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2008年3月

2008年3月31日 (月)

3月の観たい映画その後

今年もとうとう4分の1が終わってしまいました…。
というわけで、今月観た映画のまとめを。

今月映画館で観た映画
(タイトルから、このブログ内の感想記事へリンクしています)

明日への遺言
“東京裁判”の裏で行われていた、元東海軍司令官・岡田資中将の“法戦”。
藤田まことさん演じる岡田の真っ直ぐな心、そしてそんな彼を取り巻く人々の温かさや心意気に心洗われるような気持ちになりました。
そしてそれと同時に、裁判の中で語られる空襲の悲惨なさま、そして日本軍によってそれと同じような状況に遭わされたであろう国の人々のことを思いました。

ガチボーイ
事故をきっかけに記憶障害を負った大学生が、学生プロレスに挑戦。
佐藤隆太くん演じる五十嵐が、なんていうか放っておけないタイプで、一生懸命さが微笑ましくて周りの人たちの彼を思う気持ちがよく分かります。
笑えたり、切なかったり、苦しかったり…青春モノらしい爽やかさのある作品でした。

クロサギ
父親が詐欺師に騙され家族を失い詐欺師を騙す詐欺師“クロサギ”となった青年が、史上最大の詐欺事件の阻止に挑む。
ドラマをぜんぜん見てなかったので、きっと分かってない部分も色々あったとは思うんですけど…まぁ自分なりに楽しんで観られました。騙す相手によって、色んな格好をする山下くんを見るのも楽しみのひとつじゃないでしょうか。

犬と私の10の約束
母が入院し、寂しい思いをする少女を癒してくれたのは、一匹の子犬・ソックス。
もうほんとに…予想通りの大号泣でした…。
年老いて動けなくなったソックスの傍らで、母とした「ソックスとの10の約束」を思い出して涙する、田中麗奈さん演じるあかり。切なくて涙が止まりませんでした。

ジャンパー
ある日突然、瞬間移動の能力を手に入れ“ジャンパー”となって、自由気ままな生活を楽しむ青年。しかしある日、ジャンパーを抹殺しようとする集団に狙われるようになり…。
もっとその奇想天外な感じとかを楽しめたら良かったんでしょうけど…自分的には、あまりストーリーに入り込めず、ちょっと不完全燃焼な感じになってしまいました…。

ブラブラバンバン
心地良い音楽を聴くと大胆な行動に出てしまう少女と、そんな彼女と出会いブラスバンド部を作る少年たち。
安良城紅さん演じる百合子が…とにかく色っぽい。けれど、それだけじゃない音楽に対する情熱がすごく伝わってきました。「ボレロ」や「だったん人の踊り」そして「タブー」など、気持ちよくて印象的な曲がたくさんで楽しめました。

バンテージ・ポイント
スペインで起こった、アメリカ大統領暗殺事件と、相次いで起こった爆破テロ。その事件を、そこに居合わせた様々な人物の視点から描き、次第に事件の全貌が明らかに。
同じ光景を色々な視点から描いて、その繰り返しなのに少しずつ分かってくる真相にあきさせない展開でした。

マイ・ブルーベリー・ナイツ
失恋し、街角のカフェのオーナーが差し出すブルーベリーパイに心を癒される日々を送る女性が、自分を変えるための旅に出る話。
カフェのオーナー・ジェレミ―を演じるジュード・ロウのカッコいいこと。ノラ・ジョーンズ演じる主人公を思う、切ない表情から目が離せませんでした。

ポストマン
家族を失った、郵便配達員の家族たちの物語。
それぞれの立場で、家族を亡くした喪失感だとか、それを受け入れていかないといけない…という現実と立ち向かう姿に、涙してしまいました。
とくに、妻の墓の前で、妻に語りかけながら泣いてしまう、長嶋一茂さん演じる主人公の姿が印象的でした。


以上9作品が今月映画館で観た映画でした。

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2008年3月30日 (日)

大河ドラマ『篤姫』―第十三話・江戸の母君

Atsuhime前回、薩摩に別れを告げた篤姫。
しかし、またまた難関が色々と…。


大河ドラマ『篤姫』
―第十三話・江戸の母君

徳川将軍家の御台所になるべく篤姫は、まずは船で大坂に向かいました。荒い波にもまれ激しい船酔いに苦しむなか篤姫と幾島は互いの絆を深めあうのでした。途中、京の近衛忠熙にあいさつに行き、そこで幾島は家祥が公家の娘を正室にするという噂があると老女・村岡から聞き大いに驚きます。ようやく江戸に着いた篤姫らは薩摩藩邸に入りますが、斉彬の正室であり形式上は篤姫の母となった英姫と会えない日々が続くのでした。
一方、江戸城では斉昭が篤姫の輿入れに反対し老中・阿部らを困らせていました。そして薩摩では、尚五郎が江戸に行きたいと願っていたものの、斉彬に選ばれ江戸へ向かうことになったのは西郷でした。尚五郎は意気消沈しますが、清猷の琉球行きを知り、自分を恥じることになるのでした。
…とうとう篤姫は、英姫との対面が叶います。しかし英姫は篤姫ごときが御台所になれるわけがなく、すべては斉彬の妄想だと冷たく言い放ち…。幾島は、事の真相を突き止めようと決意するのでした。

将軍家に輿入れするために薩摩を出た篤姫でしたが…江戸で対面した、新しい母上となった英(ひさ)姫から「御台所の話など、殿(斉彬)が勝手に思っていること。分家の娘ふぜいが徳川家、しかも将軍家に嫁ぐなどとんでもない」との容赦ない言葉を浴びせられ、そのうえ親子になったというのに御簾越しにしか対面してもらえないという仕打ちに、何のために薩摩や生まれた家を捨てたのかとやるせない気持ちで幾島に当たってしまいます。
けれど…幾島がかつて仕えた郁姫を早くに亡くしてしまったことを話し、篤姫のためを思い真相を突き止めることを約束する様子に心を癒されるのでした。
これも、薩摩にいた頃には反抗ばかりしていた幾島に対し、辛い船旅の最中、船酔いに苦しむ自分を介抱してくれたことをきっかけに、深い絆を感じていたからこそ、素直に聞き届けることができたのでしょうね。この先、篤姫と幾島は大奥に上がってからも支えあっていくわけで…その一端が見えたような気がしました。
英姫は、徳川御三卿のひとつ、一橋徳川家3代当主の4女(しかし、実は第11代将軍・家斉<←正室は斉彬の曽祖父の娘・茂姫>の娘との説あり)で、斉彬のもとに嫁いできた人です。政略結婚の末もうけた子どもはその多くが夭逝し、斉彬とは心がすれ違い、つらい立場の人でもあります。この先…そういった部分が篤姫との関係を変えていくような方向に進んでいくといいなぁと思います。

