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2007年11月16日 (金)

よろこびのうた

Yorokobinoutaこの間、久々に「ダウンタウンDX」を見て、聞くとはなしに耳に入ってきたエンディングテーマがベートーヴェンの『第九』のメロディだったので気になって。これから年末に向けて日本全国『第九』一色になっていくでしょうが…その前に軽く(?)。

藤兵衛ドンと農民たち
『よろこびのうた』
1.よろこびのうた(あ~ね)
2.よろこびのうた(の~ん)
3.よろこびのうた(あ~ね)オリジナル・カラオケ
作詞:甲本ヒロト、作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、
編曲:藤原いくろう、演奏協力:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


えーと…歌詞と言えるようなのはあまりないんですけど…そのシンプルさが逆にいいかもしれないですね。
で…私にとっては詞よりも音がすごく興味深かったです。
まず、(あ~ね)は笛や太鼓など和楽器によるアレンジ。よーく聴くとあちこちで笛や太鼓の音色が原曲のメロディやリズムを刻んでいて、なんだか嬉しくなります。でも安っぽいたとえをしてしまうと、居酒屋で盛り上がってきて、よーし歌っちゃうぞ♪ってなったときの感じ…かな。すごく楽しげです。
それから、(の~ん)。こちらのほうが、オーケストラの音が入っているぶん、原曲の雰囲気がそのまま残っているかもしれません。というか、『第九』を聴いたことある人であれば耳に馴染んだメロディばかりだと思います。わずか数分のなかに色々な要素が詰め込まれていて、なかなか面白いです。
1回くらいは聴いてみても損はないんじゃないかなぁと思える曲です。



蛇足

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
ドイツ・ボン生まれ、ウィーン古典派を代表する作曲家。
宮廷音楽家の父と祖父をもち、7歳でピアノ演奏会を開き、13歳で曲を出版。宮廷楽団でヴィオラを弾いていたが、ハイドンに勧められ22歳のときウィーンへ移り住む。ハイドン、サリエリなどに師事しウィーンの音楽好きな貴族たちとも交流を持った。
前途有望と思われたが難聴を患い、1802年「ハイリゲンシュタットの遺書」を書くものの、不屈の精神で再起し、交響曲第3番《英雄》、第5番《運命》、第6番《田園》ピアノソナタ第23番《熱情》などを生み出し、1924年には交響曲第9番《合唱付き》を、また最晩年は弦楽四重奏曲などを書いた。
死因は肝硬変で、1827年に56歳で生涯を閉じた。遺骸は当初ヴェーリング墓地に埋葬され、1888年ウィーン中央墓地に改葬された。
(参考)
『一冊でわかる クラシック音楽ガイド』(後藤真理子・監修)
Clssicbook_2

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