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2008年5月

2008年5月31日 (土)

5月に観たい映画その後

さて…5月もきょうで終わりです。
ということで、今月観た映画のまとめを。

今月映画館で観た映画

相棒絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン
人気ドラマシリーズ『相棒』の映画化。水谷豊さん演じる杉下右京と犯人の緊迫感あふれる頭脳対決や、今まではなかったアクションシーン、寺脇康文さん演じる亀山薫の、いつも以上に身体を張ったシーン、そしてとても考えさせられるテーマも描かれて、見ごたえのある作品でした。

ぼくたちと駐在さんの700日戦争
人気ブログの映画化。とある田舎町で、イタズラ好きな高校生たちと、それに立ち向かう駐在さんが繰り広げる戦い。バカバカしいと思いつつ…実は最後にホロリとさせられます。

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
1980年代はじめ。ソ連のアフガニスタン侵攻に危機感を覚えた下院議員チャーリーが、ソ連の動きを封じようとするお話。なんか…チャーリー役のトム・ハンクスはとてもよく人物を演じていて良かったんですけど…私個人としては、なんか乗れない感じでした。

全然大丈夫
ドジで不器用で、だけどどこか憎めない木村佳乃さん演じるあかりと、彼女を巡って恋のライバルになる、荒川良々さん演じる照男と、岡田義徳さん演じる久信。そんな3人と周りの人たちが繰り広げる、ゆるいお話。

ラフマニノフ ある愛の調べ
ロシア革命後の祖国から亡命、アメリカにやってきたラフマニノフ。その彼の幼い頃からロシアを出るまでの思い出と、アメリカで多忙と望郷の念から作曲が出来なくなる苦悩。
神経質で扱いづらいラフマニノフを支える妻のナターシャ。そんな不協和音も頂点に達したときに訪れる、思わずホロリとさせられる出来事。

山のあなた 徳市の恋

最高の人生の見つけ方

幸せになるための27のドレス

↑3作ほど、レビューが間に合ってません…。そちらを更新したら、この記事からもリンクをします。

ということで、今月映画館で観たのは8作品でした。

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2008年5月30日 (金)

ピカラダ

Pikarada最近、ドラッグストアで見つけました。

UHA味覚糖
ドライフルーツでピカラダ
 マンゴー&オレンジ
 レモン&クランベリー
 ブルーベリー&クランベリー

ドライフルーツをグミにとじこめ、酸っぱいパウダーでコーティングされています。
どれも酸味があってフルーツいっぱいな感じですが、この写真のマンゴー&オレンジがいちばん、酸味は柔らかいというか…控えめかもしれません。
ブルーベリー&クランベリーはベリーとベリーなので、ただただ酸っぱいというよりは、甘酸っぱい、ちょっと濃い味。酸っぱさではレモン&クランベリーがいちばんかもしれません。
私はグミってちょっと苦手意識がずっとあったんですが、これは固すぎなくて食べやすかったです。

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2008年5月29日 (木)

ややこしや(まちがいの狂言)

Thekyogenoferrors「にほんごであそぼ」のDVDを見たら…無性に見たくなってしまいました。というわけで、久々に引っ張り出してきました。

野村萬斎
世田谷パブリックシアター芸術監督就任記念公演
『まちがいの狂言』グローバルバージョン
(英語字幕つき)
幼い頃に生き別れとなった双子の石之介(石田幸雄・一人二役)、そしてこれまた双子の太郎冠者(野村萬斎・一人二役)。白草の国に住む石之介が、太郎冠者とともに生き別れになった兄弟を探す旅に出て、…やがて辿りついた黒草の国で彼らを巻き込んで繰り広げられる騒動。


シェイクスピアの『まちがいの喜劇』をもとに、狂言の手法を用いて演出しています。
舞台は室町時代の瀬戸内海、黒草という小国(もちろん架空の)。
石田幸雄さん演じる石之介と野村萬斎さん演じる太郎冠者は、二人一役。そして、この二組の双子と周りの人々のやりとりを理解しやすくするため、独特のルールが存在します。それは、黒草の民は上手(かみて)側の黒い幕から、白草の民は下手(しもて)側の白い幕からそれぞれ登場します。これを覚えておかないと、見ながら混乱してしまいます。
二組の双子と、その周りの人々がお互いの存在を知らずにあれこれ動き回るので、そのたびに言うことやることが食い違っていく…その様子がたまらなく可笑しくって…かなり笑いました。また、そんなことが続くうち「ほんとに自分は大丈夫か?」と自分にすら自信が持てなくなる様子が描かれるところは、ちょっと怖いような気もしました。
そして今更ながら、萬斎さんは明るくカラっとした、調子のいい太郎冠者が似合うなぁと思います。この作品もそうなんですが、他の作品で見ても、とても…楽しそうに演じているように感じられます。
また、萬斎さんの次に私が好きな高野和憲さんは、黒草の石之介の妻・お熊の妹であるお菊を演じています。このお菊がほんとに可愛らしくて…、高野さんをいいなぁ♪と思い始めたきっかけの作品がこれだったりします。何度見てもいいです。

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2008年5月28日 (水)

萬斎満開

Mansaimankaiこの間、萬斎さんのお芝居を観に行って…その久々の高揚感になぜか気が大きくなって購入し(てしまっ)たDVD。先週末、さっそく見ました。

にほんごであそぼ「萬斎満開」
出演:野村萬斎ほか、うた:おおたか静流

末廣かり/伊呂波/丼礑(どぶかっちり)/茸(くさびら)/鐘の音/二人大名/鶏聟(にわとりむこ)/まちがいの狂言(鏡バージョン)
雀の子そこのけそこのけお馬が通る/おれも眠らう/夏草や兵どもが夢の跡 /閑さや岩にしみ入蝉の声//柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
擬音アニメ「どうんどうん」/「ぼくぼく」/「ぎゃわろっぎゃわろっ」/「きぃらりきぃらり」/「ほろろんほろろん」/「ちろんてんとん」
♪わらべうた「あしたてんきになあれ」/「げろげろがっせん」/「うちのせんだんのき」/「いちにのさんものしいたけ」/「ちょっとぱーさん」
インターミッション「あえるあえない」/「痛いの痛いのとんでゆけ節」

