメニューの謎を解いてほしい、と天出を訪ねてきました。

送られてきたメニューとは次のようなもの。
            ↓
    前菜…風にそよぐ小船の帆
    スープ…亜麻色の髪の乙女
メインディッシュ…音とかおりただよう夕暮れ
    全てを鐘の音のごとく響かせよ 

このメニューを見た天出は、ピンとひらめきます。これはドビュッシーの「前奏曲集第一巻」のことを言っている、と。そこでシェフの作った料理を試食しながら、それぞれの曲が持つ特長から、師匠が伝えたいことを推理していくことに。

 まず前菜「2.帆」。全音音階による独特の響きで、浮遊感や終わらない感覚を表現しています。ドビュッシーはこの音階をパリ万博で耳にしたインドネシアの音楽をもとに思いついたのだとか。この曲から師匠の伝えたいことを考えると、常識や伝統にとらわれない斬新なものを作りなさいということだと、天出は推理するのでした。
 次はスープ「8.亜麻色の髪の乙女」。変ト長調のこの曲、7音で構成されるべきところを5音で構成されています。スコットランド民謡でも用いられる音階ですが、日本の演歌・民謡でもよく用いられる、日本人の耳にもなじんだ音楽。単純な響きから生み出される多彩な音楽。ここから天出は、料理には足し算ばかりではなく引き算も必要なのだ…というメッセージが込められていると推理します。
 そしてメインディッシュ「4.夕べの大気にただよう音とかおり」。音に表すことの難しい色彩や香りを、ドビュッシーは五感を研ぎ澄ませ、この曲の中で表現しています。ここから天出は、自分の感性を大切にしなさい、というメッセージを読み取るのでした。
 最後に書かれた「すべてを鐘の音のごとく響かせよ」=「10.沈める寺」。神によって沈められた寺の伝説をモチーフに書かれた曲。左手で奏でる低音部分は、ペダルづかいでひとつひとつの音が微妙に混ざり合って、なんとも言えない不思議な響きです。ここから、依頼人の師匠は「ひとつひとつの料理が斬新さ、シンプルな中にある奥の深さ、そして自らの感性を大事にした、素晴らしいものであることは当然として、そのひとつひとつに調和が取れて、統一性があることも重要である」ということ、そして、伝統や固定観念にとらわれず新しいものを生み出そうとする努力…修行時代の必死さを思い出しなさいという…「初心忘れるべからず」というメッセージを、依頼人に示して見せた天出でした。

…ドビュッシーが活躍した時代、美術・音楽をはじめとした芸術の世界では、“印象派”と呼ばれる人々が、自らの感性を形にするべく、それまでの伝統的なものの殻を打ち破る努力を惜しみませんでした。そんな人々の心意気を感じさせられる回でした。

次回はモーツァルトのピアノ協奏曲です。ついに天才モーツァルトの登場ですね♪(意味不明…)。


天出臼夫…筧利夫
響カノン…黒川芽以
飛石蔵人…梶原善

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2008年5月12日 (月)

母の日ケーキ

Cakemothersday母の日に買って帰ったケーキ。買い物とか色々あって、松本まで出かけたので、めずらしく松本パルコで5ホルンで。
テ・ヴェールとイチゴ・タルト。
テ・ヴェールは抹茶味のムースと大納言小豆が使われた、春だけのメニューだそうです。両親が一個ずつ食べるぶんしかなく、私は食べてないんですが、甘さ控えめでさっぱりした味だそうです。
それから…イチゴ・タルトは、お店で見たとき、パッと見がもう鮮やかな赤い色がほんとに美味しそうで…「これは買わなくちゃ!」と思いました。アーモンドタルトの上に、大粒のイチゴがごろっと乗っていて…見た目にはかなりヘビーですが、これもまたタルトがしつこすぎず、イチゴと2種類のベリーの酸味がいいバランス。見た目でも楽しいですが、味でも楽しめました。
Rollcakeこれで終わらない、ケーキの話。
じつはこの日、ケーキの貰い物が2件重なりまして…3本のロールケーキが我が家にありました。
母の日の翌日は朝食がロールケーキ、帰ってきて夕食後のデザートもロールケーキ…ウッ……。どれも美味しかったんですけど、なんか…。
もう当分ケーキ(とくにロールケーキ)は結構です…(苦笑)。

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2008年5月11日 (日)

