2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

おしらせ

  • 2007.1.23
    ページトップとプロフィールページに、トラックバックに関するコメントを追加しました。

おさんぽクマさん春の庭

  • わーい
    春の陽気に誘われて、クマさんもおさんぽしてみました。

2007年春の訪れ

  • 綿帽子
    2007年、春の風景を集めてみました。

ほんだな

無料ブログはココログ

« ヨコハマ映画祭。 | トップページ | 映画『リトル・ミス・サンシャイン』 »

2007年2月 5日 (月)

ヨコハマ映画祭(のつづき)『ヨコハマメリー』他

Yokohamamerry_1今回、ヨコハマ映画祭では3つの作品が上映されました。そのなかで、初めて観ることになったのは『ヨコハマメリー』。
※注意※
今回のみ、映画の感想はネタバレとさせて頂きます。
まだ観ていらっしゃらない方はご注意を。
なお、『フラガール』『ゆれる』については、以前ネタバレなしの感想記事を書いています。ネタバレNGの方はそちらをご覧ください(作品タイトルからその感想記事へ飛びます)。

『ヨコハマメリー』
(ベストテン6位、新人監督賞・審査員特別賞)
ヨコハマの人々に、“メリーさん”と呼ばれた白塗りの娼婦。
彼女を知る人々の様々な証言をもとに綴られる、真実の物語。

メリーさんを慕う、シャンソン歌手・永登元次郎さんの物語という感じでした。
横浜の街に暮らしたメリーさんは、その外見だとか生き方で、独特の雰囲気があったのだろうなと思いました。途中までは、メリーさんを知る人々がそれぞれ彼女のことを語るわけですが、そのエピソードを聞きながら自分のなかにメリーさんという人を想像の上でですが作り上げていくような感覚でした。
そして、横浜の街からいなくなったメリーさんを永登さんが探しにいく…というのが最後。嬉しそうに元次郎さんの歌を聴く、かつてメリーさんと呼ばれていたひとりのかわいらしい女性がスクリーンに登場したそのとき…あぁ私もメリーさんにようやく会えた、と思いました。再会したメリーさんと元次郎さんが手を取り合って佇む姿、やがて歩き去るふたりの後姿がなんとも言えず…観終わったときにも感じた不思議と温かく切ない気持ちが、いまこの文章を書いているその瞬間にもジワジワと湧き上がり、時間が経てば経つほどその感動は大きく育っていくような気がしています。
あぁどうして、この映画が松本で上映されたとき観にいかなかったんだろう、もっと早く観たかった、と思いました。今回の映画祭に行かなかったら、観る機会もなく過ぎていった
かもしれません。そうならなくて、ほんとに良かったと思いました。
感動する映画はいっぱいあるけれど、その殆どは観ているときと観終わった直後が一番感動が大きいような気がします。しかし…こんな風にしてあとからあとからその感動が大きくなる映画ってあまりないんじゃないかなぁと……長く長く、心に残る作品になりそうです。

Fulagirl『フラガール』
(ベストテン2位、主演女優賞)
炭鉱の町で持ち上がった、ハワイアンセンター建設計画。炭鉱娘たちがフラダンサーに…!

最初に観たときよりもたくさん笑いました。とくに、岸辺一徳さんのぶち切れたところと「…なんだゼィ」ってところが、もうおかしくておかしくて。松雪泰子さんが銭湯に乗り込むところも笑えるし、勢いがあって好きです。そして、何を見ても泣いてしまうほど、たくさん、たくさん泣きました。松雪さんと蒼井優さんのダンスがやっぱりすごかったです(正確にはタヒチアンダンスというそうです)。あとは…しずちゃんですね。父親が炭鉱での事故で犠牲になったことを知り、それでも「躍らせて欲しい」と泣きながらいう、その表情。その父親の死に目に会えず、声を上げてなく姿。切なくて悲しくて、涙が止まりませんでした。そうしたらさっき、NHKにしずちゃんが出演していて、フラガールのダンスシーンが紹介されていて、もうそれだけで泣きそうでした。また、冨司純子さんがリヤカーを引きながら「ストーブ貸してください」というシーン。今思い出しても涙が出そうです。

Yureru_1『ゆれる』
(作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞)
渓谷に出掛けた兄と弟。一緒に出かけた女性がつり橋から転落死。そこに居合わせた兄は逮捕され、弟は兄の無実を信じ救おうと…。

いや…やっぱりすごい。2回目なのに、1回目と同じくらいにどきどきして感情が「ゆれる」のを実感しました。面会室でガラスをはさんで向き合う香川照之さんとオダギリジョーさん。緊張感に震えました、香川さん演じる兄がとくにこう…ゾッとさせられるような怖さを持っていて、怖いのに目を逸らせませんでした。オダギリジョーさん演じる弟は、…色々考えさせられました。兄のような生き方はつまらないし、どこかそうなりたくないと思ったりしながらも、兄は自分を信じてくれている、分かってくれている、と思っていたものが、事件をきっかけにその、兄という人が分からなくなって、心の中の揺らぐことのないはずだった“支え”がぐらつく感じ…というのを思いました。私自身が長女だからなのか、兄のような心境ってなんだか共感に近いものを感じました。


どの映画もとてもすばらしく、観たことを「幸せだ!」と思える作品ばかりです。
いい映画にめいっぱい浸れる、いい1日になりました。

« ヨコハマ映画祭。 | トップページ | 映画『リトル・ミス・サンシャイン』 »

映画」カテゴリの記事

コメント

『ヨコハマメリー』、りみっとさんのレビューを読んで、ますます観てみたいな~と思いました。
今日、NHKのスタジオパークで、しずちゃんが久々にフラを踊っているのを見て、一度身に付いたものは体の記憶に残っているものだなぁ~と感心しました。
フラのやさしいなめらかな動きと、激しいタヒチアンダンス、とっても感動しますね。

りみっとさんの感想を読んで、私も映画を思い出し、再びメリーさんに思いをはせました。
ちょっと今、涙目です・・・

私もメリーさんを実際に見ていた横浜市民のひとりですが、当時は変なおばあさんだな、と思いつつも町の風景の中で日常の一部として捉えていました。

その彼女がどんな人生を歩み、この町に行き着いたのか・・・ということにしみじみとふれ、戦後の日本というものを考え、色んなことを感じるきっかけを作ってくれたこの映画は本当に素晴らしいと思います。

ラストシーンのメリーさん、本当に可憐でお美しいんですよね・・・

>ななおさん
『ヨコハマメリー』すごくいいですよ!機会があったら是非
ご覧になってみてください。
…そうそう、スタジオパーク!私も見ました。しずちゃん、
踊ってましたね~。映画を観てきたばかりだったので、感激
しました。

>デイジ~さん
そうなんですよねー…映画のことを思い返して、メリーさんの
ことを思うと、ジワーッと泣けてくるというか。
そうですか、デイジ~さんはメリーさんをご覧になってたんで
すね。そういう、街の一部のようになっていた存在がある日
なくなることが街そのものを変えることもあるんですね。
ラストのメリーさん…ほんとうにかわいらしかったですね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ヨコハマ映画祭(のつづき)『ヨコハマメリー』他:

« ヨコハマ映画祭。 | トップページ | 映画『リトル・ミス・サンシャイン』 »