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2008年7月21日 (月)

KOBUDO

Kobudo最近車で聴いてたもの。来月行くライブの予習だったりしますが…。


古武道
「KOBUDO」

 1 WATER ISLAND
 2 SASUKE
 3 Best Friend
 4 瀧~waterfall~
 5 My Little Song
 6 Tonight
 7 Interlude~南風~
 8 鳥の歌(カタロニア民謡)
 9 Junping Masala Mix
10 Sabia(A.C.ジョビン)
11 Adagio Sostenuto~ピアノ協奏曲第2番第2楽章~(ラフマニノフ)
12 朧月夜(岡野貞一)
13 Dagula(モンゴル民謡)

チェロ:古川展生 ピアノ:妹尾武 尺八:藤原道山


最初は、ほんとになんとなくですけど、とっつきにくいかなぁと思ったりもしましたが…聴いているうちにそうでもなかったなぁと思ってみたり。まぁそれでも…なんというか、自分が普段聴くものと比較すると、おしゃれな大人の音楽って印象は相変わらずあったりはするわけですけども…。

私がこのアルバムを最初に手にとって「お?」と思ったのはラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」。甘くて切ないメロディにうっとりさせられる第2楽章、私がこのアルバムを聴いた最初の動機が尺八の藤原道山さんなので、どうしても尺八の音色に目が…じゃなくて耳が向いてしまうんですが…初めて聴いたとき、その胸に響く音色にハッとさせられました。なんていうか…道山さんの尺八の音色って一般的なイメージとしてある「ブォー」って感じの太い音ではなくて、こう…胸にツキンと刺さるみたいな鋭さと、でもそれがイヤじゃない繊細さとか優しさがあって、ほんとに心地いいです。

あとは…「朧月夜」。メインを取る楽器が入れ替わると、同じメロディを奏でているのに雰囲気ががらりと変わって面白いです。古川さんのチェロの音色が温かくて安らぐ感じがすごく、夕暮れの柔らかい感じを表しているような気もしました。チェロの音域は人間の声の高さと同じくらいだそうで、そんなところからも安心感があるんでしょうか…。そして、妹尾さんのピアノの音色がキラキラする感じとか、ふたつの楽器を支えるように繋げるように周りで奏でながら時折自己主張するように出てくるところが、なんとなく面白いなぁと感じさせられました。

で…いちばん最後に収録されているDagula(ダグラ)というモンゴル民謡なんですが…、つい先日何気なくテレビを見ているとき、BGMとして使われているのを偶然耳にしてびっくり。最初、ん?なんだか聴き覚えのあるチェロの音色だなぁ?と思ってテレビのボリュームを上げたら案の定、というか。びっくりしつつも嬉しい出来事でした。

さて…古武道といえば、つい最近新しいアルバムが発売になりました。そちらも今聴いているところなので…近いうちにレビューを書いてみようと思います♪

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