ワット・ポー(涅槃寺)
ワット・アルンを後にして、船で再びバンコク側に戻ってきて向かったのが、こちら。
1782年にバンコクへ都が移り、チャクリー王朝(現王朝)が興されましたが、このワット・ポーはそれ以前からこの場所にあった寺院で、ラマ1世の時代に10年以上の歳月をかけ、再建されました。
ここで有名なのはなんといっても、上の写真の涅槃(ねはん)仏。長さ約46m、高さ約15mもあるそうです。参考までに、奈良の大仏が高さ14.7m、鎌倉の大仏が高さ11m(ともに座った状態)なので、横になった状態で15mというのが、いかに大きいか分かるというものです。
この仏像のある礼拝堂には、外で靴を脱ぎ、帽子も取ってから入ります。でも写真撮影などは自由なので、仏像の全体が見える場所(つまり、上の写真を撮った付近)には、記念撮影をしようとする人たちでごった返していました。左の写真は、顔の付近で柱と柱の間から撮ったお顔の写真。なんとも穏やかな表情でした。
ガイドさんのお話では、昔、仏像を造るときは最初から金箔を前面に貼るのではなく、お参りした人が少しずつ金箔を貼っていくのだそうで、沢山の人がお参りすることによって、仏様が輝くようになるということみたいです。つまり、人々から親しまれ尊敬されるお寺の仏像は、よりいっそう金色に輝くということでしょうか…。仏像の背中側には、108つの鉢が並べられています。20B(バーツ)を払うと、沢山のサタン硬貨が入れられた小さな器をもらえます。そのコインを鉢に一つずつ入れることで、煩悩を捨てることが出来るのだとか。
※サタン(S)=補助硬貨(日本でいう“銭”)。1Bは100S。1B=約3.5円。
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