CHAGE&ASKAコンサートツアー2007「alive in live」inマリンメッセ福岡。※注:ネタバレです!
CHAGE&ASKAの今年2つめのツアーが始まりました。ということで…なぜか長野から遠い福岡公演のチケットが取れたので、ツアー初日に遠路はるばる参加してきました。
CHAGE&ASKAコンサートツアー2007
『alive in live』
in マリンメッセ福岡
※注意※
ここから先、曲目その他ネタバレ多数です。
これからツアーに参加される方はご注意を!!
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[セットリスト]
if
天気予報の恋人
river
here & there
好きになる
パラシュートの部屋で
紫陽花と向日葵
僕はこの瞳で嘘をつく
HANG UP THE PHONE
終章(エピローグ)
Man and Woman
YAH YAH YAH
One Day
higher ground
RED HILL
NとLの野球帽
ロケットの樹の下で
(アンコール?)
世界にMerry X’mas
SAY YES
じつは…いちばん最初の「if」を聴いたときに、早くも泣いてしまって…この曲だけはとにかく、どんなアレンジだったとかあまり覚えてなかったり(汗)。
非常に個人的な話になりますが、「DOUBLE」ツアーが終わってからこっち、仕事や人間関係で悩むことが多くて大げさに言えば、自分には12月なんて来ないんじゃないか…と思うことすらあった日々でした。もっと言えば前のツアー中だった春も夏も辛かったには辛かったんですが、ツアーとか、そこで会うCHAGEさんやASKAさんの存在、そして友達との時間を心の支えにしていた部分がかなりあって。そういう部分をなくして危うい状態になりながら、自分はひとりじゃないんだと思える出来事もあり、周りの人たちに支えられ、自分なりに解決の方向に向かったのがここ1ヶ月ほど。
そんなことがあって…だからこそというべきか、はじめにASKAさんの歌声を聴いたときに「あぁここへまた帰ってこられた。自分はちゃんと前へ進めたんだ」って思えて…ちょっと感極まってしまいました。この曲、自分の中では特別な曲になりそうです。
そして…続いて演奏された「天気予報の恋人」は、ほんと朗らかに、ノリよくアレンジされていたのですごく楽しい気分になりました。なんだろうな…ドライブのお供にしたいような感じでした。
感極まった私には、「river」「Here & there」「好きになる」も危ない感じで…またちょっと泣いてしまいました(苦笑)。美しいメロディが心に沁みてくるようでした。
「パラシュートの部屋で」「紫陽花と向日葵」「僕はこの瞳で嘘をつく」とジャジーなアレンジの曲が続きます。なんかこの辺、ジャズの演奏に使われる楽器も登場したりして、とても大人な感じでした。澤近さんのピアノもなんだか、ASKAさんソロの「背中できこえるユーモレスク」や「birth」辺りを思い出させるような雰囲気でした。
…「river」のあとでCHAGEさん、ASKAさんがそれぞれあいさつ。なんかすでに前のツアーを髣髴とさせるような絶妙な間合いのトークが繰り広げられ、楽しかったです。そうそう、今回はアリーナの真ん中に円形ステージが設けられ、曲の演奏中に少しずつ回転していくような形になっていて、私の位置からだと最初のトークはおふたりの後姿が見える状態。身振り手振りを交えて一生懸命話しているのを背中のほうから見るのって、なかなか無い経験ですよね。回転するステージって、8年前にあった20周年のプレミアムライブと同じなんですけど…なんていうか、こちらに正面が向かってくるときは嬉しいんだけど、去っていくときがちょっと寂しいなと思います。
アコースティックライブだったらぜひ聴きたいなぁと思っていた「HANG UP THE PHONE」もなかなかかっこよくアレンジされて演奏されました。…というか、これ聴いてたら次のツアーではぜひ原曲でもやってほしいなぁと思いました。
そしてCHAGEさんの「いちばん古い曲といちばん新しい曲をやります」というコメントと共に演奏されたのが「終章(エピローグ)」と「Man and Woman」。「終章(エピローグ)」はしんみり、「Man and Woman」はあったかい感じ。「Man and Woman」は、原曲だとピアノの音色になっているところがギターに変わっていて、楽器が変わっただけでこんなに印象が違うものなんだなぁと驚きます。ピアノだったら澄んだ川の流れみたいだったのに、ギターだったら柔らかく降り注ぐ春の日差しみたいでした。
