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2010年3月10日 (水)

Kusari ちょっと前に読んでいた本。再読です。


乃南アサ・著
『鎖』上・下巻

東京・武蔵村山市で占い師夫婦と信者が惨殺される事件が発生。音道貴子は警視庁の星野とコンビを組み、捜査にあたることに。ところが、エリート意識が強く鼻持ちならないタイプで、貴子と衝突。とうとう別々に捜査する険悪な事態になったふたり。占い師には架空名義で多額の預金をしていた疑いが浮上し、貴子は銀行関係者を調べ始めますが、ある退職者の家を訪ねたときに意識を失い、何者かに連れ去られ…。


乃南アサさんの直木賞受賞作『凍える牙』と同じく、主人公は音道貴子。この『鎖』は、音道貴子シリーズの2作目になります。
前作では、深夜のファミレスで男性の身体が発火し炎上した事件と、大型の犬に人間がかみ殺される事件が起こり、貴子を女というだけでまともに扱わない、滝沢という所轄署の中年刑事とコンビを組んでいた貴子。
今回コンビを組んだのは、警視庁第一印象こそ大して悪くはなかったものの、一緒に行動するうちに貴子は彼の言動に次第にストレスをため込むようになり、そして星野は自分のプライドを傷つけられる出来事が起こると、一転、貴子に辛く当たるようになります。これがもとで貴子はとんでもない事態に巻き込まれていくわけですが…、何者かに連れ去られて行方知れずになった貴子を救出するために、警視庁捜査一課特殊班が動き始めますが、ここには、かつてコンビを組んだ滝沢が異動していた…というわけで、今回は、占い師夫婦たちが殺された事件の真相に迫りながらも、囚われの身となった貴子と、彼女を助けようとする滝沢たちの視点で物語は進んでいきます。
貴子が、助かりたい一心で犯人の一味に取り入ろうとしたり、なかなか助けの来ない状況のなかで味方であるはずの警察に対してネガティブな感情を抱いたり、と…かなり生々しく描かれて、閉塞感や絶望、恐怖などがぐいぐいと迫ってくるようでした。
また滝沢が、かつて共に捜査した時の貴子のひたむきな姿を思い起こし、絶対に助けたい、どうか無事でいてくれ…と願い、捜査にあたる姿がなんだか頼もしく感じられました。
今回、貴子はとんでもない災難に遭いましたが、相棒は最悪でしたが、それ以外の人々の存在に救われている部分がたくさんあった気がします。まぁこれは、相棒である星野が周りに信用されていないことの裏返しだったりもしますが…、いざというときに信頼されるような人にならなきゃなぁ…なんてことを思ったりしました。

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