大河ドラマ『篤姫』―大奥入城

Atsuhimeさて、とうとう舞台は大奥へ!
家定との衝撃的な(?)出会いもあるようです。

大河ドラマ『篤姫』
―大奥入城

婚礼を間近に控え、篤姫はうとう江戸城に入ることに。大奥の広大さ、豪華絢爛(けんらん)な調度の数々、膨大な数の奥女中たち…。篤姫には、すべてが新しく驚くことばかりでした。
また家定の生母・本寿院や千人を超える女中たちを取り仕切る御年寄の滝山らと顔を合わせた篤姫は、姑(しゅうとめ)にあたる本寿院には嫁として当然のことと考えて下座からあいさつをしたり、これまでの非合理的なしきたりを変えようとして、大奥の女中たちには風変わりな姫とうわさになっていくのでした。しかしながら夫となる将軍・家定には会えぬまま日が過ぎ、一方で幾島は家定にお志賀という側室がいることも知ってしまいます。
一方、伊豆の下田にはアメリカ領事のハリスが到着し、家定に謁見(えっけん)を申し入れるなど活発な外交交渉を開始。こうした事態に対処するため、家定の次の将軍を選定することが急務であると斉彬や阿部正弘は考えますが、彼らの動きに対して井伊直弼は警戒を強めるのでした。
…そんなある日、篤姫は大奥の庭で真剣にかくれんぼをして遊んでいる男を見かけます。そして、その男は女中たちに「公方様」と呼ばれていて…。

さて…ついに大奥へ入った篤姫ですが、さすがというべきか、その器の大きさ・肝の据わったところを見せてくれましたね。まぁでも…大奥のしきたりに度々「こうした方が良かろう」と言われるほうは、ほんとにストレスでしょうね…。とくに今回は、宮地雅子さん演じる初瀬。今度はなにを?っていう不安そうな表情に、なんだかかわいそうになっちゃいました…。ただ、古くからのしきたりだからといって変えないのではなく、変えた方がいいことはどんどん変えていくという…その、物事を真っ直ぐ見る目にはやっぱり驚かされもし、そして感心させられます。
で…婚礼までお目通りは叶わないという話だった、家定。そんな彼と、篤姫はほんとに…衝撃的な出会いを。いい歳をして…あんなに真剣にかくれんぼをしている人が将軍とは。何も知らない篤姫とは違い、暗愚だ何だと噂を耳にしていた幾島でさえもかなりの驚きだったのですから、篤姫の衝撃はいかばかりだったか…。
また、姑となる本寿院と篤姫の関係、大奥を取りしきる滝山と幾島の対決、側室・お志賀の方との関係など…大奥の中だけでも、かなり色々ありそうで、この先が楽しみのような、こわいような…(笑)。

で、それと同時に、ハリスが家定への拝謁を願い出るなどの動きによって、次期将軍への水面下での対立が幕府内でもあって…大老・井伊直弼たちをはじめとする、慶福を推す紀州派と、斉彬や斉昭らによる一橋慶喜を押す一橋派。この権力争いが、この先の幕末に向けての波乱にも繋がっていくのと同時に、大奥へもその影響は及ぶわけで…こちらの動きも今後まだまだ目が離せないというところですね。

そして薩摩。小松家へ婿入りしてお近と夫婦(めおと)になり仲睦まじく、領主としても上手くやっている尚五郎。しかし、そんな恵まれた日々を送りながら、この時代が激しく動くなかで、江戸を離れた自分はのうのうと生きている、そんな自分を時々死んでいるように思う、と大久保にこぼします。
薩摩にいることが、のうのうと暮らしているとばかりは限りませんが、どこか…物足りなさというか、自分のいるべき場所はここじゃないかもしれない、という漠然とした疑問があるのかもしれません。しかし、そんな言葉を聞いてしまったお近は、やっぱり複雑ですよね…。江戸行きが決まったとき、本当に喜んで希望に満ち溢れていた尚五郎を知っているだけに、それを応援したい気持ちはあるものの、やっと手に入れた穏やかな日々も手放したくない…のだと思います。おそらく…それでも、夫である尚五郎のやりたいことを見守っていくのがお近なんだろうと思いますが…。

この先、あっちもこっちも目が離せないですね!

