2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

おしらせ

  • 2007.1.23
    ページトップとプロフィールページに、トラックバックに関するコメントを追加しました。

おさんぽクマさん春の庭

  • わーい
    春の陽気に誘われて、クマさんもおさんぽしてみました。

2007年春の訪れ

  • 綿帽子
    2007年、春の風景を集めてみました。

ほんだな

無料ブログはココログ

« 今年の漢字は“変” | トップページ | クラシックミステリー『名曲探偵アマデウス』事件ファイル♯22モーツァルト「クラリネット五重奏曲」~ピエロの謎~ »

2008年12月14日 (日)

大河ドラマ『篤姫』―最終話・一本の道

Atsuhime3あぁとうとう最終回です…。

大河ドラマ『篤姫』
―最終話・一本の道
江戸城を出て、本寿院や唐橋らと平穏な日々を送っていた天璋院を、薩摩からお幸と忠敬が訪ねて来ます。これまでの苦労をねぎらうお幸に、天璋院は母の教えのおかげと感謝を述べるのでした。
その頃、大久保たちの新政府の運営は多難を極めていて、頼みの西郷は薩摩へ帰り、帯刀も体を壊し大阪の病院にいました。帯刀の病状はお琴の看病も空しく悪化。薩摩から駆けつけたお近に、満足のゆく人生であったと言い残し帯刀は世を去ります。帯刀が残した手紙に心動かされた西郷は、新政府へ復帰することを決意するのでした。
京へ帰っていた静寛院が天璋院を訪れ、徳川家を継いだ家達の聡明さにふれた静寛院は安堵します。天璋院と静寛院のふたりは勝の案内で芝居見物に出かけるなどして親交を深めます。その後、成長し婚約の決まった家達の祝いに滝山、重野ら大奥の面々が天璋院の家に集まります。大奥を出た後のそれぞれの人生を聞き、天璋院は満足そうに微笑み写真に収まるのでした…。



「人はいなくなるのではなく、また会うときの楽しみのために一時、離れ離れになるだけ」…前回、帯刀が天璋院を励ますべくかけた言葉が、現実となった…そう感じた最終回でした。しかし…その言葉を発した帯刀その人と再び会うことは叶わず、また再び会うことが出来た人とも、それが今生の別れとなることもあり…それもまた、悲しくはありますが最終回らしいなぁと感じさせられました。

とくに、薩摩からやってきた母・お幸と兄・忠敬との再会。再会を喜ぶ面々を見るにつけ、薩摩でのほのぼのとした場面や別れの場面などあれこれ思い出して、懐かしく思いながらも涙が止まりませんでした。
それにしても、あらためて…於一時代にお幸から受けた「人が果たすべき役割」「一方聞いて沙汰するな」「考えて分からないときは感じたままに行動せよ」という教え、そのままに真っ直ぐに、一本の道を貫いたのが天璋院の人生だったなぁと思ったりしました。

そして…このドラマでは篤姫と並び、もうひとりの主人公ともいうべき帯刀が、ひと足も二足も早く、この世を去ります。大坂で病に臥せっている帯刀を看病しているのはお琴。そこへ薩摩からお近がやってきて「これからふたりで看病します」と…。お琴はお近に「妻の私が来たのだからあなたはもう結構」と言われることも覚悟していたはず。この場面でも、そして後の天璋院に宛てた文でも、お近の器の大きさを感じさせられました。

大久保から帯刀の死を伝えられた天璋院の悲しみように、またまた涙させられました。夫である家定を亡くしたのとはまた違う…大きな喪失感があったことでしょう…。初めてふたりがお守りを見せ合った場面をあらためて見て、なんだか懐かしくなってしまいました。
今回は薩摩での、特に斉彬の養女となる前の場面があちこちで使われていましたが、そのどれもがなんだか懐かしく愛おしくて、天璋院の言葉ではありませんが、ほんとうに宝物のように輝いているなぁと感じました。

