こうしろ!未来のクラシック
結構前に、読み始めたものの途中で止まったままずーっと放置されてたもの。最近ようやっと読み終わりました。
茂木大輔・著
『こうしろ!未来のクラシック~茂木大輔の予言・提言・夢と現実』
21世紀のクラシック界の、大胆かつ独創的予想。
N響オーボエ奏者のほか、指揮活動などでも活躍中の茂木大輔さんの著書。
クラシックコンサートだったり、レコーディングや作曲などが、この先こうなるかも…とか、こうなったら面白いかも…というような予想や希望などが色々紹介されています。
また、作曲家の服部隆之さん、指揮者の飯森範親さん、声楽家の森麻季さんとの対談ではもっとリアルに、これからのクラシック界のことを語っています。
それから…「二十一世紀・音楽の終末と復活」という空想小説。天変地異か何かによって地上のすべてのものが消滅した…というなかから、わずかに生き残った人々が少しずつ音楽を復興させようとしていく…というお話。荒唐無稽な設定と分かっていながら…どんどん引き込まれました。終盤、あちこちから集まってきた人々が苦労しながらベートーヴェンの「第九」を演奏し、それを聴くための人もまたはるばる集まってくる…というのが…なんだか感動的で胸が熱くなりました。
そして、N響の海外演奏旅行のレポも面白かったです。移動時間が長く、自由になる時間が沢山あるわけでもないなか、その土地でしか触れることのできないものを求めるその貪欲さには頭が下がる思いでした。
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