そして薩摩では斉彬の参勤交代に西郷がついて行くことになり、外された尚五郎は意気消沈しています。西郷には「次は私が」と強がって見せるものの、どうしても納得がいかず、とうとう、恩師でもある清猷を訪ね、その心情を訴えます。それを黙って聞いた清猷は、自分が殿の側を離れ琉球行きを命じられたことを尚五郎に打ち明けます。琉球はいつ戦が始まってもおかしくない状況となっていて、人が求められていることは解ってはいながら、やはり今まで自分が斉彬の側で仕えていたことは何だったのか問いたい気持ちになると、それでも殿を信じ命じられたことに従おうとし、尚五郎に薩摩を託す、その清猷の思いに、心を打たれた尚五郎。篤姫への想いから同じ江戸へ行きたいと願っていた尚五郎はそんな自分を恥じて涙を流します。そしてそのやり取りを聞いてしまったお近もまた、想いを寄せる尚五郎の、篤姫への想いを感じ取ってひそかに涙を流します。
この、お近→尚五郎→篤姫という三角関係(というか一方通行の想いの数々)の切なさも毎回気になるところです。じつは、篤姫の兄・忠敬はお近に好意を寄せているらしいのですが、あまりその辺のエピソードは出てきませんよね…。
それから…清猷の琉球行き。何かにつけ斉彬の側に控え、尚五郎や篤姫を昔からよく知る関係上、微妙な心の揺れを見せるその表情などにドキドキさせられて来ましたが、もうすぐそれも見られなくなると思うと、ちょっと寂しい気もします。

さて…幕府では薩摩藩の姫を御台所に迎えることに反対する斉昭に困っている老中・阿部は、豆を炒るのに夢中な将軍・家祥に直接「先の御台さまが亡くなられてすでに三年…」と御台所を迎える話を切り出します。そんな阿部に家祥は「「御台じゃと?わしが欲しいのは新しき火鉢じゃ。豆を炒るのに便利な、炭がカッカッカッと燃えるのが欲しい」と返します。上辺だけ受け取ると、なんだかどうしようもない将軍さまという感じですけど…私は「公家の娘をもらうのは面白みがない」と暗に言っているのかなぁと…ちょっと深読みしすぎかもしれませんが、なんとなく…のんきに豆を炒りつつも、どこか意味深な表情を覗かせる家祥にそんな部分を感じさせられました。

次回は…「父の願い」。今回も少し出てきましたが、篤姫に実父である忠剛の、娘への思いが描かれます。…なんだか、また泣いてしまいそうな気が…(笑)。



篤姫…宮﨑あおい
尚五郎(小松帯刀)…瑛太
島津斉彬…高橋英樹
島津忠剛…長塚京三
お幸…樋口可南子
島津忠敬…岡田義徳
小松清猷…沢村一樹
お近…ともさかりえ
幾松…松坂慶子
しの…小林麻子
村岡…星由里子
小の島…佐藤藍子
英姫…余貴美子
西郷吉之助(隆盛)…小澤征悦
大久保正助(利通)…原田泰造
近衛忠熙…春風亭小朝
徳川斉昭…江守徹
阿部正弘…草刈正雄

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高崎へ

Sakuratakasaki群馬県の高崎市へ行ってきました。峠を越えたり高速を使ったりの道のりで、休憩も入れてだいたい片道3時間半くらいな感じでした。思ったよりは早くついてビックリ。

長野県とあまり変わらない気候のつもりだったんですけど、もう桜が咲き始めていました。というわけで今年初めての桜は高崎で見ました。
そうそう、途中JCT(分岐点)でうっかり間違えて、群馬まで行けば良かったのに、ついつい埼玉まで突入してしまいました(笑)。わりとすぐ気がついたので大事には至りませんでしたが…。

さて、何をしに行ったかというと、この週末から行われている高崎映画祭のオープニングセレモニー&授賞式と、映画の上映に参加してきました。
その辺りのレビューは、また日をあらためて書かせていただくつもりなので、こちらの記事ではTBは受け付けておりませんので悪しからず(コメントはOK)。

とりあえず、いつもより1時間遅れになった大河ドラマ『篤姫』のBS-2での放送に間に合うように帰って来ることが出来たので、今夜中にそちらの感想だけは書こうと思います。

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2008年3月29日 (土)

ドラマ『刑事の現場』第4回(最終回)・バスジャック

Keijinogenba_2さて、今回が最終回です。


ドラマ『刑事の現場』
第4回(最終回)・バスジャック

伊勢崎が殉職した父の同僚だと知った啓吾は、父について尋ねますが、「あいつは刑事としては認めない」と冷たく突き放されます。やがて、桐島から伊勢崎が、「勝手に命を落とす奴を許せない」と涙を流して怒っていたことを知らされ、啓吾は伊勢崎の胸の内を知ることになるのでした。そんな中、伊勢崎が何者かに襲われ意識不明となり、伊勢崎に恨みを持つ者の犯行だと課をあげて捜査を進める啓吾たちでしたが…。

今回は、家族を守りたいがために犯罪に手を染めた男がふたり、登場しました。

ひとりは空き巣犯。児童施設で育ち、一人ぼっちだった男が結婚したことによって妻とその連れ子という家族を得たものの、その娘が病気になり、数年遠ざかっていた空き巣に手を染めてしまいます。
犯人をとりおさえた啓吾ですが、手錠をかける前に油断しあやうく取り逃がしそうになり…「逮捕するまで犯人に変な同情や優しさはいらない」と怒る伊勢崎に「僕は手錠をかけるロボットじゃありません」と反抗。しかし、桐島から父の最期の様子を聞き、同僚の死を目の当たりにした伊勢崎の苦しみを知った啓吾は、伊勢崎の「自分の命を大事にしない奴は刑事として認めない」というその言葉を重く受け止めるのでした。
飄々としているような伊勢崎ですが、啓吾の父の殉職について、そして犯人逮捕の際に油断した啓吾に怒りをあらわにするあたり、本当に啓吾を一人前にしたいという気持ちのあらわれじゃないかなぁと感じさせられました。

