2022年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

おしらせ

  • 2007.1.23
    ページトップとプロフィールページに、トラックバックに関するコメントを追加しました。

おさんぽクマさん春の庭

  • わーい
    春の陽気に誘われて、クマさんもおさんぽしてみました。

2007年春の訪れ

  • 綿帽子
    2007年、春の風景を集めてみました。

ほんだな

無料ブログはココログ

« 遅咲きのさくら | トップページ | 映画『バベル』 »

2007年4月28日 (土)

小山実稚恵ピアノリサイタルinカノラホール(岡谷市文化会館)

Kanorahallピアニスト、小山実稚恵さんのリサイタルを聴きに行ってきました。私がチケット買ったとき、まだまだたくさんチケットがあるようだったので、当日までにはいっぱいになるだろうか…とドキドキしてましたが、まぁまぁ席が埋まる感じになっていて良かったです。


小山実稚恵ピアノリサイタル
カノラホール(岡谷市文化会館)にて

曲目
シューマン:アラベスク ハ長調 作品18
シューマン:子供の情景 作品15
ショパン:バラード第1番 ト短調 作品23
ショパン:ノクターン第2番 変ホ長調 作品9-2
ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調 『英雄』 作品53
ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』
(アンコール)
ショパン:ノクターン第20番 嬰ハ短調《遺作》 他2曲


いちばん最初の、シューマンのアラベスクは、とても優しくて綺麗なメロディーがたくさん出てくるのが楽しかったです。そして、小山さんの手元を見ながら聴いていたんですが、なんて優しく柔らかく動くんだろう…と感動してしまいました。
次が、同じくシューマンの子供の情景。13の短い作品が集まっている曲で、プログラムを見ると「えー13曲もあるの?」って思っちゃいますが、それぞれがとても短くて、変化に富んでいるので、楽しく聴くことができました。プログラムに載っていた小山さんによる解説文を読んだり、自分で「こういう情景かなぁ」と考えながら聴くとまた面白さが増します。

凄かったのは、やっぱりショパン3曲。特に、バラード1番が素晴らしかったです。実は、今までにショパンのバラードって聴いたことがなくて、これが初めてでしたが…すごく聴き応えのある楽しい曲、とでも言ったらいいんでしょうか。特に後半は、ドキドキして楽しくて…ずっとずっと聴いていたい!と思いました。弾き終わって、体の横、椅子の上に手を下ろしたところが、「弾ききった!」という気持ちからなのかなぁ…と印象に残りました。聴いているこちらも「よく聴いた!」って感じでした。
そしてノクターン第2番は、とても切なくて、美しくて…泣けてきました。よく知っている曲ですが、これを聴いて涙が出てきたのは初めてです。……残念だったのは、その余韻を最後まで楽しめなかったこと。弾き終わっていないのにフライングで拍手してしまった方がいたから…だと思うんですが。今日の曲目だったら、いちばん、その余韻(気持ち的にも、音的にも)を楽しみたい曲だった気がするのに…と思ってしまいました。
ショパン3曲目は『英雄』。今まで、CDだったり生だったりで色々な人の演奏を聴きましたが、こんなに勇ましく雄雄しい『英雄』は初めて聴いたかも?というくらい凄かったです。それにしてもあの、鍵盤全てを使おうという勢い。ショパンって凄いな…とあらためて思いました。

休憩をはさんで、最後はムソルグスキーの『展覧会の絵』。これ、ラヴェル編の管弦楽のものしか聴いたことがなく、ピアノ原曲は初めて聴きました。これも、子供の情景と同じく短い作品の集まりになっているのと、あとは、展覧会の絵を見て歩いている様子を描いているので、「これは、どんな絵だろう」と想像するのも楽しいです。最後の「英雄の門(古都キエフにある)」が、まさにフィナーレという感じのどっしりとした曲でした。
このあと、客席からの拍手に応えてショパンのノクターンなど全部で3曲のアンコール曲を演奏されました。そのあとも拍手がずっと続いたので、何度もステージに出て挨拶されていて、人柄がうかがえるようでした。