NHK教育テレビで放送中の「にほんごであそぼ」で萬斎さん出演のものが中心に収録されています。萬斎さんが出演しているのは、上のリストでは末廣かり~柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺まで。放送開始当初から話題になった「ややこしや」でおなじみの「まちがいの狂言」は鏡バージョン。「まちがいの狂言」と、いとうせいこうさん作の新作狂言「鏡冠者」がミックスされた感じ。これを見て、無性に「まちがいの狂言」を通しで見たくなって…久々にDVDを引っ張り出してきて鑑賞。その辺の感想はいずれあらためて書こうと思います。
「夏草や…」は能「船弁慶」に出てくる弁慶の舞の部分を萬斎さんが舞っていて…実はこの舞を見るのが好きな私にとっては、これも嬉しかったです。
擬音アニメーションは、日本語って聴いても見ても心地よい、美しい言葉だなぁと思いました。

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2008年5月27日 (火)

文学のススメ

Bungakunosusume最近読み終わりました。

爆笑問題・著
『爆笑問題の「文学のススメ」』

日本テレビ系で深夜に放送されていた「爆笑問題のススメ」から、花村萬月さんや中村うさぎさん、倉田真由美さん、平野啓一郎さんに団鬼六さんなど…幅広い作家が登場して、爆笑問題と繰り広げるトーク集。

この番組は当時好きでよく見ていたので、あぁこれ見たなぁっていうトークもありましたが、夜遅いということもあって見逃していた回も多かったです。たいてい、作家の方のお話を聞きながら太田さんが程よく(ときには過剰に…)ボケて、田中さんがツッコミを入れる…というパターンですが、たまーに、松尾スズキさんだとか江川達也さんだとか…テレビによく出られている作家の方は、自らボケたりするという、そこもなかなか面白かったです。

コラムでは児玉清さんと爆笑問題のふたりが読書についての対談をしています。児玉さんといえばNHKで放送されている「週刊ブックレビュー」の司会でもおなじみ。なんだか…文章を読んでいるだけで、あの穏やかな口調が聞こえてくるようです。
児玉さんのご自宅の本棚には結構な数の本があるそうなんですが、お子さんたちはその本には触らないのだそうです。それは父親とは関係ないところで本を読みたいようだ…と児玉さんはおっしゃっています。
確かに…本を読む人にとって「どんな本を読むのか」という選択からして自分の興味や嗜好といった“自分そのもの”なので、本を選ぶところからして自分なりの思い入れがあるんですよね…。私自身も昔は、母親が読んでいる本のなかから面白そうな本を探して読んでましたが、ある時点で「こういうものを読みたい」というのが定まってきたころから、母親が読んでいるタイプとはまた違う道に入り込んだというか…。そう考えると読書は、自分自身をつくること、自分自身を知ることでもあるんだなと、あらためて思いました。

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2008年5月26日 (月)

映画『ラフマニノフ ある愛の調べ』

Ravmaことし映画館で観る、38作目はこちら。
東京へお芝居を観に行ったついでに観てきました。

映画『ラフマニノフ ある愛の調べ』

1920年代のアメリカ。ロシア革命を機に亡命した天才音楽家セルゲイ・ラフマニノフ(エフゲニー・ツィガノフ)。演奏旅行で全米を回り各地で成功を収めるものの、その心は鬱々としていました。幼い頃一家離散の憂き目に遭いながらもピアノと作曲の才能を開花させた彼は今、望郷の念と多忙さから作曲に集中できずに苦しみ、これまで支え続けてくれた妻ナターシャにすら背を向けてしまうのでした。…そんなある日、郷愁を誘うライラックの花束が届き…。

アメリカへ亡命し妻や子供に囲まれた生活をしながらも、故郷を思う気持ちや多忙から作曲が出来ず苛立つラフマニノフ。そんな苦悩の様子と、亡命するまでのロシアでの日々が描かれています(史実とは異なる脚色部分を含む)。
『のだめカンタービレ』を読んでクラシック音楽に興味を持った私が、クラシック音楽って優雅なだけじゃなくてカッコイイものなんだなっていうのを初めて知ったのが、この作品で使われている「ピアノ協奏曲第2番」。思い入れの強い曲ということもあって、この作品はとにかく、音楽がすごく気に入りました。最初のほうに出てくるコンサートのシーンは迫力があって、思わず引き込まれたというか…なんならもっと聴いていてもいいなって思うぐらいでした。たまたま昨日の「N響アワー」ではラフマニノフを取り上げていて、中村紘子さんのピアノによるこの曲の全楽章を放送していました。演奏会VTRの前に、クレムリンの鐘の音を流していましたが、第一楽章の冒頭の和音はまさに、この鐘の音そっくり。
作曲できない苛立ちを妻だったり子供だったり、周りにぶつけてしまう彼は、お世辞にもいい夫や父親とばかりは言えないんですけども…最後の最後に、なんだかホロリとさせられるシーンがあって、ちょっと予想外に…感動してしまいました。
ラフマニノフと聞いて、気になる作品ながら地元での公開がなさそうなために観ずに終わるかもしれない、と思ってましたが映画館で観ることができて良かったです。

おまけ。
Ravmapianoconchert←私がよく聴くアルバムです。
「ラフマニノフ ピアノ協奏曲全集」
ピアノ:ウラディーミル・アシュケナージ
ロンドン交響楽団、指揮:アンドレ・プレヴィン
…ラフマニノフのピアノ協奏曲が第1番から第4番までの全曲収録された2枚組。聴き始めると、2番だけでは飽き足らず、全部聴く羽目に陥ることもあったり(苦笑)。
Kobudo←変わったところではこんなのも。
古武道「KOBUDO」
チェロ:古川展生、ピアノ:妹尾武、尺八:藤原道山
最近、尺八奏者の藤原道山さんにはまっているんですが、道山さんが参加しているユニット“古武道”のアルバム。これの11曲目は、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番第2楽章をアレンジしたもの。原曲ではフルートが奏でる部分を、道山さんの尺八がハッとするほど甘く、切ない音色で聴かせてくれます。

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2008年5月25日 (日)

大河ドラマ『篤姫』―第二十一話・妻の戦

Atsuhimeさて…家定の本性を問いただそうとする篤姫ですが…?

