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2007年4月27日 (金)

暁の寺

Akatukinoteraこの、“映画化”っていうオビもいい加減昔のになってきて…一昨年のですからねぇ…。でもなんか、続けて何冊も読めるような気分にならないというか、読むにもエネルギーが要るというか。

三島由紀夫・著
『暁の寺』豊饒の海(三)

<悲恋>と<自刃>に立ち会った本多は、仕事で訪れたタイで、自分は日本人の生まれ変わりだと言う幼い姫に出会い…。


物語は、シリーズ第一作『春の雪』から約20~30年後、松枝清顕の友人、本多繁邦が47~57歳の頃になっていて、時代は太平洋戦争を挟んだ辺りです。
前作『奔馬』に登場する飯沼勲は、清顕の生まれ変わり、そしてその勲の生まれ変わりとして登場するのは、タイの姫君ジン・ジャンです。
三島さんは、小さな頃の愛読書が国語辞典だったとかで、そのボキャブラリーの豊かさに、いつも驚かされるというか、その、何かの情景を描く部分なんかを読むと、ほんとうにすごいなぁと感じてしまいます。

前の二作に登場する人物があれこれと登場するのを「あぁこの人は、この時代にはこういう風になってるのか…」というのを発見したりするのも、こういう続き物を読むときは楽しみだったりもするわけですが。だんだんとその人間関係や人となりも変化していったりして、興味深いです。
とくに、この『暁の寺』では主人公という位置づけになる本多。仕事で訪れたタイで、通訳兼ガイド役の日本人のことを見る目線というか、彼に対する振る舞いだとか…そう言うところに屈折したものを感じで、「えっこんな人だったのかな…」という。また、彼の奥さんで梨枝さんという女性が登場しますが…この人もなんだか、はじめて登場した『奔馬』のイメージからは随分と違うというか…。でも、主人である本多を疑ったりする気持ちだとかそういうのは、共感までは行かずとも、なんだか想像できるような気がしました。
…前半は、あまり感じませんでしたが、後半、本多が50代後半になってからのところが随分と、その…妖しい方向に進んでいる感じで。正直、「ひえぇー」とか思いながら読みました。なんというか、本多ってこういう路線とは無縁の人だろうと勝手に思ってたところがあったので、かなりビックリでした。

…さて、随分と長い時間をかけて読んできた“豊饒の海”シリーズもあと一作読めば終わりです。今までは、1年に1冊のペースだったんですが…次はもう少し早く、今年中くらいに読めたらいいなぁと思います。三島さんの命日が11月25日なので、その頃読めたら、ちょうど良いんですけどね…。

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