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2006年11月17日 (金)

風の墓碑銘(エピタフ)。

Epitafwinds本屋さんで見つけ、「おっ久しぶりにこのシリーズ!」と嬉しくなり手に取ったのがこちら。

乃南アサ・著
『風の墓碑銘(エピタフ)

東京・下町の住宅街。古い住居跡から見つかった3体の白骨死体。そしてその家の持ち主である徘徊老人の撲殺事件。中年刑事・滝沢保と、女性刑事・音道貴子。真夏の下町をひたすら歩き捜査するふたりがたどり着いた、信じがたい結末とは…。久々の名コンビ復活。

数週間前に、地元新聞の書評欄に乃南アサさんのインタビューが掲載されていました。ちょうど、この話を読もうとしていたところだったので、いいタイミングだなぁ~と思いながら読みました。「滝沢という登場人物は、書いている私はあまり好きではないのに、読む人は結構、滝沢のことを気に入っている人が多いようだ」というコメントがあって。恥ずかしながら私もそのひとりだなぁなんてことを思いました。いいなぁと思い始めたのはシリーズ2作目の『鎖』という話のとき。大変な状況に陥った貴子を、救うために必死になる姿が良かったですよ。それも、貴子の人を惹きつけてやまない魅力がなせる業でしょうか。…確かにこの人と仕事するのって、特に女性としてはちょっと辛いものがあるなという気はします。なんか、意地悪だなぁと思ってしまうし、無神経そうだし。でも小説ってよく出来ていて、そんなちょっと鼻持ちならない中年オヤジの心の中とかのぞけちゃうわけですよ。だらしないばかりなのかと思いきや、男手ひとつで3人の子供を育てただけあるなって思わせるところもあるし、なにより貴子のことを女性としてはちょっと苦手意識みたいなものを持ちながらも、刑事としてはすごく買っているところなんかが読んでいて好感が持てるような感じ。
さて事件の方は、真相にたどり着くまでに様々な障害が待ち受けていますが、次第に見えてくるものが、見えそうで見えない。あ。見えてきたかな?でもまだ…とじりじりさせられますが、そこがまた、読み始めたらやめられなくて、たまりません。たとえていうなら、気持ちのいい気持ちわるさ?みたいな。だからこそ見えたときのパっと目の前の霧が晴れたみたいな心地よさもありますね。…真相は、決して気持ちのいいものとは言えないかも知れませんがね…。

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» 風の墓碑銘(エピタフ) [<花>の本と映画の感想]
風の墓碑銘(エピタフ) 乃南アサ 新潮社 2006年8月 工事現場から白骨死体が、発見される。その貸家の持ち主の老人は、認知症で、徘徊をくり返していたところ、撲殺されて発見される。音道、滝沢は、コンビを組んで捜査することになる・・・・・・・・ 「凍える... [続きを読む]

» 『風の墓碑銘』 [blog mr]
 乃南アサ。新潮社。  俺の場合、数年に一回くらい、親に教えてもらったら当たりだった、という作家がある。  それに気づいたのは 90 年代前半に高橋克彦の話を聞いたときだったが、今世紀ではこの乃南アサ。  正確に言えば、小説を紹介されたのではなく、『凍える牙』を NHK が天海祐希・大地康雄でドラマ化したのを、たまたま帰省したときに見せられた (しかも再放送) のだが、そのときに「すげぇ」と思った。  で全部読んだ、と言えば、俺もすごいのかもしれないが、そこは枕元に積ん読の山がすぐにできるタチ... [続きを読む]

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