しかしそんな伊勢崎が何者かに襲われ、意識不明に陥ることに。
刑事が襲われた事件ということで県警が捜査をすることになるものの、東和署でも別に捜査をすることになりました。そこで容疑者として浮かび上がったのが、伊勢崎がかつて逮捕した傷害致死犯の息子である竹内。さきに起こった現金強奪未遂事件の犯人ではないか、とひそかに目星をつけていた伊勢崎にアリバイを訊かれたのが原因でした。
そして…伊勢崎を襲うことになった原因、現金強奪未遂事件で逮捕されそうになった竹内は逃走、その途中で、通りかかったバスをジャックし立てこもることになってしまいます。竹内の隙をついて乗客は逃げ出したものの運転手は取り残され人質に。先に捕まっていた仲間を呼べと息巻く竹内。じつは昔父親が人を殺めてしまったことを家族にばらすと昔の悪い仲間に脅され、犯罪に手を染めることになったのでした。
かつて事件を起こした父親は獄中死し、後を追うようになくなった母親。そこからすさんだ生活を送っていた自分を構成させ、職も世話してくれた伊勢崎。そんな伊勢崎に大きな感謝をしつつ、そのたび自分は犯罪者の息子だと思い知らされた竹内。そんな気持ちは痛いほど感じられ、今の生活を脅かす存在に屈することしか出来なかったやるせなさ。
運転手に代わって人質になった啓吾と、説得を試みていた啓吾が激昂した竹内に発砲され思わずバスに飛び込んだ伊勢崎、そのふたりの言葉に投降を決めた竹内。
「無茶をするな」と諌める伊勢崎ですが、啓吾に「自分だって拳銃を持っている竹内の前に飛び出したじゃないか」と返されます。確かに…あれはちょっと無謀でしたよね…。啓吾よりも、伊勢崎が、啓吾の父親の姿にダブって、ずいぶんハラハラさせられました。

定年退職を迎えた仲間を思い、寂しさをのぞかせ自らの定年後に思いを巡らせるものの、そのまえに啓吾を一人前にしようと決め、桐島に話す伊勢崎。桐島から「伊勢崎さんは変わったものを育てているのよ」と言われた「伊勢崎さん、なにを育てているんですか?」と尋ねる啓吾ですが…よもやその育てているものというのが自分のことだとは思わないでしょうね…(笑)。

団塊の世代が現役を引退していく…その真っ只中にある現在、このドラマに描かれたような刑事の世界だけでなく、あらゆる職業でいま起こっている現実を考えさせられるドラマでした。マニュアルだとかで単純に表すことの出来ない部分で仕事をすることは、団塊の世代だけに限らず、あることで…それをどこかで感じ取って受け継いでいかなくちゃならないんだなぁと、それが私たち若い世代がこれからしていかなくちゃならないことなんだと感じました。


伊勢崎彰一…寺尾聰
加藤啓吾…森山未來
野下浩美…石倉三郎
瀬戸山瑞穂…池脇千鶴
古川良介…忍成修吾
岸田渉…浜田学
木島昭太…三浦アキフミ
守本真二…宇崎竜童
桐島奈津子…真野響子
加藤誠…樋口浩二
竹内光…北村有起哉
竹内日出子…星野真里

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2008年3月28日 (金)

映画『ポストマン』

Postman今年映画館で観る、24作目はこちら。
今週、平日に有休を使って観に行ってきました。

映画『ポストマン』

郵便配達の仕事に誇りを持って生きる海江田龍兵(長島一茂)は、中学生の娘・あゆみ(北乃きい)と小学生の息子・鉄兵(小川光樹)を妻・泉(大塚寧々)亡き後男手一つで育てています。進学を控えたあゆみは、高校では寮に入って家を出たいと訴えますが、家族一緒に食事をすることが何よりの幸せと考える龍兵は聞く耳を持ちません。父への反発を強めるあゆみの不満は母の三回忌の席で爆発。見かねた祖母・園子(野際陽子)は父と母の秘められた過去が詰まった箱を手渡すのでした…。

いやぁ…なんだか予想以上に泣かされてしまいました…。
主人公・龍兵とその妻・泉の、そして娘や息子、そして遠く離れて暮ら友人同士など…手紙が繋ぐ心のやり取りが切なく、温かく、心を打たれました。

北乃きいさん演じるあゆみは、母が亡くなって3年、その事実を受け入れられないまま過ごしていて、そんな中で父親のことを信じられない気持ちや、母をなくしたことを認めたくない気持ちから、かなり反抗的な態度を取ってしまいます。ちょうど、第2次反抗期っていうか、そういう年齢ですよね。そんな娘の態度に龍兵は、姑である園子に「男親だからだめなんでしょうか」とこぼします。園子の答えは「親に男も女もない」というもの。
人はある時期、“親”に対して男とか女という部分を見出して、それを理由に嫌悪したりしますが、そういう時期を過ぎると親子の関係が変わってくるのは、成長する過程で男だろうと女だろうと、親という存在の尊さ、そして愛おしさや慈しみの気持ちが育つからじゃないかなぁと思いました。

そして…長島一茂さん演じる龍兵は、自転車(バタンコ)による郵便配達にこだわっている人。映像でみると楽々走っているように見えなくもないシーンもありますが、かなりの運動量というか…普段から体を鍛えている一茂さんだから出来るんだろうなぁなんて思いました。
自転車といえば、ワンシーンだけ登場する自転車屋さん。そこでとんねるずのノリさんがいい味出してるというか、店の奥(おそらく住居)に向かって「おやじー」と呼びかけるシーンは、なんか、そこからお父さんが出てきてもおかしくないなと思ってしまうくらいリアルでした。

「便りのないのはよい便り」なんて言葉もありますが、それはそれとして、ふだん便りを交わす相手から便りがなかったら、やっぱり「何かあったのかな?」と思ってしまいます。そんな、誰かの心を身近に感じることが出来る作品でした。

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2008年3月27日 (木)

食い逃げされてもバイトは雇うななんて大間違い

Saodake楽しみにしていた下巻が出たので早速読みました。


山田真哉・著
「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い
禁じられた数字<下>

数字は人を騙す武器です。
数字に騙されず、常識に惑わされないために、数字が苦手な人でも「数字の裏側」を読めるようになること、「会計がわかればビジネスもわかる」といった会計に関する誤解をとくこと。この二つを目的として、普段語られない“会計の本質”に迫り、数字のウソを学ぶことで数字に騙されない“考える力”を鍛えます。

<上>の「食い逃げされてもバイトは雇うな」をいい意味で否定する内容になっていて、なるほどなぁと感心させられました。要するに、食い逃げを防止するためにバイトを雇うと、その人件費のほうがかかってしまい無駄であるという内容が<上>の「食い逃げされてもバイトは雇うな」。で…バイトを雇わず食い逃げを黙認しているうちに店の信用がなくなり、さらに食い逃げにとどまらずレジごと盗まれるというような被害に発展しかねないのでバイトは雇ったほうが良い、というのが今回。会計的な見方をすれば<上>のようにするのが正しいと考えられるものの、ビジネス…つまり企業を経営するという視点からすると<下>のような方法を取るほうが結果的には正しいという。
たしかに…こう読んでくると、「会計がわかればビジネスもわかる」というのは、ちょっと違うかなぁという気がしてきますね。というかつまり、会計を理解したとしても、それをそのままビジネスに当てはめるのは間違い、ということでしょう。会計とビジネスは別物、というか考え方は正反対だということを知ったうえで応用することは、まぁ良さそうですけどね…。
…会社を経営するとかそういうのとは無縁な私ですが、数字が人に与える影響など、なかなか興味深く考えさせられる内容でした。

