メンデルスゾーン
今年、生誕200年を迎えた音楽家・メンデルスゾーンの足跡をたどる音楽紀行番組をテレビ東京で見ました。
メンデルスゾーン生誕200年記念特別番組
「山口智子の時を旅し時を奏でる」
テレビ東京にて、12月24日22:00より放送
以前、クラシックの解説をしている本でメンデルスゾーンのことを読んだときは、何の苦労も知らず裕福な家庭で育った人という印象でしたが、もちろん、そういう面はありつつも、ユダヤ人ということで迫害を受けたり、差別的な目で見られるようなこともあるなかで育ったという面を知り、必ずしもまったく苦労を知らずに育ったわけではないのだな…と思う部分を多く知ることができました。
今までメンデルスゾーンの曲をそんなにたくさん知りませんでしたが、番組のなかで紹介されたり、ゆかりのある場所を紹介する映像とともに流れている曲は、どれもとても素敵で心に響くものがあり、もっと聴いてみたくなりました。
ドイツではナチスによって、メンデルスゾーンがユダヤ人だからというだけで、彼の存在やその音楽も封印された時代があったのだそうです。それはとても勿体なく、そして悲しいことだと思います。そう考えると、今のように、聴きたいものを好きなだけ聴くことができ演奏することもできるという、当たり前にも思えることがとても尊いことなのだな…とあらためて考えさせられることがたくさんありました。
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