大河ドラマ『篤姫』
―第二十一話・妻の戦

家定がうつけのふりをしていると感じた篤姫。家定本人に真相を問い詰めようとしますが、家定が篤姫のもとを訪れない日々は続き、幾島や滝山、そして家定の実母・本寿院らは、篤姫の髪型や服装を変えるなどして家定の気を引こうと試行錯誤するものの、いっこうに効果はあらわれません。
仏間で朝に家定と顔を合わせた篤姫は、とうとう家定自身に願い出て、ようやく家定が篤姫のもとを訪れます。なぜうつけのふりをしているのかと家定に聞く篤姫ですが、家定は相手にしないばかりか、自らの子を持つつもりはないと明言しました。この情報はすぐさま幾島から斉彬にもたらされ、斉彬や斉昭らは慶喜を次期将軍に擁立すべきときがいよいよ近づいたことを知るのでした。
篤姫は側室のお志賀を招き、家定の真の姿についてどう考えているのかと問いますが、お志賀はただただ家定のそばにいられれば幸せだと答えるのみ。家定のことが気になって仕方のない篤姫は、それが愛情というものだとはまだ気づいてはおらず…。



家定がうつけではないと感じた篤姫。そのことを直接問いただしたいと思うものの、お渡りが久しくなく…、それもかなわぬ状況。もやもやしたことが嫌いで、なんでもはっきりさせたい性分の篤姫らしい葛藤だなぁと思いました。
そして…そんな状況を「早くお世継ぎを」と考え、どうにかしようとしている面々が。幾島、本寿院、滝山、そして家定の乳母・歌橋。ここでもまた、幾島vs滝山の大奥のキャリアウーマン対決が。それでも、同じ目的のため、本寿院や歌橋とともに、知恵を絞りますが…おまた返しという、御台所が懐妊するまで許されるという特別な髪型に変えることになったわけですが…張り切る幾島たちに首が折れそうと言うほどのかんざしを挿されて大変なことになる篤姫。…た、大変だ…(汗)。
ですが結局…家定のお渡りが実現したのは、朝の仏間で篤姫が直談判したからで…。幾島たちの努力は報われませんでしたね。

今回、家定のお渡りは二度ありました。一度目は「あのときのネズミの話の続きを聞かせよ」という家定に「なぜうつけの振りをするのですか」と詰め寄りへそを曲げられ「わしには子は出来ぬぞ。作る気もない」とにべもない言葉。
二度目は…お志賀の方とふたりだけの対面をした後でのこと。今度は「なぜお志賀の方をお側に置くのですか、あの方が好きだからですか、余計な口を利かぬからですか」と言い募り、へそを曲げられるどころか癇癪を起こさせてしまいます…。
途中、家定は「お志賀の方をお好きだからですか」との篤姫の問いかけに「面倒くさいことを申すな」とうんざりした様子で言います。つまり家定は一事が万事、面倒なことが嫌いで…そこに、うつけのような振る舞いをしている意味もあるのではないか…と。
表向き…政治のことでも、攘夷派と開国派それぞれの思惑が渦巻くなか、自分がこう、と意見を示すことでますます混乱し、面倒なことになる。だから自分はうつけとなり、老中たちの勝手にさせている、というような感じでしょうか…。勝手な想像ではありますが、今回はそんなことを感じました。
でも…聡明な篤姫には珍しくというか…だいぶ混乱している様子。初めて自分の中に生まれた“愛情”そして“嫉妬”といった感情に戸惑っているからでしょう…。「お世継ぎを」との声に押されて家定を気にしている…のではなく、自覚はないながら「妻であるわたくしにもありのままのお顔を見せてくださらないのですか」と愛情ゆえ、本当の姿を見たい、見せて欲しいと思う気持ちは…切ないなぁと思います。

さて…次回は「将軍の秘密」。篤姫と家定、そしてお志賀の方との関係も気になるところですが、今回は一度も登場しなかった薩摩パート。次回はどんな展開なのか…そちらも注目したいです。


篤姫…宮﨑あおい
徳川家定…堺雅人
本寿院…高畑淳子
お志賀…鶴田真由
幾島…松坂慶子
滝山…稲森いずみ
歌橋…岩井友見
初瀬…宮地雅子
島津斉彬…高橋英樹
徳川斉昭…江守徹
阿部正弘…草刈正雄
一橋慶喜…平岳大
小の島…佐藤藍子
西郷吉之助(隆盛)…小澤征悦

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2008年5月24日 (土)

『わが魂は輝く水なり』inシアターコクーン

Theatercocoon上演期間もかなり終わりに近づいた感がありますが…ようやく、観に行ってきました。チケット取ったのもかなり遅かったので、そんなに良い席ではなかったですが、舞台への集中度と客席との一体感を謳っている劇場だけあって、なかなか見易く、また居心地のいい会場でした。

『わが魂は輝く水なり』
(Bunkamuraシアターコクーンにて)

平安末期、源平合戦のさなか。
平安の武将・斎藤実盛(野村萬斎)は、60歳という老齢の身ながら合戦が続く日々を送っていました。敵は木曽義仲。かつて幼い義仲の命を救ったのは、ほかでもない実盛。そして実盛の息子・五郎(尾上菊之助)は同世代の義仲、巴(秋山菜津子)らと親交を深め、京に向かい兵を挙げた彼らと行動を共にしていました。しかし五郎は不慮の死を遂げ、今は亡霊となって実盛の傍らにいるのでした。
そしてついに、実盛のもうひとりの息子・六郎(坂東亀三郎)までもが義仲のもとに走ってしまいます。…しかし、六郎が見た義仲軍はあまりにも無残で…。


冒頭、琵琶の音と「祇園精舎の鐘の声…」で始まる平家物語。そこから何か、不思議な力が働いたみたいに、舞台に意識が吸い寄せられていきました。で…緊張感と、それがちょっと緩む、コミカルなシーンがいい具合に混ざり合って、そのバランス感覚がすごいなぁと思いました。

