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2009年1月26日 (月)

平等ゲーム

Byodogame最近は図書館の本ばかりですが、これも。発売された頃から気になっていたもの。


桂望実・著
『平等ゲーム』

舞台は、「鷹の島」という瀬戸内海に浮かぶ小さな島。そこに暮らす1600人が全員平等で、何かを決めるときには投票で決めるルール。
主人公はその島で生まれ育った耕太郎という30代の男性で、彼が今島で任されているのは、島で亡くなる人や、なにかの都合で島を出る人がいて欠員が出たときに、島外から移民する人を勧誘する仕事。
島から出ることはほとんどなかった彼が、この仕事を通じて島の外(物語では“本土”)の人と接したり、完璧に平等だと思っていた島の本当の姿に気づくことで少ししずつ変わっていく…という感じ。


“平等”っていうと、なんだかとても良さそうな感じがしますが…全編通して感じることは、この島で生まれ育った人はよく言えば争いごとをしない“いい人”という感じですが、きつい言い方をすれば“井の中の蛙”みたいだなと思いました。だから島の生活が嫌になったり、外で自分を試したいと思って島を出て行っても、色々なことに打たれ弱くて、島に帰ってくることを望んだりするんだろうな、と。だって楽ですもんね、誰かと競争しなくても一定の収入も衣食住も保障されているわけですから。
でも…途中、ある出来事から島が完全に平等ではないということが分かってきますが、ショックを受け憤りを感じる耕太郎はともかく、読み手としては、その完璧でない部分に少しホッとさせられます。なんだか…完璧すぎることは、すごく気持ちが悪いというか…。

少しずつ変化していった耕太郎が、最後に新しい一歩を踏み出そうとします。きっとすごく大変な道のりになるだろう…と予想は出来ますが、その大変さへの不安とともに、広い世界への希望も感じられるラストでした。

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