クラシックミステリー『名曲探偵アマデウス』事件ファイル♯2ブラームス「交響曲第4番」~愛妻はどこへ消えた?~
ミステリードラマ仕立てのクラシック番組、第二回です。
クラシックミステリー『名曲探偵アマデウス』
事件ファイル♯2
ブラームス「交響曲第4番」~愛妻はどこへ消えた?~
老齢に差し掛かったブラームスが、その人生を振り返り噛みしめるように書いた、たそがれのシンフォニー。いぶし銀にも似た重厚な響きに隠された、人間ブラームスの真の姿とは?誰も知らなかったブラームスの謎を解き明かす!?
依頼人は、ある日突然妻が居なくなってしまった!という男性。妻の残した意味不明な言葉「ブラ4」が、どうやらブラームスの交響曲第4番のことらしい、と知り、天出のもとを尋ねてきた模様。
たしかに…クラシックに詳しいというか、興味のある人でなければ「ブラ4」て言われても何が何やら…ですよね。それでも最近は「のだめ」の影響もあって「ベト7」(=ベートーヴェンの交響曲第7番)とか「ブラ1」(ブラームスの交響曲第1番)みたいな言葉もちょっとだけ、市民権(?)を得てきた気もしますが…。
さて…今回取り上げられた、ブラームス最後の交響曲、第4番。このメロディが“ため息のモチーフ”というのは初めて知りました。というか、ちゃんと聴くこと自体が初めてだったかも…。モーツァルトの交響曲第40番にも使われているこのモチーフ、本来は2度下がるものを3度下げることによって、より深いため息を表していたとは。
また、6度または8度上がっている音についても、その上がっているほうの音をオクターヴ下げると3度下がっていることになる、という部分はさらに驚きでした。ブラームスって…勝手なイメージですけど、そういうのをしなさそうっていうイメージがあって。ちょっとだけ、ブラームスに対するイメージが変わったかも。
さて、次回はJ.S.バッハの「ゴールトベルク変奏曲」。バッハ!バッハも良いですよね。バロックって、聴きだすとはまっちゃう魔力があります。次回も楽しみです。
天出臼夫…筧利夫
響カノン…黒川芽以
大西治…日野陽仁
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