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2008年3月26日 (水)

「狂言劇場その四」in世田谷パブリックシアター。

Kyogentheater4先週末に観に行ってきました。

「狂言劇場その四」
(Aプロ)子盗人・能楽囃子・唐人相撲
世田谷パブリックシアターにて

子盗人(こぬすびと)
 博奕(ばくち)打:野村万之介 乳母:高野和憲 主人:深田博治
何もかもバクチで失った男が金目のものを盗もうと忍び込んだ屋敷で、小袖の下に寝かされている赤ん坊をみつけ、その可愛らしさに盗みを忘れてあやし出しますが、その姿を乳母に見られ駆けつけた主人が刀を抜く騒ぎになって…。

万之介さん演じる博奕打が赤ちゃんをあやす表情や口調が面白くて笑ってしまいます。そして、屋敷の人々に見つかって大騒ぎになると、刀を抜いて切りかかってこようとする主人に向かってその赤ちゃんを差し出して「一緒に斬れるか」と挑発したりします。さっきまで可愛がっていた赤ちゃんを盾にして自分は逃げようとする、みたいなところを感じさせられました。


能楽囃子
 大鼓:亀井広忠 小鼓:鵜澤洋太郎 太鼓:大川典良 笛:成田寛人

「狂言劇場」で能楽囃子を聴くのは二度目になりますが…曲全体を通して聴いたときの緩急の付けかたや、それぞれ演奏する人たちの気迫のようなものがその音色、掛け声、そして表情などから伝わってきました。
 

唐人相撲(とうじんずもう)
 相撲取:野村萬斎 皇帝:野村万作 通辞:石田幸雄
 楽人:竹山悠樹・高野和憲 ほか 武官:月崎晴夫・すがぽん ほか
 側近:時田光洋・深田博治 ほか 唐子:野村裕基 ほか
 文官:小美濃利明ほか 髭掻 野村万之介
唐に滞在していた日本の相撲取りが、故郷が懐かしくなり皇帝に帰国を願い出ると、名残にもう一度相撲を見せて欲しいと消耗されます。通辞が行司を務め相撲が始まると、臣下の者たちが次々に挑みますが歯が立ちません。数人がかりでも勝てない自分の臣下を不甲斐なく思った皇帝はついに、自ら相撲取りに試合を挑み…。

狂言を観に行くようになって約5年、色々な曲を見てきましたが、能舞台にこれほど大勢の人がいる光景は初めてで、その人数や声の多さにまず圧倒されました。会場に入ったときにもらったプログラムで数えたら、全部で36人も名前が書いてありました(!)。人数の多さもそうですが…こんなに賑やかな曲は初めて観ました。
萬斎さん演じる相撲取りが、あの手この手で次々と挑んでくる唐の人々を次々とやっつけます。アクロバティックな動きやパントマイムなどを使い、飽きさせないうえに見た目にも派手で楽しめました。演じている最中に拍手や歓声が起こったり、石田さん演じる通辞のリードで手拍子をしたり、今まで観ていた狂言とはかなり違った雰囲気で楽しむことが出来ました。また、能舞台と舞台の奥までの奥行きを利用して、独特の迫力を感じることが出来ました。今回前から3列目の席だったんですけど、この奥まで使ったシーンは、少し後ろのほう、たとえば1階席だったら中程くらいから後ろの席のほうが楽しめたかもしれないなぁと思いました。

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2008年3月25日 (火)

映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』

Myblueberrynights今年映画館で観る24作目はこちら。
ストーリーと、あとはジュード・ロウ出演というので気になってました。

映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』

恋人に捨てられたエリザベス(ノラ・ジョーンズ)は彼のことが忘れられず、彼の行きつけのカフェに乗り込みますが、そんな彼女を慰めてくれたのは、カフェのオーナー・ジェレミー(ジュード・ロウ)と、甘酸っぱいブルーベリー・パイ。それからのエリザベスは、夜更けにジェレミーと売れ残りのパイをつつくのが日課になるのでした。しかしそんなある日、彼女は突然ニューヨークから姿を消します。恋人への思いを断ち切れずにいたエリザベスは、あてのない旅へとひとり旅立ち…。


なんか、もっとロードムービー的な部分の多い作品を創造していたので、ノラ・ジョーンズ演じるエリザベスが旅に出るまでのシーンが結構長いのと、あとは街から街へ移動するその過程があまり描かれていないので、想像していたようなロードムービーのような雰囲気はそれほど強くはありませんでした(だからといって、つまらなかったと言っているわけではないですよ)。
それにしても、作品に登場するカフェやバーなどの雰囲気がいかにもアメリカ!って感じがして、こういうのは好きな人にはいいだろうなぁと思います。私自身はそれほど心惹かれるほうでもありませんが、それでもそこに居心地の良さみたいなものを感じることができました。
また、ジュード・ロウがやっぱりかっこいい。エリザベスに想いを寄せるその表情にドキドキさせられて、作品に登場するブルーベリー・パイ同様、甘酸っぱい気持ちになります。

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2008年3月24日 (月)

映画『バンテージ・ポイント』

Vantagepoint今年映画館で観る23作目はこちら。
推理ものでアクションものっていう感じが気になっていた作品。

映画『バンテージ・ポイント』

スペイン・サマランカでの演説中にアシュトン米大統領が何者かに狙撃され、さらに演壇が爆破されるテロが起こります。シークレットサービスのバーンズはTV中継車に乗り込み、撮影された映像をチェックすると、そこには怪しい何かが…。
同時刻、サマランカ市警のエンリケは事件の容疑者として拘束されそうになり、サマランカ市街へと逃亡を謀る。アメリカ人旅行者のハワードは、ビデオカメラを片手にそんなエンリケを追いかけ…。

アメリカ大統領の暗殺事件と、それに続いて起こった爆破テロを、いくつもの視点から捉え、そこから事件の様子が明らかになっていくという趣向で、まず登場するのが図らずもこの事件を生中継することになったアメリカのテレビ局のスタッフたちの、カメラやモニターを通しての視点。これが外側から見た事件の様子で、ここから関係者の視点に移っていきます。事件の前後の30分くらいを繰り返し繰り返し見ることになるんですけど、それをあまりしつこくは感じませんでした。他のパートとの前後関係とかを重ね合わせながら見るので、その推理小説的な感覚が面白かったです。
で、終盤はその明らかになった真実、犯人を追いかけるバーンズと追いかけられる犯人側の視点が主になったアクションものといった感じになるんですけど、街中のカーチェイスはとても迫力がありました。
あとはアメリカからの旅行者ハワードが、事件の様子をビデオに収めながら容疑者と思われる人物を追いかけ、そして偶然知り合ったひとりの少女をわが子のように思って起こす行動に、ドキドキさせられました。
時間的にはそれほど長い映画ではなかったですが、かなり見ごたえのある作品だったと思いました。