「YAH YAH YAH」「One Day」「higher grund」「RED HILL」とノリのいい曲が続きます。「YAH YAH YAH」は最初、かなり静かな感じで始まって、このままのテンションで行くのかなぁと思ったらサビ近くになったら一気にノリノリになりました。「One Day」は原曲のわくわくするような雰囲気が残っていて楽しく、「higher grund」は一気に駆け抜けるような勢いがありました。「RED HILL」は照明がオレンジぽくなって夕日のイメージなのかな…と。アルバムの赤いジャケットを思い出して…家に帰ったら久々にあのアルバム聴いてみよう…と思ったりしました。
メンバー紹介では、アコースティックならではのストリングス(ヴァイオリン・ビオラ・チェロ)、コーラスの紹介もありましたが、ほかはもう、今までのツアーとかASKAさんソロだとかでお馴染みのメンバー。安心感があります。キーボードの旭さんが前のツアーの時と違って前髪を下ろしてたりしてずいぶん印象が違いました。スーツとネクタイもやけにカッチリしていたせいか、「法事帰りか?」なんて突っ込まれてましたけど…(苦笑)。
かなりMCが笑えるというのも、アコースティックだからといって変わらないスタイルで。ASKAさんが最近お気に入りのお笑い芸人さんの話でも、かなり盛り上がりました。
それは「でもそんなの関係ねぇ」が今年の流行語大賞にノミネートされている、小島よしおさん。ASKAさん的には「でもそんなの関係ねぇ」よりも「ウィ~」のほうがお気に入りだそうで、何度もステージでその小島さんの真似をして、「俺じゃないんだから!」とCHAGEさんに突っ込まれてもいました。
そして冒頭のギターですぐ、あの曲だ!と分かる「NとLの野球帽」、そしてラストが「ロケットの樹の下で」。「NとLの野球帽」は、情景がくっきり浮かんでくる詩なんですけど、原曲のときとアコースティックのときでは浮かんでくるものがちょっと違っているなぁという気がします。うーん…上手くはいえないんですけども…。
ラストの「ロケットの樹の下で」では静かに、でも温かく、清々しい気持ちになれました。
ここでいったんステージを下りて…という感じになるかと思いきや、いきなりアンコール(?)に突入。
「環境問題などいっそう深刻になりつつある今ですが、“でもそんなの関係ねぇ”(小さく振りつき…)と世界がひとつになれるのがクリスマス、僕らにもそんな曲があります」と演奏されたのが「世界にMerry X’mas」。ひと足早いクリスマスプレゼントになりました。このツアー、最終日はクリスマス・イヴになるので、そのときに聴いたらまた良いだろうなぁと思います。
そしていよいよ最後は「SAY YES」。サビでは会場中が歌声でいっぱいになりました。このアンコール2曲は非常に贅沢だなぁという感じ。
色々なことがあった2007年、そのなかにはCHAGE&ASKAと共に過ごしたたくさんの時間も含まれていて。そんなことを振り返る今月のツアーになりそうです。
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
本日大阪行ってきました。アレンジがかなり多くてとまどいましたが、こういうのもたまにはいいですよね。感想を見させてもらったところ、曲の流れや合間の会話は福岡とほぼ同じみたいですね^^;
やはりaskaさんは小島ブームみたいでした…
個人的にはロケット~が良かったです。編曲ミスかなぁと感じたのはyah~、僕はこの~かなあ。
時期的にもクリスマスソングも良かったですね。当方も色々振り返る今年最後の良いツアーでした。
投稿: s | 2007年12月 4日 (火) 23時38分
>sさん
コメントありがとうございます。4日の大阪、行かれたんですね!
そうですね、たまにはこういうライブも楽しいですよね。アレンジの仕方によって、聴き方、感じ方が色々と分かれそうですね。
CHAGE&ASKAファンにとっては、ライブの年だったと言ってもいいくらいの2007年でしたから、そんな年を再びライブで終われることは幸せですね。
投稿: りみっと | 2007年12月 5日 (水) 22時04分