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2009年8月 2日 (日)

軽井沢夏の宵の狂言in軽井沢大賀ホール

Karuizawakyogenあいにくの雨模様のなか、軽井沢まで萬斎さんの狂言を観に行ってきました。

軽井沢夏の宵の狂言
2009年8月1日(土)18:00開演
軽井沢大賀ホールにて


解説 石田幸雄
演目の前に、演者のひとりである石田さんによる狂言と演目の解説がありました。
能舞台の仕組みや、能や狂言の楽しみ方、それから今回上演される狂言についてのお話を笑いを交えながらお話してくださいました。
とても分かりやすくて観るのが楽しみになりました。


狂言「萩大名」
 大名 野村万之介  太郎冠者 高野和憲   主 深田博治
訴訟のため長く今日に滞在していた大名が、国に帰る前に京の見物に出かけます。太郎冠者の案内で名物の庭を見ることになりますが、この家の主人は、訪れた客に和歌を所望すると聞いて、和歌の心得のない田舎大名は太郎冠者に簡単な和歌を教えてもらってから出かけますが…。

この狂言は、ずいぶん前から観てみたいなぁと思いながら機会がなく、ようやく今回見ることができました。田舎暮らしのせいもあり、庭を愛でたり和歌をたしなむような教養は持たない大名を、万之介さんが茶目っ気たっぷりに演じられていました。庭を観ながら思わず、不用意なことを言ってしまう大名と、高野さん演じる太郎冠者の、そんな大名を諌めたり助け舟を出したりと忙しい様子が面白いです。
そして、大名のあまりのなっていない言動に怒った太郎冠者の取った行動で追い詰められた大名が狼狽する様子がさらに可笑しくてたまりませんでした。
そんななかでも、彼らの眺めている庭の様子を想像するのも楽しく、白い砂や見事な枝振りの梅などが目に浮かぶようでした。


狂言「成上り」
 太郎冠者 野村万作  主 月崎晴夫  すっぱ 竹山悠樹
このあたりの者(主人)が太郎冠者を伴って鞍馬へ参詣に出かけ、一晩泊まることになりました。ふたりがすっかり寝入ったところへ現れたすっぱ(泥棒)は、太郎冠者の持っている太刀を竹の杖にすり替えてしまいます。目の覚めた太郎冠者は太刀が無くなっていることに気づいて驚き、帰る道すがら主人が出世するしるしに太刀が竹の杖に替わってしまったと作り話をしますが…。

前半、太郎冠者が太刀を盗まれ、その言い訳を主人にするあたりまでは普通に面白いなぁと思いながら観ていましたが、後半、その太刀を取り返そうと主人と太郎冠者が奮闘する様子は、可笑しくて仕方がありませんでした。
とくに、すっぱを捕まえるための縄を太郎冠者が綯いはじめるところや、綯っているところをすっぱに蹴り転がされるところ…あのドタバタは面白すぎです。
今回初めてちゃんとお話の内容を知った狂言でしたが、すごく好きだなぁと思いました。


狂言「悪太郎」
 悪太郎 野村萬斎  伯父 石田幸雄  僧 野村万作
酒好きの悪太郎は伯父が自分の悪口を言っていると聞き文句を言いに出かけますが、そこで散々酒を飲んで帰りに道端で寝てしまいます。悪太郎を心配して様子を見に来た伯父は、なんとか酒をやめさせたいと考え、長刀と刀と小袖を取り上げ、さらに髭と髪を剃ってしまい、「名を南無阿弥陀仏と名づける」と言い残し立ち去ります。
目を覚ました悪太郎は自分の姿が変わっていることに驚きます。と、そこへひとりの僧が念仏を唱えながら現れます。「南無阿弥陀仏」と唱えているので、自分の名前を呼ばれたと思った悪太郎は、返事をするのですが…。

今回のなかでは、この狂言だけが2回以上見ているものでした。
ただ今までと違うのは、伯父を萬斎さんの本物の叔父さんである万之介さんではなく、石田さんが演じられているというところ。石田さんが演じられると、にこにこしながらも悪太郎の酒好きなところをかなり苦々しく思っているのでは…という風に感じられます。
僧は今回と同じ万作さんが演じられているものと、あとは萬斎さんよりもお若い深田さんが演じられているものを観たことがありましたが、どちらも違う印象があって面白いです。
今回は万作さんと萬斎さんの、息がぴったりなところを楽しませてもらいました。
ちなみに今回、能舞台を組まずに柱や簡単な橋掛かりを置いた形で上演されましたが、音響の関係なのか、舞台で足を踏み鳴らしたときの音の響き方がとても柔らかく、そこに鉦の音や万作さんや萬斎さんの声が合わさって、とても心地よく聞こえました。音楽を楽しむことを追求されたホールならではなのかもしれません。

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