映画『シネマ歌舞伎 刺青奇偶(いれずみちょうはん)』
2009年、映画館で観る17作目はこちら。
1月の『らくだ/連獅子』に続きシネマ歌舞伎の鑑賞。今回は勘三郎さん&玉三郎さんです♪
映画『シネマ歌舞伎 刺青奇偶(いれずみちょうはん)』
手取りの半太郎 中村勘三郎
酌婦お仲 坂東玉三郎
荒木田の熊介 片岡亀蔵
鮫の政五郎 片岡仁左衛門
生来の博打好きで江戸を追われた半太郎と、不幸続きの人生に嫌気がさし身投げしたところを半太郎に助けられた酌婦のお仲。本当の親切心から自分を救ってくれた半太郎の心根の美しさに胸を打たれたお仲は半太郎の後を追い、夫婦になったふたりでしたが半太郎は相変わらず博打をやめられません。
やがて死病に罹ったお仲は半太郎の行く末を心配し、博打をやめて欲しいという願いを込めて半太郎の二の腕に骰子(さいころ)の刺青を彫ります。
お仲の思いを受け博打を絶った半太郎でしたが、この世の名残におなかに良い思いをさせたいと最後の博打に出かけ、賭場に難癖をつけ叩き出されてしまいます。そこに、その賭場を仕切る親分の鮫の政五郎が現れ、半太郎は政五郎に命を懸けた大勝負を挑むことに…。
そういえば私、玉三郎さんのお声を初めてちゃんと聞いたかも(汗)。今まで観たものって舞踊ものが多かったので…。
…それはともかく。勘三郎さん演じる半太郎と玉三郎さん演じるお仲が出会うところは、どこかかみ合わないふたりの会話が可笑しく、後半、死の床についたお仲と、お仲がもう長くないことを知った半太郎の悲しむ様子にもらい泣きしてしまいます。とくに、自らの命が尽きそうななかでも半太郎のことを心配するお仲のいじらしさが切なかったです。
それと…亀蔵さんの演じる熊介と半太郎のやりとりが面白くて、結構笑ってしまいました。亀蔵さんの演じるちょっと小悪党な人を観るのがわりと好きな今日この頃(笑)。
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