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2008年3月23日 (日)

大河ドラマ『篤姫』―第十二話・さらば桜島

Atsuhimeとうとう薩摩を離れ、新しい一歩を踏み出すことになった篤姫です。

大河ドラマ『篤姫』
―第十二話・さらば桜島

篤姫が江戸に向けて出立する日が近づいていました。篤姫のお披露目のため、家中の主だった家のものが城に集められ、初対面の忠教は、篤姫とじっくりと話し、その人物の大きさに素直に感服します。また篤姫は、忠剛やお幸とも久しぶりの対面を果たすものの、幾島からは、実父母といえども家臣であり、もはや親とは思うなと厳しく申し付けられ、儀礼的なあいさつし感情を抑え続けることが出来ず、斉彬の面前で泣き崩れ、幾島に厳しく叱られるのでした。
とうとう篤姫が江戸へと旅立つ日、篤姫は、進む駕籠(かご)からこれまで自分を育んでくれた薩摩の人々や自然を目に焼きつけていきます。最後に、篤姫は桜島が一番美しく見える思い出の場所へと向かい、桜島に薩摩を守って欲しいと祈ります。行列を追いかける尚五郎や西郷らも、近い将来自分たちも江戸に行って広く世の中を見ようと決心するのでした。
船に乗り込んだ篤姫は、遠のく桜島を甲板からみつめながら、この日初めて涙を流します。篤姫は「薩摩を思って泣くのは、これが最後」と幾島に誓うのでした…。

篤姫の江戸への出立を祝う宴が催されることになって、藩内の主だった家の人々が城へやってきました。そのなかには、今和泉家の父母や兄、そして尚五郎の姿もあって、幾島からきつく言われていたにも関わらず、取り乱してしまいます。久しぶりに会えた両親たちと親しくすることも出来ない寂しさ、もう以前のように接することができないその現実を目の当たりにしたショックはとても大きかったでしょう。
…そんな篤姫の様子を見て斉彬は、あらためて今和泉の人々を城に呼び、家族だけの対面を取り計らいます。「父上」と忠剛の手をとり、お幸に抱きつく篤姫。忠剛も「於一」と呼びなれた名前で篤姫を呼ぶ、その様子に涙しました。

しかし泣いたといえば今回は、いよいよ出立を迎えたその日でしょう。城を出るときの、広川や高山といった、養女となってからの侍女たちも、ともに過ごした時間は短いながら、最初はぶつかることもあり、そして姫を見守る気持ちを芽生えさせていただろう部分もあって…その表情にも別れに対する思いがにじんでいて、切ない気持ちにさせられました。
そして何より、道中に立ち寄った今和泉家での様子が…もう涙が止まりませんでした。城で篤姫と家族としての対面を果たしたのちに倒れ、寝込んでいた忠剛も助けを借り門前に出ていました。…その姿がだんだんと遠ざかる様子が駕籠のなかから見えるのが、斉彬の養女となるため、今和泉家を出たときの光景と重なって、でも今度はもう二度と会うことがかなわない、そういう別れになるわけで…そう思ったら堪らないものがありました。
見送る側も遠ざかる駕籠と行列をじっと見送る人々の姿、そしてお幸に「戻りましょう」と促されても「あともう少し」と門の前を立ち去りがたい様子の忠剛の様子が、ほんとうに切なかったです。

そして尚五郎もまた沿道で、西郷や大久保とともに篤姫の駕籠を見送っていました。意気消沈してその場を立ち去ろうとする尚五郎でしたが、「同じ薩摩にいられるのもあとわずかなのだから」と言う西郷たちに引っ張られるようにして駕籠を追うことになります。尚五郎はいい友人を持ちましたね。
駕籠を追った尚五郎たちは、一行が船着場に向かっていないことに気づきます。篤姫は最後に、桜島が美しく見える思い出の場所に立ち寄ったのでした。そこへ追いついた尚五郎たちは「お元気で」と別れの挨拶をし、自分たちも江戸へ行くことを決心します。尚五郎の表情も、それまでとは違い、清々しく前向きになっていて、明るい気持ちになりました。

船に乗り込んだ篤姫は桜島に別れを告げ「薩摩を思って泣くのはこれが最後」と誓います。篤姫が桜島を見たのはこのときが最後で、死ぬまで薩摩の土を踏むことはなかったのだそうです。薩摩から江戸は約1700㎞、参勤交代には当時の金額で毎回5万両、今で言うと約5億円かけて行われる、ほんとうに大変なものでした。距離的にもおいそれと帰ることの出来ない場所であるのと同時に、御台所となれば大奥を出ることもかなわないのですから…。

こうして薩摩に別れを告げ、また新たな一歩を踏み出した篤姫。しかし…またまた篤姫を様々な苦難が襲いそうな予感。思えば、今和泉を出て斉彬の養女となったときもそうでしたし、この先も、大奥に入るとなれば、またそういう目に遭うでしょうし…篤姫の人生はこれの繰り返しなんでしょうね。
御台所の話が阿部から出て…幕府でも色々と揉めるようで、なんだか波乱の様相ですね。次回も非常に楽しみです。

篤姫…宮﨑あおい
尚五郎(小松帯刀)…瑛太
島津斉彬…高橋英樹
島津忠剛…長塚京三
お幸…樋口可南子
島津忠敬…岡田義徳
小松清猷…沢村一樹
肝付兼善…榎木孝明
お近…ともさかりえ
幾松…松坂慶子
広川…板谷由夏
高山…左時枝
しの…小林麻子
島津忠教…山口祐一郎
西郷吉之助(隆盛)…小澤征悦
大久保正助(利通)…原田泰造
フク…真野響子

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2008年3月22日 (土)

ドラマ『刑事の現場』第3回・運び屋を追え

Keijinogenbaさて今回、伊勢崎と啓吾の過去が明らかに…?

