映画『おくりびと』2回目
きのう(2月20日)、日本アカデミー賞で作品賞など10部門で最優秀賞を受賞した映画『おくりびと』。昨年秋の公開直後にも観に行きましたが、アメリカのアカデミー賞外国語映画賞へのノミネート記念として、普段よく行く映画館で今月14日から上映されていたので、もう一度映画館で観たい…!という気持ちを抑えきれず(笑)、行ってきました。
このレビューは、ほんのちょっとネタバレです。
ネタバレなしのレビューはこちら(http://remit.cocolog-nifty.com/indoorkamediary/2008/09/post-13f1.html)にあります。
よろしければこちらをごらん下さい。
あぁやっぱり…この映画、最高に良いです。ほんとに、良過ぎる。なんと表現しても足りないくらいです。
なんかこう、主人公・大悟を演じる本木雅弘さんと、山崎努さんや余貴美子さんのやり取りだったり色々に思わず笑ってしまうところもありますが…そんななかで、身近な人を亡くした人々、そこで心を尽くす納棺師の姿に見入る大悟の心に寄り添うように、観る側までも心を奪われていくようでした。
私がいちばん心を揺さぶられたのはやっぱり、吉行和子さん演じる銭湯のおばちゃんが亡くなってからのところ。とくに火葬場のシーンは…。個人的なことですが、昨年末に祖母が亡くなったばかりだったので、そんなことを思い出したら余計に泣けてきて…大変でした。また、演じる銭湯の常連さんを演じる笹野高史さんの淡々としたなかに見え隠れする、おばちゃんに対する想いが切ないです。
そして、大悟の生き別れていた父親との再会…。かつてお互いの気持ちを伝え合うために交わした“石文”。父から息子へ渡されたその石のごつごつした形が、息子への不器用でありながら大きな愛情を感じさせるようでした。また、冷たくなった父に触れる息子の手、そして表情からは、なんとなく…納棺の支度をしながら父や自分の心と対話しているように感じられました。
日本文化や、移ろっていく季節のなかで感じられる自然の美しさ、そしてそこに生きてやがて生涯を終えていく人、そしてそれを見送る人々…。観終わったとき、たくさんの感動で心がいっぱいに満たされる幸せを感じられる作品だとあらためて思い、またこういう素晴らしい作品に出会えることの幸せを感じました。
(キャスト)本木雅弘/広末涼子/山崎努/余貴美子/杉本哲太/峰岸徹/山田辰夫/橘ユキコ/吉行和子/笹野高史 ほか
(スタッフ)監督・滝田洋二郎/脚本・小山薫童/音楽・久石譲 ほか
(公式HP)http://www.okuribito.jp/
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