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2007年1月 7日 (日)

宇宙。

Holsttheplanets

朝起きたら、昨日あれだけ降ったというのにまだ、小雪がちらついていました。今日は久しぶりに、図書館にでも行ってこようかなぁと思います。本屋さんで買うのもいいんですが、お金もかかるし、読み終わった本がどんどん溜まってしまうし…。 

…さて。わりと最近買った、クラシックのCD。

ホルスト
組曲《惑星》

演奏 シカゴ交響楽団、合唱団
指揮 ジェイムズ・レヴァイン

この組曲が作られた頃、まだ冥王星は発見されていなくて、海王星までしか曲はありません。そして、その冥王星は昨年の学会で格下げになり、惑星ではなくなってしまったので、再びこの組曲どおりになったわけですねぇ…。
第1曲火星-戦争をもたらすものは、なんというか、はるか向こうから得体の知れない何か大きなものが攻め入ってくるような、そんな不安げなイメージがあります。
そして比較的穏やかな金星・水星のあとの第4曲木星-快感をもたらすものは平原綾香さんの歌う「Jupiter」でもお馴染みのメロディが登場します。目の前に宇宙の広がりを感じさせるようなそんな曲ですね。それに続く第5曲土星-老年をもたらすものは途中にある鐘の音(平和の訪れをあらわしているそうです)がとても印象的です。第6曲天王星-魔術師はリズムが面白いなぁと思いました。で、だんだん盛り上がっていって最後に“ババーン!”って感じで終わっていくのが気持ちいいなと思いました。そして、第7曲海王星-神秘をもたらすものは、太陽系の中でも遠い遠い存在だったこの星の謎に満ちた雰囲気で作られているそうです。ホルストの時代(1874-1934)にはもちろんのこと、現在でも、私たちの頭上はるかかなたに広がる宇宙は謎の多いもので、そういう神秘というか、なかなか見えてこないものがあらわされているような気がしました。

ちなみに、ここで紹介しているレヴァイン盤は、わりあい、人気の高いものだそうです(私にはまだそういう違いがよく分かってないのですが…)。そして演奏がシカゴ交響楽団。たしか、小澤征爾さんがエッセイで、アメリカのオーケストラは、共通して技術が高く出す音が大きいと書かれていたのを思い起こし、この曲はこう、ドーンと盛り上がったりするところが多いので、そういう特徴のあるオーケストラが演奏するからこその良さ、みたいなのがあるんじゃないかなぁ…と漠然と思いました。

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