ドラマ『刑事の現場』(全4回)
第3回・運び屋を追え

啓吾は瑞穂とともに覚醒剤の運び屋を張り込むことに。対象は曽根真里子。彼女は平凡な毎日を送る専業主婦でしたが、「平凡な人間などいない」と瑞穂にたしなめられます。一方伊勢崎は、啓吾が殉職したかつての同僚・加藤誠の息子と知り、戸惑っていました。伊勢崎には彼を救えなかったという大きな後悔があったのです。そんな中、啓吾は覚醒剤の受け渡し現場で真理子を取り逃がす大失態を犯してしまい…。

今回は、殺人と覚醒剤密売の二つの事件をめぐる、ふたつの家庭の物語でした。
まずは殺人事件。夫が妻を殺したとして、夫を逮捕し捜査の進んでいた事件のなか、その供述に疑問を抱いたのは、啓吾の同僚である良介。事件発生時刻、居間の他に息子の部屋にも灯りがついていたという目撃証言、そして飾られていた家族写真をもとに、真犯人にたどり着きました。結局…母親の「お父さんなんか捨ててふたりで暮らしましょう」という言葉に逆上した息子の犯行で、なんともやりきれない結末でした。
そしてもうひとつが、啓吾が張り込み要員として応援に駆り出された覚醒剤密売事件。容疑者は専業主婦の真里子。かつては夫婦ともに演奏家を目指していた音楽家でしたが、それをあきらめて東京から越してきたのでした。そんななかで抱える、どうしようもない孤独感やプレッシャー、夫とのささいな喧嘩から、好きなピアノを弾くことも出来なくなった、犯罪は犯罪としていけないことですが、犯罪に手を染めることになった彼女の、やるせなさをも感じました。
さて…前回、啓吾の父と同僚だったことがわかった伊勢崎。啓吾が覚醒剤の事件を手伝うことになったのも、啓吾の父がかつて殉職した同僚だったことを知った伊勢崎が、啓吾との接し方に戸惑っていたから、でしょうね。
容疑者を取り逃がしたうえに、怪我を負った啓吾への伊勢崎の「最後まで気を許すな」「いったん署を出たら生きて帰ってくるんだ。これは命令だ」は、かつて同僚を失ったという重みを伴って、心にズシンときました。
最後に…伊勢崎に父のことを尋ねた啓吾でしたが「人間としては立派だったけれども刑事としては俺は認めない」と言い放ちます。それは、啓吾に向かっての言葉にも表れているように、あいつは油断があったから殉職するような羽目になったんだ、という意味もあるんでしょうが…父親と同じ職業を選んだ啓吾にとっては辛い言葉ですよね。
…さて、来週はとうとう最終回。なんか…お父さんと同じような状況になりつつありますが、どうなることやら。

伊勢崎彰一…寺尾聰
加藤啓吾…森山未來
野下浩美…石倉三郎
瀬戸山瑞穂…池脇千鶴
古川良介…忍成修吾
岸田渉…浜田学
木島昭太…三浦アキフミ
守本真二…宇崎竜童
桐島奈津子…真野響子
曽根真里子…葉月里緒奈

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2008年3月21日 (金)

対岸の彼女

Taigannokanojoちょっと前に、角田光代さんの短編集を読む機会があって…今回はその角田さんの、直木賞受賞作を読んでみました。

角田光代・著
『対岸の彼女』

専業主婦から仕事に復帰しようとする小夜子と、独身で女社長の葵。ともに三十四歳、しかし性格も育った環境も異なるふたりに、はたして友情は成立するのか…?

物語は、小夜子の視点(現在)と葵の視点(過去)とで交互に語られていきます。小夜子から見た現在の葵と、過去の葵が別人のようで、最初は戸惑いました。で…あるときから葵の現在のキャラクターが、葵の高校時代の親友、魚子(ナナコ)っぽいなぁと思いました。そのナナコとの友情や心の繋がりなどを知るにつれ、葵は、もうこの先たぶん会うことはないであろうナナコのような存在を求め、そしてついに自らがナナコのように振舞うようになったのだな…と感じました。

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2008年3月20日 (木)

ドラマ『鹿男あをによし』第十話(最終回)・二つのキス~冒険の終わりが恋の始まり

Shikaさて…早いもので今回が最終回です。

ドラマ『鹿男あをによし』
第十話(最終回)・二つのキス~冒険の終わりが恋の始まり

小川や堀田、道子らが見守るなか、鹿はナマズを鎮める儀式を無事に終わらせました。盗難疑惑は解けたものの、学校にいられなくなった小川は退職することに。道子らは教師たちに反発しますが、小川は疑惑が解けただけで十分だとすっきりした表情を見せます。その後鹿に会いに行った小川は、自分と堀田の顔を元に戻して欲しいと頼みますが、かなえられる望みはひとつだけで、どちらかの顔しか元に戻せないと言われてしまいます。…翌日、職員室にいる小川を堀田が鏡の前に連れ出します。そこには、人間の顔をした堀田と、鹿顔のままの小川が映っていて…。

前回、どうにか“目”を手に入れることが出来た小川たちは、ナマズを鎮める儀式に立ち会うことになりました。ここに、さんざん小川の邪魔をしてきたリチャードもちゃっかりいましたね…。きっとあのあと、どこかに行っちゃったんだろうなぁと勝手に思ってましたが…。
そして、なぜあの鏡を“目”というのかが分かりました。あれは、鹿(または狐や鼠)に卑弥呼の力をその目に与えるためのものだから…なんですね。

で…儀式がすんで地震が収まり一件落着したわけですが、ここで運び番である小川は鹿に願い事をきいてもらえることになりますが、自分と堀田の顔を元に戻して欲しいという願いはどちらかの顔を戻すことしか出来ないと言われ…結局自分ではなく堀田の顔を戻すことを選んで、小川は自分の顔を戻すことをあきらめてしまいます。
それで、こんどは道子が鹿を訪ねて「小川先生はあんなに頑張ったのに、どうしてもうひとつぐらい願いをきいてあげないのか」と詰め寄ります。道子vs鹿…面白すぎです…。小川には結構偉そうにしてるのに、というか道子に対してもそうしてるはずが、いつのまにか道子のペースにはまってアワアワしてる鹿がなんか可愛かったです。

東京へ帰ることになった小川のために日曜日に出かけることになった小川と道子、そして重さんと美栄。重さんと彼を想う美栄の間を取り持とうとする小川と道子、そして小川と道子の間を取り持とうとする重さん。ということで4人ではなく2人ずつ。
それにしても、小川と付き合っているつもりだった道子、というのはビックリですね…。前にそんなことがあったというエピソードが最初のほうに登場してましたが、小川との関係でもその勘違いをしていたとは。でも、最後には勘違いではなくなって、良かった良かった。
…これがサブタイトルにもなっている、恋の始まりのキス。
そして、もうひとつは冒険の終わりのキス。東京へ向かうため電車に乗っている小川を、授業をサボった堀田が追いかけてきます。鹿から道子へ、そして道子から堀田に伝えられた、小川の顔をもとに戻す方法、それは使い番である堀田から小川へのキス。道子が駅まで見送りに行かなかったのは、堀田にもちゃんと小川にお別れをさせてあげたかったからでもあるんでしょうね。白紙の答案用紙の裏にびっしり書かれた手紙が切なかったです。
電車から見えた鹿の姿、そしてどこか物言いたげなその表情も印象的でした。

