珠響(たまゆら)inサントリーホール
週末は、こんなコンサートに行って来ました。1ヶ月ぶりの東京です。
お目当ては…もちろん(?)あの人とあの人…(笑)。
三響會presents珠響(たまゆら)-神々-
サントリーホールにて
2009年2月15日(日)18:30開演
(出演)
稲本響(ピアノ)/藤原道山(尺八)/村治佳織(ギター)
亀井広忠(能楽囃子)/田中傳左衛門(歌舞伎囃子)/田中傳次郎(歌舞伎囃子)
英哲風雲の会(太鼓)はせみきた/上田秀一郎/谷口卓也/田代誠/服部博之
野村萬斎(狂言)/一噌幸弘(能楽笛方)/市川慎(箏)/武田双雲(書家)
(曲目)
オープニング
武田双雲/市川慎 沢井比河流「斜彫」
稲本響(※共演:江口心一/MaL)
稲本響「イキガミの旋律」(映画『イキガミ』より)
「桜の眠り」
「虚数・実数・複素数」※
「Opus 0」※
村治佳織(※共演:ヴォクスマーナ)
ヴィラ・ロボス「カデンツァ」
「5つの前奏曲より第4番ホ短調」※
「ブラジル風バッハ第5番」※
ボロディン「だったん人の踊り」※
パッヘルベル「カノン」※
G・フェルナンデス「ア・ネグリート・デ・ククルンベ」※
英哲風雲の会
林英哲「七星」
藤原道山(※共演:市川慎)
藤原道山「光」
沢井忠夫「上弦の曲」※
三響會(共演:野村萬斎/一噌幸弘)
「三番叟」
フィナーレ
藤原道山/英哲風雲の会 スペシャルセッション
私のお目当ては道山さんの尺八と萬斎さんの「三番叟」でしたが、それだけではなく、ステージ全てが興味深いものでいっぱいでした。
萬斎さんの「三番叟」を生で観るのは2年ぶりくらいでしたが、太郎冠者などのコミカルな役を演じている萬斎さんも好きですが、「三番叟」を演じる萬斎さんのピンと張り詰めたような表情や動作はこちらの背筋までピシッとするようで、やっぱりいいなぁと思います。このコンサートのサブタイトルは「神々」。五穀豊穣を祝うこの曲は、このテーマにぴったりですね。
道山さんの尺八の音色は、スーッと透き通るみたいに美しく響いて、すごく気持ちが良かったです。「光」は去年よく聴いていたアルバムに収録されている曲で、生のステージで聴くことができて良かったです。それにしても…あの最後の長く伸ばす高音の伸びること、伸びること。よく息が続くなぁなんて思って…こちらの息が止まりそうでした…(笑)。
それから、印象的だったのは、太鼓。音色というよりは、お腹に響いてくるような衝撃というか振動というか。そして、太鼓を叩く姿を見ていると、思っていたよりも繊細な動きをするものだなぁなんて思ったりしました。
…この世の中には様々な音楽があるんだなぁというのを、強く感じさせられるコンサートでした。
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