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2006年10月29日 (日)

魂のピアニスト。

Fujikobook 図書館の音楽関係の棚で見つけた本。

フジ子・へミング著 『魂のピアニスト』

日本人の母とスウェーデン人の父を持つピアニストのフジ子・へミングさんが自ら語る、その人生。

小澤征爾さんのエッセイを読んだときにも感じたんですが・・・音楽をする人って表現することを仕事にしているからか、すごく文章に人をひきつける力を持っているなぁと感じました。なんというか・・・文章からパッとその風景が浮かんでくるようで。それって音楽を聴いているときの感覚にちょっと似ているな、と思います。それに、フジ子さんが結構喧嘩っ早いというか気が強いところが、ちょっと笑えちゃいました。そして、お母さんを思うときの、後悔だったり愛情だったりそういうところには感動させられます。また、絵日記がすごく素敵です。絵を描き込んでいたり、新聞かなにかの切り抜きや写真が貼ってあったりして、センスの良さが感じられます。

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コメント

フジ子さんは、厳しくていつも怒ってばかりの強烈なお母さんに反発したりしても、お母さんの母性的な愛情を求めていたらしいですね。
お母さんの激しい言葉が、実はお母さんなりの愛情表現だった。
お母さんに対するフジ子さんの“しんどさ”は私も「わかるなぁ」と思ってしまいます。
下北沢にいらっしゃったらフジ子さんのお店(?)おすすめです。
私が行った日は開館してませんでしたが、建物の外観がアートだなぁと思いました。

>ななおさん
お母さんが自分を愛してないわけじゃない、とわかっていても
つらいでしょうね。
へ~下北沢ですかぁ。機会があればぜひ行ってみたいです♪
最近なかなか東京へ出かける時間がないのですが・・・。

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