さて…謎を考えるのが楽しく、そしてカッコいい玉木くんを見るのも楽しく、あっという間に最終回を迎えたという感じ。先を知りたくなかったので、気になりつつも原作小説は読みませんでした。機会があればぜひ読んでみたいと思います。


小川孝信…玉木宏
藤原道子…綾瀬はるか
堀田イト…多部未華子
福原重久…佐々木蔵之介
福原房江…鷲尾真知子
長岡美栄…柴本幸
溝口昭夫…篠井英介
前村さおり…キムラ緑子
名取良一…酒井敏也
佐倉雅代…藤井美菜
小治田史明…児玉清 
鹿…山寺宏一
鼠…戸田恵子
卑弥呼…大塚寧々

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2008年3月19日 (水)

映画『ブラブラバンバン』

Blaban

今年映画館で観る23作目はこちら。
ちょっと変わった青春ものって感じでしょうか?

映画『ブラブラバンバン』

高校に入学した白波瀬歩(福本有希)は、放課後ホルンで「ボレロ」を演奏する女子生徒に遭遇。トランペットで合奏すると、何と彼女は歩に飛びつき、服を脱がそうとし、驚いた歩は教室から飛び出しました。彼女の名は芹生百合子(安良城紅)といい、心地よい音楽を聴くと気分が高揚し大胆になってしまう特異体質。やがて二人は吹奏楽部に入部、コンクールを目指し、加藤茶の「ちょっとだけよ」でおなじみの「タブー」を選び、練習し始め…。

安良城紅さん演じる百合子が…かなり色っぽくてドキドキしました…。
それに選曲がかなりツボでした。「ボレロ」は、結構前から官能的な曲だなぁと思っていたので、こういう風に使われるのはすごく納得するところです。ホルンの音って、トランペットみたいに突き抜ける感じはないんですけど、程よい低音もあったりして、安心感のある、それでいて艶のある音色ですね。…丘の上でこの曲を演奏するシーンがあるんですけど…この曲のもつ色っぽい部分よりも、清々しい雰囲気が強くて、こういうのもまたいいなぁと思わされました。
また、コンクール演奏用の曲としては「タブー」と「だったん人の踊り」。「タブー」はおなじみの曲ですが、私的には「だったん人の踊り」のほうが気になりました。たまたま昨年生のオーケストラでこの曲を聴く機会があったりして、今回はブラスバンドでの演奏でしたけど、音の厚みとかそういうことで言えば、もちろんオーケストラのほうがいいんでしょうけど、ブラスにはブラスの魅力があります。なんていうのか…曲がすごくキラキラする感じと、あと管楽器(とくに金管)の音色って、脳にダイレクトに官能を届けてくるというか、そういう魅力を感じさせられます。
青春ものの爽やかな部分、そして音楽の魅力を感じることが出来る作品でした。

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2008年3月18日 (火)

チロルチョコぷれみあむ(宇治抹茶&京きなこ)

Tirorumacchakinakoここ最近、コンビニではついついチロルチョコを物色してしまいます…。

(写真左)宇治まっ茶
昨年のモンドセレクション金賞を受賞したということで、今年も登場したのだそうです。
ほろ苦い抹茶味のチョコレートの中にもちグミが入っています。抹茶の風味がしっかり、そして爽やかさも感じられてとても美味しいですね。チョコレートの表面が市松模様になっている、芸の細かさも気に入ってます。

(写真右)京きなこ
これは結構前に買って、最近ようやく食べたもの。
きな粉味のチョコレートの中にもちグミと黒蜜が入っています。最初に口に入れたとき、きな粉というよりは、ピーナツバターみたいな感じの香りがしました。和風で深い味のチョコレートでした。

チロルチョコって、しょっちゅう色々な味が発売されていて、今は“ハワイアンパイン”(セブンイレブンにて発売)や“ミルクプリン”(ローソンにて発売)などが最新のようです。そちらもすごく気になります。

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2008年3月17日 (月)

映画『ジャンパー』

Janper

今年映画館で観る22作目はこちら。

映画『ジャンパー』

普通の高校生デヴィッド(ヘイデン・クリステンセン)は、ある日凍結した川に落ち、図書館への瞬間移動を体験。そして彼はその力を悪用し、銀行から大金を盗み取ります。その後、母の失踪から人が変わってしまった父との生活を離れ、ニューヨークで「世界中のどこへでも瞬時に移動できる」という自由を満喫していたデヴィッドでしたが、ジャンパーを抹殺しようとするパラディンというグループの存在、そしてその組織に自分が追われていることに気づき…。

こんな風に世界中のあちこちを移動できたら楽しそうだなぁと、ほんと単純に思います。どんなに入ることが不可能な場所にでも入ることが出来て、なんでも出来る、そんな夢のような話ですよね。
世界中の色々な場所が出てきて、撮影困難な場所でロケを敢行したという触れ込みで、もちろん日本(というか東京)も出てきて、それも結構な時間を割いているんですけど、東京というところはなかなか撮影許可が下りない場所が多いそうで、そのなかであれだけ撮影してるのはやっぱりすごいんだろうなと思ったりしましたが…私の好みからすると、どこかイマイチ乗り切れないっていうか、なんていうか…。

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偶然?わざと??

Newdemiowith週末に映画を観にでかけたときのこと。…映画が終わり駐車場に戻ってきて、ルームミラーに映ったものに「え…?」と驚き、思わず車を降りて見てしまいました…。
ウチの子(新型デミオ)の後ろに、前の型のオレンジ色のデミオが停まっていました…。確か私が停めたときは居なかったはず…。
自分と同じ車を駐車場で見かけると、隣(とかすぐ近く)に停めたくなる人っていうのが結構居るというのをあるところ(?)で見たばかりだったので、そういう人がわざわざしたものか、はたまた偶然の産物か…としばし悩んでしまいました(笑)。
そうそう、私はといえば、同じ車が停まっていると気にはなるものの、自分的に便利なところに停める!というのが最重要なので、あまり意識したことはないんですけど…。
それにしてもオレンジ色のデミオ、走っているのはたまに見かけてたんですけど、間近で見ると可愛くてきれいな色ですね。オレンジは好きな色なので、しばらく見ちゃいました。ただ…私が自分で乗るにはちょっと、勇気が必要そうですけどね(そういう自分は赤のくせに…って感じ?)。

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2008年3月16日 (日)