篤姫…宮﨑あおい
徳川家定…堺雅人
本寿院…高畑淳子
お志賀…鶴田真由
幾島…松坂慶子
滝山…稲森いずみ
初瀬…宮地雅子
島津斉彬…高橋英樹
徳川斉昭…江守徹
松平慶永…矢島健一
阿部正弘…草刈正雄
堀田雅睦…辰巳拓郎
井伊直弼…中村梅雀
小松尚五郎(帯刀)…瑛太
お近…ともさかりえ
西郷吉之助(隆盛)…小澤征悦
大久保正助(利通)…原田泰造
福本…佐々木すみ江

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映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』

Bokutochuzai700dayswarことし映画館で観る35作目は、こちら。
地元で上映されるときに観ようと思って前売券買いましたが、上京ついでに観てきました。

映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』

1979年、とある平和な田舎町。ママチャリ(市原隼人)率いる「ぼくたち」7人は、気ままな高校生活を送っていました。ぼくたちがする事と言えばママチャリが考えるイタズラ。ところが、そんなぼくたちのイタズラに怯まない駐在さん(佐々木蔵之介)がやってきて…ママチャリを熱くさせてしまったのでした。しかも、駐在さんには、町一番の美人妻(麻生久美子)がいることも、ぼくたちには我慢がなりません。かくして田舎の町を舞台に駐在さんとぼくたちのしょうもない戦いが始まり…。

あー笑った…。
くだらないイタズラばっかりしている高校生と、それに対抗しようとする駐在さんのドタバタ、そして最後にはちょっとホロリとさせられるお話。
“ぼくたち”が考えるいたずらが、ほんとに、しょうもないんだけれど、そのしょうもないところがまた…くだらないなぁと思いつつ、微笑ましくて笑ってしまうという。
で…佐々木蔵之介さん演じる駐在さんも、そんなことしちゃっていいのかなぁ…と思うようなことをやっちゃったりして、おいおい…と思わずツッコミを入れたくなってしまいます。
ママチャリたちは、けっこう最後の方まで駐在さんのことを、ただ煩いと思っている感じですが、駐在さんの方は、まぁ表にはっきりとは出てこないながら、彼らのことを思っている気持ちがちょっと垣間見られたりして…ちょっとあったかい気持ちになります。

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2008年5月10日 (土)

『日本語を読む』Aプロ『星の王子さま』inシアタートラム

Theatertram先月に続き、東京へ。世田谷・三軒茶屋です。今までパブリックシアターではよく、萬斎さんの舞台を観てましたが、シアタートラムは初めて入りました。初体験の感想としては…何度か行っている、まつもと市民芸術館の小さいホール(小ホールとか実験劇場)と雰囲気が一緒で、初めての場所なのに、なんだか…初めてという感じがしませんでした。

『日本語を読む』~リーディング形式による上演~
Aプロ『星の王子さま』
inシアタートラム
作:寺山修司 演出:今井朋彦
出演:上田桃子、内田淳子、久世星佳、千葉哲也、ともさと衣

内容としては、サン=テグジュペリの『星の王子さま』を元にした…でも本物の王子さまとかは出てこない感じの…もっとリアルな、日本の、東京が舞台で…という感じのお話(上手いこと表現できないのですが)。この戯曲を、普通のお芝居としてではなく、朗読劇風に演じていました。

あの『星の王子さま』は、小学生のころに初めて読んで、それからも何度となく読み返した内藤濯さん訳のとか、あと2~3年前に出版された池澤夏樹さん訳のも読んだことがあって、私の読書人生(?)のなかでも、いちばん長く関わってきた作品です。

…舞台は、なんだか訳あり…というか変てこなホテル。宿帳には名前ではなくヒツジの絵を描く、とか。で、そこにこれまた訳ありな親子が部屋を借りにやってきて…という感じで物語りは進みます。
なんか『星の王子さま』に出てくるものを、ちょこちょこ出してくるのが面白かったです。
今回見た役者さんたちはみんな初めて見る方たちでしたが、私の個人的な好みでは、宿の女主人役の内田淳子さんが、声の感じとかが心地よくて好きだなぁと思って…上手な方だなぁとも思いました。
また千葉哲也さんも、台本でいうト書きの部分と、訳あり親子の親のほうに迫る点燈夫の星役でしたが、点燈夫の星は、なんか危うい魅力?みたいなので…ちょっとドキドキしてしまいました。

そんなこんなで見所はいっぱいあったんですけども、こういう形式に慣れていないせいか、途中でなんども、意識がガクッと途切れそうになって…というか気持ちよくなりすぎみたいな…(笑)。
つまんないとかではないんですが、ちょっと長い時間は無理かも、という。上映時間は休憩なしの1時間程度ですが、この長さが限界じゃないかなぁと思いました。

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