萬斎さんが演じるのは、白髪に髭で腰を曲げて歩く老齢の武将・実盛。普段狂言の舞台などで拝見する颯爽とした(太郎冠者とかの)姿とはがらりと変わった様子でしたが、またこれも良かったです。そして、後半の合戦の場面では、見事な殺陣。「え?え?今どうやって動いたの?」って目を瞬いてしまったところもあって…そのスピードと俊敏さ、身のこなしの軽やかさはさすがだなぁと…今年初めにNHKで放送していた『鞍馬天狗』を思い出しました。
そして…いちばん最初に舞台に登場したのは、五郎を演じる尾上菊之助さん。もちろん美しかったんですけども、私はとくに、声が…ほんとに清々しくていいなぁ、好きだなぁと思いました。父親の実盛について歩く亡霊、という役柄(?)でしたが、そのちょっと現実離れした雰囲気に引き込まれ、また親子の間での会話だったり…それが面白くってかなり笑ってしまいました。
実盛以外には見えない、そして聞こえない五郎の姿と声。そんな彼と話す実盛は、周囲からキ×ガイではないか…と疑われていく、その様子もかなり滑稽でしたねぇ…。
かと思えば、実盛がふたりの息子に対して抱く複雑な思いや、戦いを続ける中でそこに関わる人々をどこかまともでいさせなくするなにか…が姿を現してきたりして、ドキドキさせられます。

私は萬斎さんが好きだからこのお芝居を観に行ったわけですけど…もちろん萬斎さんの素晴らしさは言うに及ばず、菊之助さんは菊之助さんで、美しいばかりでなくコミカルな部分も見せてくれて…それもいいなぁと思えて、また秋山菜津子さんの演じる巴が見せる可憐だったかと思えば勇ましい様子に心奪われ…、亀三郎さんの演じる六郎から見える野心とひたむきさにドキドキさせられ…。そうそう。私は長谷川博巳さんの演じる惟盛もかなり好きでした。なんというか…いい意味でも悪い意味でもお坊ちゃんな感じと飄々としたところが笑いを誘いました。…それぞれのキャラクターがすごく魅力的で、萬斎さんが出ていない場面もみんな見所いっぱいで楽しませてもらいました。

この間読んだ「婦人公論」での萬斎さんと蜷川さんの対談。蜷川さんは「液体を用意してます」と言っておられて、「オイディプス王」のときは血糊だったんですけど、さて今回は何だろう?と思っていたら…最後に白粉(おしろい)と紅(べに)が出てきて…合戦のなかで自らの老いた姿が目立つ、という理由で髪を黒く染め白粉まで塗ってしまうという(笑)。狂言では若者だろうが女性だろうが素顔で演じるので、普段は見られない光景にびっくりでしたが…、見かねて手直しをしてあげる五郎っていうその辺りが更に可笑しかったです。

まぁそんなこんなで(?)、ほんっとに楽しませてもらったお芝居でした。
もっと先のような気がしていましたが、来週末、6月1日には萬斎さんが「塩尻能」への出演で塩尻にいらっしゃいます。曲は「梟山伏」。今年初めて地元で観る萬斎さん。楽しみです。
また、コクーンでは平成中村座「夏祭浪花鑑」のポスターを見ました。6月に公演があるそうですが、まつもと市民芸術館での公演は7月前半。こちらはなんとかチケットが取れたので、楽しみに待ちたいと思います。

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2008年5月23日 (金)

夏雑貨

Tenugui_2ここ1~2年ほど、色々な変わった柄の手ぬぐいを集めてます。…というか、そんな大げさなことではなくて、雑貨屋さんなどでかわいい(と思う)ものをちょこちょこ買い集めてるっていう程度なんですけども…。
久々に東急ハンズをゆっくり見る時間があって、夏も近いということで扇子とか手ぬぐいのコーナーが出来ていて、やっぱりついつい手が出てしまいました…。
右からだるま風豆絞り、はにわ(各840円)、そしていちばん左は上がツバメ、下が金魚(各525円)。左のはハンカチ手ぬぐい。普通の手ぬぐいの半分の大きさ。小さいとはいっても、ごく普通の ハンカチよりは大きいので使いでがありそうです。
Ichigosensuそれから扇子も買ってしまいました…。
布製の扇子、柄はイチゴです(2625円)。イチゴ=かわいいものっていうイメージですけど、これは、ちょっと渋いですよね。かわいらし過ぎないところが気に入りました。
影が薄紫色で描かれているのもきれい。
せっかく気に入って買ったので、この夏は積極的に使いたいなぁと思います。再来月に松本で歌舞伎を観るので、そのときにでも…(いえ和服とかではないんですが…)。
Fulintombo夏の雑貨といえば、これ。風鈴です。
赤い地にトンボのデザインされたもの(たしか2500円くらい)。
去年買ったんですけども、丁度引越しの最中くらいで…新しい家に落ち着いた頃にはもう秋の声を聞いていたので、結局出すことが出来ませんでした。今年こそはぜひ、夏らしい音を楽しめたら良いなぁと思います。

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2008年5月22日 (木)

ハーゲンダッツドルチェ・ミルフィーユ

Haagendatsmillfie高くてなかなか手の出ないハーゲンダッツ。…よりもさらにお高いドルチェシリーズの、新商品。

ハーゲンダッツ ドルチェ
ミルフィーユ

パイ生地のフレークが上にたくさん乗っていて、サクサクの食感が楽しいです。濃い目のアイスにベリーソースが入っていて…そこもなかなか好きな味でした♪
最初にも書いたとおり、なかなかおいそれとは買うことの出来ないアイスですが…また食べたいです。

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2008年5月21日 (水)