大河ドラマ『篤姫』―第十一話・七夕の再会

Atsuhime さて、今回は斉彬が粋な計らいをします。


大河ドラマ『篤姫』
―第十一話・七夕の再会

将軍家正室となることを知り、覚悟を決めた篤姫は幾島とともに歴史の勉強をはじめ鼓や琴など諸芸の稽古に余念がありません。斉彬から打ち明けられた篤姫の実父・忠剛はお幸とともに娘の出世を喜びながらも篤姫がこれまで以上に遠い存在になってしまったことを悟るのでした。
忠敬から噂を聞きつけた尚五郎は衝撃を隠せず動揺し、思い余ってどうしても江戸に行きたいと清猷に懇願します。当時、藩内から広く改革案を求めていた斉彬は、西郷という下級武士の意見書が特に優れていることに感銘を受け、西郷のことを知りたいと尚五郎を呼び出した斉彬でしたが、話をするうちに尚五郎が篤姫に強く思いを寄せていることを知ります。…斉彬の粋な計らいで尚五郎は篤姫との再会を七夕に果たし…。


12代将軍・家慶が亡くなり、その息子である家祥が家督を継ぐことになり、さらに翌年にはペルリ(ペリー)が再びやってくるということもあって、幕府では家祥が将軍となることに不安を抱く幕臣が大勢いました。そこで老中の阿部が「新しい御台所」を迎えてはどうか…と前々から斉彬とひそかに進めていた計画を実行に移し始めます。まぁでも斉昭が言うように、それくらいで何か変わるものか…と思うのは無理もないことですよね。家祥、将軍となる前に二度、妻を迎えたことがあって(どちらも早世)、とてもそうは見えない、あの様子ですからねぇ…。そんな家祥と篤姫との出会いがもうすぐそこまで迫っているところです。

自分が御台所候補になっていることを知った篤姫、今までの投げやりな様子がうそのように、清々しい表情で鼓や琴の稽古、歴史の勉強に取り組みます。篤姫って…なにかするときに必ず理由というか、そういうのが必要で、それに納得しなければ進めない性質(たち)みたいですね。それだけに、そこに確信が持てると、とんでもなく強いですね。
「私は橋を渡って、その橋に火をかけた」という言葉は、「女の道は一本道。さだめに背き、引き返すは恥」という菊本の言葉を受けたものだろうな…と感じました。
幾島が篤姫に将軍家やご公儀について述べる様子を見て、後ろに控えた広川と高山が「まるで将軍家にでも嫁ぐようじゃ」とささやき合います。御台所の件はほんとうに一部分の人にしか知らされていなかったわけですね…。

しかし、篤姫の実父である忠剛に斉彬が告げたことから、兄である忠敬を通じ、尚五郎もこの件を知ることになって…少しでも篤姫の近くにいたいという気持ちからでしょうか…小松を訪ね、江戸へ行きたいと願い出ようとします。それにしても…話を切り出そうとすると、西郷と大久保が釣果を届けに来たり、お近がその二人に礼を言いにやってきたり…なかなか本題に入れずおろおろする尚五郎がちょっと気の毒になりました…。
まぁ色々ありながら江戸へ行きたいと小松に告げる尚五郎ですが…そんな彼を、お近が複雑な表情で見守っています。彼女はもう、篤姫の御台所の件を知っているんですね…。それに尚五郎が遠くへ行ってしまうことも寂しく思っているようです。

そして江戸行きを願い出たこと、そして優れた意見書を出した西郷と親しいことを小松から聞いた斉彬に呼び出しを受けた尚五郎は、恐縮しながらも自分の意見を述べ、未だ処分が解けず島流しになったままの大久保の父(利世)のことを尋ねます。そんなやりとりに「はて…?以前にもそんなことを申した者がいたような…」と考え込む斉彬。そこで篤姫の話題が出て、小松から、尚五郎が篤姫の兄である忠敬と勉学をともにし、また篤姫とも親しいことが明かされ…尚五郎の様子から篤姫を想っていることを知った斉彬。
その口ぶりから篤姫の幸せを願う気持ちを知った斉彬は、粋な計らい。斉彬は小松に突然「姫を呼べ」と命じます。驚いた小松が思わず「はっ?」て言いましたよ…。重ねて命じられたときはちゃんと「はっ!」って返事してましたけど…。
そうそう、その小松。斉彬に仕えるとともに、尚五郎や忠敬にとっては恩師で折に触れ尋ねる存在。下々の者、若い者たちと斉彬をはじめとした藩の中枢とを繋ぐ、かなり重要な位置にいますよね。斉彬の養女となった篤姫はその昔(?)、男の子の格好をして小松の開く私塾に潜り込んでいましたっけ…(笑)。

尚五郎が城に来ていることを知った篤姫は、幾島たちが諌めるのも聞かず駆け出し、久々の再会を果たし、そしてこれまた久々に碁を打つことに。笑顔を見せる篤姫にほっとしたように笑顔を見せる尚五郎。一見、なにも変わらないふたりでありながら、篤姫は、自らの行く先を見つめた強さもありましたね。尚五郎に「父と母を頼みます。兄を頼みます。薩摩を頼みます」と後を託します。父母と薩摩は分かるけど、兄(忠敬)も頼んじゃうのか…とちょっと思いましたけど…。篤姫の目には相当頼りなく映っているんでしょうね…(笑)。
で…尚五郎が帰った後、「姫にはその気はなかったのか」と斉彬に問われ「あるわけがない」と応える篤姫、そして「その手のことに関してはからっきし疎いようだな」と独りごちる斉彬。実父である忠剛との関係とはまた違う、親子のような関係を見たような気がしました。

そして…篤姫が江戸へ発つ日が決まり、薩摩との別れ、御台所となる日が近づいてきました。見る側である私も、訪れたことのない土地ではありますが、薩摩を、そして桜島の見える風景を身近にあるように親しんできて、登場する人々にも愛着を感じてきたところだったので、なんだか寂しい気もしますね…。次回は「さらば桜島」。実の父と母との別れに涙してしまうような予感。それに、忠剛にはなにか良くないことがありそうで、気がかりです…。


篤姫…宮﨑あおい
尚五郎(小松帯刀)…瑛太
島津斉彬…高橋英樹
島津忠剛…長塚京三
お幸…樋口可南子
島津忠敬…岡田義徳
小松清猷…沢村一樹
肝付兼善…榎木孝明
お近…ともさかりえ
広川…板谷由夏
高山…左時枝
幾松…松坂慶子
西郷吉之助(隆盛)…小澤征悦
大久保正助(利通)…原田泰造
徳川家祥(家定)…堺雅人
徳川斉昭…江守徹
阿部正弘…草刈正雄
松平慶永…矢島健一
人影…麿赤児

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映画『犬と私の10の約束』