後半は…そうとくに、家達の婚約辺りを境にだいぶ駆け足な印象もありました。帯刀からの手紙に心を動かされて新政府に復帰し、廃藩置県などの大きな仕事を成し遂げた西郷ですが、未だに自分の主君は斉彬ただひとりと思うあまり、周囲と衝突ばかりしてしまう自分は、大久保に迷惑を掛けている…と感じ、再び政府を離れてしまいます。暇乞いに現れた西郷に天璋院は、斉彬を主君と仰ぐその気持ちを嬉しく思いながら、真っ直ぐすぎるあまり不器用な部分をもどかしくも感じ、また西郷も口にしたように、帯刀が生きていてくれたら…と強く思ったのだろう…と感じました。
明治10年に西郷が西南戦争で、そしてその翌年には大久保が暗殺によって命を落とし…それまでにもたくさんの人々を見送ることになった天璋院が、家定に「もうこれ以上大切な人を見送りたくはありません」と涙ながら訴えるところが…ほんとに切なかったです。長く生きていれば、それこそ、もう会うことも叶わないかもと思っていた人とも再び会うことが出来るかもしれないけれど、そのぶん、先立つ人を見送ることも多かったわけで…それはとても辛いことだったでしょうね…。

最晩年の天璋院を演じる宮﨑あおいさんがまた、ほんとに見事でした。たくさんの人々に出会い、それを振り返り幸せだったというのがもう見てるだけで伝わってきて…最期の場面は…もう悲しいとか辛いとかでもないような、なんだかわけの分からない感情が涙になってあふれてしまいました…。というか、これを書いている今も、ちょっと泣いてたり…(苦笑)。

さて…今年の1月から見てきた大河ドラマ『篤姫』も、めでたく最終回を迎えました。数年前に「今年は見るぞ!」と思いながら夏ごろに挫折したことがあった大河ドラマ。今回、どうなることか…と不安を抱えながらも見始めましたが…ほんとに飽きることなく、毎週毎週楽しみで、1年間が終ってしまいました。生活の一部にもなっていた感もあって…清々しさとともに、とても寂しい気もしています。
篤姫役の宮﨑あおいさんが素晴らしかったことはもちろん、私としては堺雅人さんの演じた家定はほんとにもう、毎回楽しみで仕方がありませんでした。そんな家定が亡くなった後も、家茂役の松田翔太くんとか…ほんとに見ていて飽きない、ドキドキさせてくれる人がいっぱいでした。
篤姫の周囲が変わるたびに、あぁあの人もう出てこないのか…寂しいな、と思わせる人ばかりで、またその先でもそう思える人が現れて…いつもほんとうに楽しませてもらいました。

連続ドラマを見続けるって結構大変なことで、それには①ストーリー(脚本)が面白いこと②キャストが魅力的であること、という要素が大きいと思います。しかもそれは、どちらかが欠けていたら成り立たないなぁ…ということをあらためて感じさせられました。今年の大河ドラマは、そのふたつが上手くマッチしていたからこそ、今年のドラマでいちばんの話題作となったんだろう…と思います。

私の個人的なことで言えば、今年の大河ドラマは、第一回からレビューを書かせていただきました。それが、途中でやめたくない!という、ブログ書きとしての意地も生まれてきて、それがドラマを1年間見続ける原動力にもなったところもあって。なので、いまはやり遂げたぞ!という達成感もあったりします。それも、コメントを下さった方、TBでお世話になった方、また拙いレビューを見に来てくださった方…皆さんのお陰と思っております。この場を借りて、ありがとうございました。

さて…来年の大河ドラマは『天地人』(てんちびと)。時代はずーっと遡って戦国時代へ。妻夫木聡くん演じる直江兼続が主人公です。早くも本屋さんなどでは特集コーナーが出来ていて、篤姫から兼続へ移っていくんだな…と感じる今日この頃です。
私の好みとしては戦国時代より江戸時代の方が好きなので…正直、来年は見るかどうか迷ってますが…本来の、というか今まで大河ドラマを見てこられた方にとっては、おなじみの時代なのかなぁという気もしますね…。



天璋院…宮﨑あおい
静寛院…堀北真希
滝山…稲森いずみ
重野…中嶋朋子
唐橋…高橋由美子
本寿院…高畑淳子
歌橋…岩井友見
小松帯刀…瑛太
西郷隆盛…小澤征悦
大久保利通…原田泰造
島津久光…山口祐一郎
徳川家達…私市夢太・吉武怜朗
お近…ともさかりえ
お琴…原田夏希
お幸…樋口可南子
島津忠敬…岡田義徳
しの…小林麻子
(回想)
徳川家定…堺雅人
徳川家茂…松田翔太
島津忠剛…長塚京三
坂本龍馬…玉木宏
島津斉彬…高橋秀樹
小松清猷…沢村一樹
幾島…松坂慶子
菊本…佐々木すみ江

« 今年の漢字は“変” | トップページ | クラシックミステリー『名曲探偵アマデウス』事件ファイル♯22モーツァルト「クラリネット五重奏曲」~ピエロの謎~ »