首が痛いです。その4

先週末、整形外科に行ってきました。頚椎の椎間板ヘルニアになってから、もうほぼ習慣化しているというか。
先週の今頃…火曜とか水曜あたりは、首や肩の痛みはほとんどなくて「あぁもしかして、このまま治ってくれるかもしれない」とか思うくらいに調子が良くて。
でもそれは甘い期待で…木曜辺りからまた痛み出して…もしかしたら天気が悪かったりしたせいもあるかもしれないんですが、きっと、最近あまり痛みもひどくなかったので油断もあったのかなぁなんて思ったりもしました…。
まぁ症状の出方とかにも波があるらしく…まだまだ気長に付き合っていかないといけないんだなぁと、あらためて思わされたここ1週間でした。

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2008年5月20日 (火)

映画『全然大丈夫』

Zenzendaijobuことし映画館で観る、37作目はこちら。
ずいぶん前から楽しみにしていた作品です。

映画『全然大丈夫』

古本屋の長男で植木職人の照男(荒川良々)は世界一のお化け屋敷を作るのが夢で、暇さえあれば人を怖がらせて楽しんでいました。照男の幼馴染みの久信(岡田義徳)は30歳を目前にして自分の仕事に自信を持てずに悩んでいました。
ある時、久信の職場に入ってきたアルバイトの女性・あかり(木村佳乃)。しかしあまりの不器用さにクビになった彼女は、久信の紹介で照男の古本屋でバイトを始めます。あかりに恋をした照男と久信の秘かなバトルが始まって…。

こういう、ゆるくて…ちょっとグタグダな話、好きです(笑)。
ドジで不器用で…でもなんか一生懸命で憎めない、木村佳乃さん演じるあかりの、ほわんとした雰囲気が魅力的でした。そして、そんな彼女をめぐるライバルになった、荒川良々さん演じる照男と、岡田義徳さん演じる久信。…実はどっちもひとり相撲だったりするわけですが…(爆)、まぁそんなところも可笑しかったり。
良々さんは、いつもほのぼのした役を演じているというイメージが私の中では強かったので、少々意外という気もしましたが、これはこれでなんか面白いなぁと思いました。
岡田さんは、仕事をしているときだったり、あかりに接しているときだったりの好青年ぶりと、仕事に自信が持てなかったりして不機嫌になったりしているときのギャップに、人間らしさというか、親しみやすさを覚える部分を感じられる部分があったなぁという感じ。
この3人のほかにも、照男のお父さん役で蟹江敬三さん、古本屋のお客さん役でココリコの田中直樹さんやきたろうさんなど…個性的な人たちがあちこちで楽しませてくれて、なかなか満足できました♪

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鹿男あをによし

Sikaotokoawoniyosi今年1月から放送されていた、玉木宏くんのドラマ。その原作小説をようやく読み終わりました…。

万城目学・著
『鹿男あをによし』

二学期限定で奈良の女子高に赴任した“おれ”に話しかけてきたのは、なんと、奈良公園の鹿。鹿は彼に、「この国を救うため」のとんでもない命令をしてきて…?

ドラマのシーンを思い浮かべながら読んだので、結構、頭の中で想像するのが楽しかったです。
小説とドラマでいちばん違うところは、藤原先生がドラマでは女性になっていたけれど小説では男性で奥さんも子供もいるっていうところ(なのでもちろん、重さんの家に下宿したりもしていません)。だから主人公の“おれ”に恋心を抱いたりもしないし、一緒に“目”を探したりもしないです。…その辺りは、結構シンプルなお話になっている気がしました。
で…ドラマでは鼠の運び番を見つけ出すまでの紆余曲折に、かなり時間を割いて、なんというかサスペンスドラマ風でしたが、小説ではかなりあっさりと、そんな展開?っていうようなところから真実が姿をあらわしたりして…ちょっと驚きました。

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2008年5月19日 (月)

クラシックミステリー『名曲探偵アマデウス』事件ファイル♯7モーツァルト「ピアノ協奏曲第20番」~悪魔のようなアイツ~

Amadeus今回は、モーツアルトのピアノ協奏曲。…だったんですが…寝てしまいまして(爆)。とりあえず、番組HPに載っていた紹介文を参考に、概要だけ…。

クラシックミステリー『名曲探偵アマデウス』
事件ファイル#7モーツアルト「ピアノ協奏曲第20番」
~悪魔のようなアイツ~

テレサ・テンの「つぐない」って曲に似たクラシックの曲のことが、どうしても知りたいんです。
悪魔的と讃えられている名曲モーツァルト「ピアノ協奏曲第20番」
作曲された当時、音楽は宮廷や貴族のサロンでのBGMやパーティーの添え物として演奏され、聞く人を明るく幸せな気分にさせることが望まれていました。その中にあって、暗く不安な印象の短調で始まるピアノ協奏曲は非常に珍しかったのです。
第2楽章は一転してよく知られた美しい旋律。この叙情的な第2楽章に対し第1楽章と第3楽章は人間の激しい感情を描き出し、人の心を捉えてやみません。悪魔的といわれる「モーツァルト・ピアノ協奏曲第20番」の謎に迫ります。

天出臼夫…筧利夫
響カノン…黒川芽以
恋路ゆき乃…櫻井淳子

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2008年5月18日 (日)

大河ドラマ『篤姫』―第二十話・婚礼の夜

Atsuhime

もう二十回目の放送ですか。見続けてる自分にちょっとびっくりです(苦笑)。
さて…婚礼間近になって、家定に不安を抱く篤姫ですが…?

