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2006年8月 3日 (木)

映画『シャイン』onDVD

Shineここ最近はASKAさんの「シンフォニックコンサート」とか
「のだめカンタービレ」とか、フジ子・へミングさんとかの
影響でクラシック音楽を聴くのが好き。そんな私が近頃、もういちど観たいなぁーと思っていた作品がこちら。


映画『シャイン』 


少年時代からピアノの才能を発揮していた、デイヴィッド・ヘルフゴッド。父親の反対を押し切りロンドンの王立音楽学校へ留学、パークス教授に師事した彼は、幼い頃から憧れ続けたラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」をコンクールで演奏することに。猛練習の末、本番に臨んだのですが、演奏直後、ステージ上で倒れて病院へ運ばれ・・・。実在のピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴッドをモデルにした作品。


映画の中で使われているラフマニノフのピアノ協奏曲が悲し気で優しくて、でも激しくて・・・孤独とか、高圧的な父親との関係とか・・・そういう雰囲気と重なり合って映画の中の世界へ引っ張り込まれていくような感じです。父親のことが好き、けれど恐れる気持ち、反抗したい気持ちのあるデイヴィッド。息子のことを愛しているのに、いや愛しているからこそ厳しく頑固になってしまう父親ピーター。お互いを思う気持ちはあるのに感情がすれ違うさまが切なくて、すごくもどかしいです。また、後半のリサイタルのシーンでは思わず涙してしまいました・・・もらい泣きです・・・。ここで演奏されている「ラ・カンパネラ」、最後の部分が少しという感じでしたが激しくて力強くて、もう少しちゃんと聴きたいなぁと思いました。
映画を見終わってから、ラフマニノフのピアノ協奏曲を聴きたくなって、映画で使われていたのは第3番でしたが、第1番も第2番も第4番も含めて一気に聴いてしまいました。
Piacon_1ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集(第1-4番)
ピアノ:ヴラディーミル・アシュケナージ
ロンドン交響楽団
指揮:アンドレ・プレヴィン
やっぱりいいなぁーと改めて思いました。なんというか・・・ロマンティックで、でも激しくてドラマティックでかっこいい。私が一番好きなのは第2番なんですが・・・最初に聴いたとき「クラシックってこんなかっこいいものなんだ!」っていう驚きと感動でちょっと鳥肌立つくらいでしたもん。

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