ドラマ」カテゴリの記事

コメント

>大きな喪失感があったことでしょう

作品全体として終わる前に、ひとつの大きなストーリーが先に終わったというのが、私の感想です。

名を改めてからは「帯刀殿」と呼んでいたけど、最終話では「尚五郎さん」でした。

その展開は、お近さんについても同じでしたが、於一さんへの思いが今も残っているかもしれないと不安を抱きつつ「夫婦である」との言葉に、ようやく不安が解けた瞬間でもあったかもしれないだけに切ないですね・・・


>明治10年に西郷が西南戦争で、そしてその翌年には大久保が暗殺によって命を落とし…

その西南戦争「最後の戦場」とされる城山を、歩いて回ったことがあります。

城山展望台から見る桜島は、ドラマでたびたび登場した「一方、薩摩では」と同じ風景です。

市街地と反対方向の麓に、「岩崎谷洞窟」「西郷南洲翁終焉の地」があります。
その「終焉の地」ですが、背の高い家屋が立ち並ぶ中に紛れ込むように、その空間だけ静まり返っています。


>最期の場面は…

綺麗にまとめてきましたね。

守り刀と一緒に、尚五郎さんと交換したお守り札が供えられた姿に、尚五郎さん、吉之助さん、正助さんたちと駆け抜けた青春の日々が凝縮されているのかもしれませんね。


>生活の一部にもなっていた感もあって…清々しさとともに、とても寂しい気もしています。

そうですね・・・

自分の少年時代を思い出すような展開もあり、尚五郎さんには感情移入していました(笑)

>はたやんさん

帯刀はこのドラマのもうひとりの主人公だったので、この人が亡くなるということは、そちら側の物語が終る、という印象がありましたね。天璋院とお近さんの尚五郎さん、というその呼び名がまた帯刀への思いの強さを感じさせられました。

西郷さんゆかりの場所へおいでになったんですね…。私も、このドラマを見ていて「篤姫紀行」で紹介される場所を訪れてみたいという気持ちはありますが、私の住んでいる場所は鹿児島からは遠すぎて思うだけで終ってしまいそうです(苦笑)。

最期の場面は、帯刀の方でもそうでしたが、今まで関わった人たちとの様々な出来事が蘇ってくるようでした。

なるほど…見る人それぞれに、感情移入しやすい人は違うでしょうね。男性ならば帯刀だったり西郷だったり大久保。女性はやはり篤姫や和宮でしょうか。あとは滝山だったり、お幸や幾島だったり。登場人物それぞれが魅力的だったからこその楽しみだったのかもしれません。

続けてお伺いしました。

私の地元は兵庫ですので鹿児島へは遠いのですが、仕事上の資格を取りに行く流れで鹿児島へ行く機会がありました。

ホテルのチェックアウト「2時間前」だったので、荷物だけ預けておいて、鹿児島中央駅(当時は西鹿児島駅)からひたすら歩きました。

鶴丸城跡の前も通り、西郷像を見ましたし、帰りには大久保像も発見。
植樹された高台にある西郷像に対し、大久保像は交差点の角に、どこにでもありそうな「コンクリート上に台座」という素っ気無いものでした。

>登場人物それぞれが魅力的だったからこその楽しみだったのかもしれません。

お琴さんとかお龍さんとか、ああいう人って今でも十分いそうですね(笑)

>はたやんさん
関西の方でしたか…。たしかに鹿児島まで遠そうですね…。しかし私は長野の人間なので、もっともっと遠かったりします(苦笑)。
西郷さんの像は、『篤姫』の影響かテレビの旅番組などで最近よく鹿児島が取り上げられているので、そこで見ました。すごく立派ですよね。

お琴さんやお龍さんは、あのドラマのなかではかなり、奔放で行動力を持った女性ですよね。たしかに、こういう人は今もいそうです。篤姫や和宮ほど身分が高いわけでもなく…親しみやすい感じもしますね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/133061/43351705

この記事へのトラックバック一覧です: 大河ドラマ『篤姫』―最終話・一本の道:

» 篤姫 最終回「一本の道」 [あしたまにあーな]
とうとう今回が最終回となりました。これまで天璋院を中心として実に多くの人が心と心で結びついてきたのですが、最終回を迎えてその多くの人たちが去っていき、そして再開します。... [続きを読む]

« 今年の漢字は“変” | トップページ | クラシックミステリー『名曲探偵アマデウス』事件ファイル♯22モーツァルト「クラリネット五重奏曲」~ピエロの謎~ »