大河ドラマ『篤姫』
―第二十話・婚礼の夜

家定との婚礼が近づく篤姫ですが、城内でかくれんぼに興じていた家定の姿を見てしまったため、家定がまともな人物なのかどうか疑問を抱きはじめます。
とうとう迎えた婚礼の日。長々とした儀式が続く中、家定は篤姫に関心を持つ様子が一向になく、夜になり2人で床につくものの、家定はさっさと寝ようとしてしまいます。どうにかして家定を寝かさないようにしようと篤姫は話しかけますが、家定は「何か面白い話を聞かせよ」と言うばかりで、篤姫の家定への不信感は極まるのでした。幾島は、家定がうつけではないかといううわさを知っていたことをとうとう明かし、その一方で、斉彬が「家定は実は暗愚ではないのではないか」と言っていたことも告げます。庭でアヒルを追いかけてはしゃぐ家定を見かけた篤姫は、自らそのうわさの真偽を確かめようと決意するのですが…。
一方、時代が大きく動いているときに江戸や京から遠く離れた薩摩で過ごすことに尚五郎は焦りを感じていました。そんな尚五郎に大久保は、家定には暗愚との評判があると伝えます。尚五郎は篤姫が政治闘争に利用されているのではないかと危惧するのでした…。

さて…御歳三十三にもなって真剣にかくれんぼをする家定を見て、当然といえば当然のことながら、「上様はまともな方なのか」と不安になるのは致し方ないことでしょうね…。
うつけとか暗愚だとかの噂を、ずっと以前から耳にしていた幾島の「無邪気なお方」というのも、かなり苦しいものが…(苦笑)。
家定について、そういう傾向があることを知っていながら自分を大奥へ遣った斉彬についての不信感が頭をもたげるのも無理からぬことで、老中・阿部や養母である村岡などに、ことあるごとに尋ねるのも、自分が夫婦(めおと)となる相手のことなので知りたくて当然というか。

それにしても…婚礼の夜は…もう…可笑しくて仕方なかったです…。
「疲れたから寝る」とさっさと寝入ってしまおうとする家定を寝かせまいと、家定に求められて昔話をしはじめたものの、先に寝てしまった篤姫。…そりゃあ…家定でなくとも「えーっ!」と言うことでしょう…(爆)。さすがに大物。そういえば大奥での初めての夜も、大奥に来てそうそう眠れるわけがない、と言いながらあっという間に寝てましたからね…。

そんな初夜以来、家定のお渡りがないまま日が過ぎた頃。
幾島から、斉彬が家定をうつけとは思えぬと言っていたということ、そして仏間に現れたお志賀の方が家定の唯一の側室であるということを聞かされた篤姫は、本来の自分を取り戻したというか…、家定がうつけか否かを自ら確かめようと決意します。庭でアヒルを追いかける家定の姿を見つけ、一緒になってアヒルを追いかけ始めます。普通の姫さまなら考えも及ばない方法でしょうが…なんてったって、あの篤姫ですからね…(笑)。
それにしても、そんなふたりの様子を見て「仲睦まじい。あの様子ならきっとまもなくお世継ぎが」と嬉しそうな本寿院。…うーん、それは何か違うような…。
…そして、その挙句に池に架かる橋の上でよろけ池に落ちそうになった篤姫を、とっさに助けた家定。その様子から篤姫は、家定が決してうつけなどではなく、それを装っているのだという確信を得ます。次回は…その辺りを篤姫が直に家定に問質すというところ。どうなることやら。
それに…家定を追いかけて去っていくお志賀が、最後に篤姫を見たときの、あの表情。女の戦いからもこの先目が離せません。…というわけで次回は「妻の戦」です。


篤姫…宮﨑あおい
徳川家定…堺雅人
本寿院…高畑淳子
お志賀…鶴田真由
幾島…松坂慶子
滝山…稲森いずみ
初瀬…宮地雅子
村岡…星由里子
島津斉彬…高橋英樹
徳川斉昭…江守徹
松平慶永…矢島健一
阿部正弘…草刈正雄
堀田雅睦…辰巳拓郎
井伊直弼…中村梅雀
小松尚五郎(帯刀)…瑛太
お近…ともさかりえ
西郷吉之助(隆盛)…小澤征悦
大久保正助(利通)…原田泰造
福本…佐々木すみ江

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2008年5月17日 (土)

映画『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』

Charlywilsonswar_3ことし映画館で観る、36作目はこちら。
ストーリー的にはよく分かってませんでしたが、トム・ハンクスは見たいかなぁ…という動機で…。

映画『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』

下院議員チャーリー(トム・ハンクス)は、酒と女が好きなお気楽政治家。しかしその内面では、平和を愛するゆるぎない心を持ち、ソ連の攻撃に苦しむアフガニスタンを常に気にしているのでした。国防歳出小委員会がアフガニスタン支援に500万ドルしか用意していないことを知ると、委員会のメンバーである彼は予算を倍にするよう指示します。そこに、テキサスで6番目の富豪で反共産主義者のジョアン(ジュリア・ロバーツ)が目をつけ、アフガニスタンを救うよう彼に訴え…。

うーん、微妙だ…。
レビューに悪いことを書かないのがポリシーの私ですが…あまり良いことが書けそうにない感じ(爆)。
酒好き・女好きなチャーリーが、アフガニスタンの現状を何とかしようと奮闘する様子を、トム・ハンクスがときにコミカルに、ときに熱血漢らしく演じていて、そこからは、その人物像がすごく伝わってきて、それは良かったかなぁと思うんですが。ですが。私の中では、良かったと思えるところが他にちょっと思いつきません…(汗)。
冒頭、チャーリーが英雄として紹介されるシーンがあるわけですけど、ストーリーが後半に入ると、ほんとに英雄かなぁ…とか思ってしまって…。彼がというか、アメリカという国がしたことが、良いことだとは到底思えないのに、「英雄」というのが納得できるわけもなく。まぁ最後のほうに出てきたチャーリーの言葉は、その後、世界に起こったことに、ふと思いを至らせるという点で、考えさせられるものはあったかなぁという気がしました。

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燃費日記 at NEW DEMIO②2008・春~秋

Newdemiotire乗り始めてから6ヶ月を迎えようとしている、NEW DEMIO。
先日タイヤを履き替え、また季節も春を迎え、多少条件も変わってくるんじゃないかなぁということで、この燃費日記も春からリニューアル(前回までのものはこちら)。

↓ここから下が燃費日記です。

条件
  13C(5MT)に、ノーマルタイヤ装着。
   通勤は往復約10km(寄り道した場合は20~30km)。
  高速道路使用は約500km中、約150~200km。
  田舎なので渋滞はあまりないけれど坂道多い。
  エアコンはそこそこ使用。暖機運転はほとんどなし。
  一般道では最高60km/h、高速道路では平均90~100km/hで走行。 

