究極の香水
内田康夫・著
『幻香』
浅見光彦のもとへ届いた香りつきの一通の手紙。「4月10日9時、栃木市の幸来橋に来てください。でないと、私は死ぬことになります」。10年前に起きた調香師殺人事件と複雑に絡み合う、その事件とは。
光彦ではありませんが、ほとんど香水というものに興味のない私には未知の世界ではあるものの、ドキドキ感がありました。物語の中に出てくる香りを、どんなだろうな…と想像しながら読むのも、それに絡んで起こる事件にあれこれ考えをめぐらせるのも楽しかったです。
読みながら、今年の3月に観た『パフューム ある人殺しの物語』という映画のことを思い出していました。映画に出てくるグラースという香水の町もちょっとだけですが登場するし、なんと言っても“究極の香水”ってところが共通していたので、なんだか心惹かれるものがありました。
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