Chopinballadessigncd…終演後、ロビーで小山さんのサイン会があったので、ミーハーな私はもちろん参加してきました(苦笑)。サイン会があると知って、開演前にベストアルバムを買ってたんですが…今日初めて聴いたショパンのバラードがあまりにも良かったので、休憩中にショパンのバラード集も買って、記念になるよう、こちらにサインしていただきました♪
間近で見た小山さんは、笑顔がとっても可愛らしく素敵な方でした。あの、力強くダイナミックなショパンを弾いていたのがこの人なのかぁ…とちょっと見とれてしまい、うっかり握手していただくのを忘れそうになりました。危ない、危ない…(汗)。

« 遅咲きのさくら | トップページ | 映画『バベル』 »

音楽」カテゴリの記事

ライブ」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
私は小山実稚恵さんのファンサイトを運営させていただいています。
岡谷でのリサイタルの感想を読ませていただきました。とても素晴らしい感想で演奏の様子が伝わってきました。
掲示板もありますのでファンサイトへ遊びに来て頂ければ嬉しいです。
これからも、よろしくお願いします。

生演奏っていいですよね。最近聞いていないので…。
頭の中でピアノを思い浮かべるだけでも素敵な曲目ですね。
サイン会があったら私も並びます♪

>まさとさん
えーと…コメント頂くの2回目、ですね?
「華麗なるピアノの世界」で小山さんがリストの「ラ・カンパネラ」を弾かれたときに、コメント頂いたので…。
リサイタルの感想、読んで下さってありがとうございます♪少しでも、感動が伝われば良いのですが…。
サイトの方へもまたお邪魔させて頂きますね。これからも宜しくお願いします。

>ななおさん
生演奏だと、最後の最後、音がきえていくその余韻までも楽しめるのが良いですね♪
最近は、サイン会があったら参加するようにしているんですが…いざご本人を目の前にすると、上手く言葉にならないのが私の悪いところです(苦笑)。

すみません、2回目の訪問でしたね(^^;
うっかりしてました。
早速、ファンサイトへのコメントをありがとうございました。
これからも、よろしくお願いいたします♪

お久しぶりです。
僕もカノラのリサイタル聴きに行きました。
さっかくの小山さんの演奏なのに満席でなかったのが残念でした。
手元をご覧になっていたということは前列左側
の方にいらしゃったのでしょうか。
もしかしたら近くにいたかもしれませんね。

>まさとさん
いえいえ~。
こちらこそ、よろしくお願いしますね♪

>いとうさん
えーと…いつ以来なのか失念してしまいましたが…お久しぶり(?)です。たしか、いとうさんのブログは何度かお邪魔しているかな?という気がするんですけども…。
カノラへいらしてたんですね~。…はい、2列目の左寄りで小山さんの手の動きなどじっくり見させて頂いてました♪
いとうさんも、お近くの席だったんでしょうか?だとすれば顔を合わせたりしているかもしれませんね…。
満席にならなかったのは残念でしたね。当日の新聞にも広告が載っていたので「これは…」と思ったんですが…。とても素晴らしい演奏だったので、もっとたくさんの方に聴いて頂きたかったですね。

僕は1列目の左側に居ました。
結構近い席だったんですね。
右側は結構空いていましたね。
右側って顔が見えるようで見えないんですよね。
だから左側から演奏者の指と背中を見る方がよい
と考えています。入場した時一番先に見れるし。
皆さん考えることは一緒の
ようで左側の席から売れて行きます。
あと、ピアノがやや中央寄りだったのが残念
コンチェルトだと左にピアノを置くので近くて
よいです。

>いとうさん
ほんとに近くだったんですね!
…確かにピアノの場合、とにかく楽器が大きいので、右側の席だとピアニストの方の姿は見えにくいですよね。右側だったらステージのすぐ近くよりも数列後ろのほうが、顔が見えやすいような気はしますね。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小山実稚恵ピアノリサイタルinカノラホール(岡谷市文化会館):

« 遅咲きのさくら | トップページ | 映画『バベル』 »