◇2008年04月26日 485km÷30.0ℓ=16.1km/ℓ
◇2008年05月14日 542km÷33.0ℓ=16.4km/ℓ

     
      ◆2回平均 1027km÷63.0ℓ=16.3km/ℓ

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2008年5月16日 (金)

相討ち対談

母から借りた「婦人公論」5月22日号に載っていた、蜷川幸雄さんと野村萬斎さんの対談を読みました。…いえ、いつもこの雑誌を読んでいるわけじゃなく、萬斎さんが載っていたからってことで、母が「読む?」って感じで持ってきた、という…。

現在シアターコクーンで上演中の『わが魂は輝く水なり』についてのお話…は、それほどなくて、でもとても興味深く、楽しく読みました。
『オイディプス王』のときのお話は、実際に観たお芝居なので、対談のなかで話題にのぼった、血糊の登場するところを思い出したりして…。狂言にはない、血みどろになって演じるとか、流動物(液体とか)を使ったお芝居についての萬斎さんの「狂言では、ないものをあるつもりでやっているけれど、それが実際にあったらもっと乗れるじゃない?」という考え方も面白いというか…、演じることや、それを人に見せるということについての貪欲さみたいなものを感じて、やっぱりすごい人だなぁと思ったりしました。
また、対する蜷川さんのパワフルさとか…、もう充分すぎるくらいなのに、まだまだ…という感じで、ちょっとでもいい仕事をできないかな、と考えているところや、新しいものを求める姿勢がすごいな、と思います。

来週末、そんなおふたりの演出家と俳優として2度目のお仕事となる、『わが魂は輝く水なり』を観ます。いいタイミングで非常に興味深い対談を読むことが出来て良かったです。

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2008年5月15日 (木)

いま見てる(2008春)

連ドラ、レビューはほとんど(というか全く)書いてませんが、書かないと決めたら、結構気楽に色々見てます。

月曜9時・フジテレビ系「CHANGE」
 SMAPの木村くん扮する小学校教師が政治の世界に飛び込み総理大臣に…というお話。この間始まったばかりですが、第1話を見た感じでは、テンポよく見られてなかなかよさそうかなぁと思いました。木村くんは演技をしているときに、あぁこういう人いそうだなぁって思わせる、なにか、特別な力があるみたいで…すごくいいなぁと思います。ばりばりなキャリアウーマンを演じている深津絵里さんにも注目したいです。

火曜9時・フジテレビ系「絶対彼氏」
 渡瀬悠宇原作コミックスのドラマ化。イケメン恋人型ロボットを、速水もこみちくんが演じています。カッコいいけど…やっぱり変(笑)。恋愛にうとい主人公を演じる相武紗季さんの可愛さと、彼女の上司役・水嶋ヒロくん演じる創志の微妙な関係っていうか…その辺にドキドキしつつ毎回見てます。そして次第に感情を持ち始めるロボット。この先もかなり気になります。

火曜10時・日本テレビ系「おせん」
 頑なに、昔ながらのやりかたを守ろうとする老舗料亭・一升庵が舞台の人情ドラマ。女将のおせんを演じるのは蒼井優さん。「フラガール」や「花とアリス」など…私のなかでは映画女優さんっていうイメージだった彼女をドラマで見られるっていうので、始まる前からかなり楽しみにしてました。とにかく…おせんの可愛らしく、美しいこと。とても和服が似合います。なんだか…一升庵の周りだけ時間がゆっくり動いてるみたいな…不思議な感覚がたまらなく心地いいです。大泉洋さんがゲストだった今週は、おせんの作るすき焼きがほんとに美味しそうでした。

水曜10時・日本テレビ系「ホカベン」
 上戸彩さん演じる理想に燃える新米弁護士・灯(あかり)が、現実とのギャップに苦しみながら成長していこうとするお話。理想はすごく高いんだけれど、知識だったり色々なことが追いついていってないという、それが見る側にもかなりもどかしいです。そんな彼女を醒めた目で見て冷たいことを言う上司・杉崎を北村一輝さんが演じています。突き放したような態度をとりつつも、いつの間にかポロっとフォローするようなことをついつい言ってしまって、「あぁまた~」って感じのしぐさをするところがたまらなく好きです(笑)。

結構…月9以外は、すごく話題になっているものは外しているんですよね…。でもまぁそれでも、自分の好みにぴたっと来るものがかなりの数あったのは嬉しいですね。

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2008年5月14日 (水)

かざうた

KazautaGWに尺八奏者・藤原道山さん(と、マリンビストSINSKEさんの)ライブに行ってから、車で家で…とヘビーローテーションで聴いているアルバム。かなり良いです。

藤原道山
「かざうた」
 1 月の鏡
 2 はじまりの音
 3 もらい泣き
 4 かざうた
 5 水の影
 6 光
 7 東風(こち)
 8 四季
 9 島唄
10 花
11 春告鳥

なんか…このアルバム、すごすぎる!
尺八の音が…清々しくて冴え冴えとして、ときには温かく朗らかで…ほんとに表情豊かで。癒されるというのもありますが、心躍る感じとか、胸に突き刺さるようだったりとか、ほんとに色々な感情を呼び起こされます。音楽に身も心も満たされる喜びを味わえました。
それから、プロデュースが一青窈さんなどの楽曲を手がける武部聡志さんということもあり、ポップス的な親しみやすさを持ち合わせていて、非常に耳に心地よく、聴きやすいアルバムじゃないかなぁと。

「月の鏡」「光」「四季」「春告鳥」は静かに、シンプルなアレンジで心の奥から豊かにしてくれるような感じ。とくに「光」の尺八だけがどこまでも清らかに響き渡る感じ、かなり好きです。
「はじまりの音」は朝イチで聴くのにぴったりなワクワク感があって、同じフレーズが何度も出てきますが、そのたびに変化がつけられていて、そんなところもなかなか楽しい。
そして「かざうた」は…今朝家を出るとき雨が降っていて、そんななかで聴いたら、とくに最初のピアノのところがこれまた雨にぴったりで。梅雨時や秋のしっとりした空気に合いそうだなぁなんて思いました。
「かざうた」と「花」はヴォーカル入りになってますが、人の声ってやっぱり微妙なニュアンスとかを伝えるのにすごく向いてるなと改めて感じますが、道山さんの尺八の音色が同じメロディをどんな風に表現しているのかな?というのを聴くのもまた、興味深いです。
「島唄」「もらい泣き」という一般によく知られたこの曲たちも、歌声が入っていないからといって寂しさなんてまったく感じない、尺八の音色を聴くだけでもおなかいっぱいの気分になってきます。
あとすごくカッコイイのが「東風(こち)」。ノリが良くて、聴いてて楽しい曲。この曲と「もらい泣き」辺りは、なんというか…ひとつの楽器をコレだけ自由自在に操ることができたら、さぞかし気持ち良いんだろうなぁ…と思いました。
最近は道山さんのブログをチェックするのが日課みたいになっているんですけども。この間は過去の記事までずーっと遡って読んでいったら、「東風」はライブでは色々なバージョンで演奏されてきたということが書かれていて。きっとライブで共演する楽器だったり、その楽器を演奏する人によって少しずつ違いがあったんだろうな、と思ったりしました。この間のまつもと市民芸術館でのライブ、ホールのHPで事前に発表された演奏予定の曲にはこの曲が入っていて。実際には演奏されなかったわけですけど…もしかして、マリンバと演奏するバージョンっていうのもアリだったんでしょうか。だとしたら、それはそれで聴いてみたかった気がします。…でもまぁライブで聴いた曲はどれもこれも素晴らしかったので、それはそれで満足っていうか…(どっちだ)。

で…私、実はこの間のライブとか、その前の日に参加したワークショップをきっかけに、自分でも尺八をどーしてもやってみたくなりまして。近所の楽器店で紹介して頂いた尺八の先生にお会いして、本当に尺八をはじめることになりました。ここまでちゃんと行動に移したのは、たぶん最近にはあまりなかったことです。
というわけで、いま我が家には先生からお借りした尺八があります。とりあえず、音を出せるようになったらお稽古が始まる予定なので、その、音の出る息の出し方だったり体の感覚を今は掴めるよう、自主練習中です。
…で、何が言いたいかというと。
今まで、きれいだなぁとかカッコイイなぁとか、ただただ聴いているだけだったのが、自分で音を出す努力をするようになってから道山さんの演奏する尺八の音を聴くと、その音色だとか色々が、どれだけすごいことなのか…というのを肌で感じているここ数日で、どうしてこんなすごい音が出るんだろう?と…驚きと尊敬、感動でいっぱいになっています。
「ほんっとにちょっとですけど、尺八吹けるんですよー」というレベルでいいから、人に言えるくらいにはなりたい、それが今の私の目標です(笑)。

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2008年5月13日 (火)

クラシックミステリー『名曲探偵アマデウス』事件ファイル#6 ドビュッシー「前奏曲集」~皿の上のミステリー~

Amadeusさて今回はドビュッシーのピアノ曲です。

クラシックミステリー『名曲探偵アマデウス』
事件ファイル#6 ドビュッシー「前奏曲集」~皿の上のミステリー~

新しい芸術が次々と生まれた19世紀末フランス。美術の世界では印象派が、光や色彩をとらえた、新しい絵画を生み出したように、ドビュッシーも、自らの感性がとらえた音を、それまでの音楽的常識を打ち破り、色彩豊かな、叙情的な響きを生み出しました。多彩な響きによって、クラシック音楽に新たな地平線を開いたドビュッシー・前奏曲集の秘密に迫ります。


依頼人は、フレンチレストランのシェフ。開店以来閑古鳥の鳴いている店を立て直そうと、フランスでの修行時代の師匠に相談したところ送られてきたメニューの謎を解いてほしい、と天出を訪ねてきました。

送られてきたメニューとは次のようなもの。
            ↓
    前菜…風にそよぐ小船の帆
    スープ…亜麻色の髪の乙女
メインディッシュ…音とかおりただよう夕暮れ
    全てを鐘の音のごとく響かせよ 

このメニューを見た天出は、ピンとひらめきます。これはドビュッシーの「前奏曲集第一巻」のことを言っている、と。そこでシェフの作った料理を試食しながら、それぞれの曲が持つ特長から、師匠が伝えたいことを推理していくことに。

 まず前菜「2.帆」。全音音階による独特の響きで、浮遊感や終わらない感覚を表現しています。ドビュッシーはこの音階をパリ万博で耳にしたインドネシアの音楽をもとに思いついたのだとか。この曲から師匠の伝えたいことを考えると、常識や伝統にとらわれない斬新なものを作りなさいということだと、天出は推理するのでした。
 次はスープ「8.亜麻色の髪の乙女」。変ト長調のこの曲、7音で構成されるべきところを5音で構成されています。スコットランド民謡でも用いられる音階ですが、日本の演歌・民謡でもよく用いられる、日本人の耳にもなじんだ音楽。単純な響きから生み出される多彩な音楽。ここから天出は、料理には足し算ばかりではなく引き算も必要なのだ…というメッセージが込められていると推理します。
 そしてメインディッシュ「4.夕べの大気にただよう音とかおり」。音に表すことの難しい色彩や香りを、ドビュッシーは五感を研ぎ澄ませ、この曲の中で表現しています。ここから天出は、自分の感性を大切にしなさい、というメッセージを読み取るのでした。
 最後に書かれた「すべてを鐘の音のごとく響かせよ」=「10.沈める寺」。神によって沈められた寺の伝説をモチーフに書かれた曲。左手で奏でる低音部分は、ペダルづかいでひとつひとつの音が微妙に混ざり合って、なんとも言えない不思議な響きです。ここから、依頼人の師匠は「ひとつひとつの料理が斬新さ、シンプルな中にある奥の深さ、そして自らの感性を大事にした、素晴らしいものであることは当然として、そのひとつひとつに調和が取れて、統一性があることも重要である」ということ、そして、伝統や固定観念にとらわれず新しいものを生み出そうとする努力…修行時代の必死さを思い出しなさいという…「初心忘れるべからず」というメッセージを、依頼人に示して見せた天出でした。