珠響-彩(いろ)inサントリーホール
昨年に引き続いて行ってきました。
珠響(たまゆら)第2回-彩(いろ)
サントリーホールにて
2010年8月28日(土)14:00開演
[曲目]
オープニング MaL・はせみきた
稲本響(※共演:MaL)
稲本響「魔性の鍵盤」(舞台「HYPNAGOGIA」より)※
「新曲」
「サンクス・ダニー」
村治佳織(※共演:藤原道山)
F.ショパン「夜想曲第2番変ホ長調作品9の2」
E.クラプトン&W。ジェニングス「ティアーズ・へヴン」
A.ピアソラ「タンゴの歴史より~Night Club1960」※
R.ディアンス「リプラ・ソナチネより~第3楽章 フォーコ」
藤原道山
山本邦山「甲乙(かんおつ)」
武満徹「小さな空」
英哲風雲の会
林英哲「山幸」~「海幸」
三響会(※ゲスト:市川亀次郎、共演:今藤長龍郎社中・福原寛)
「獅子」※
フィナーレ
出演者一同(※共演:稲本渡)
前回のとき、世の中にはなんて沢山の音楽があるんだろう…と思いましたが、今回はまたなんというか、出演されている皆さんの様々なアイディアが詰まった公演というのが伝わってきて、とても楽しかったです。
私の一番のお目当てといえば言わずと知れた(?)尺八の藤原道山さんですが、いつもながら清々しくて歌うような素晴らしい音色に引き込まれました。印象的だったのは、村治佳織さんと共演されたピアソラの曲のとき、道山さんが登場されたのを観て、周りの雰囲気が「和装の人が出てきたけど何だろう?」というような雰囲気だったのが、演奏が終わったときには、その演奏に心を動かされたのが明らかに分かるざわめきが起こったことでしょうか。
稲本響さんの「魔性の鍵盤」という曲は、速いテンポで不思議な和音が並ぶ辺りは、どこか不安とか恐怖のようなものを感じさせられて、この曲は舞台音楽として造られたものだそうですが、どんな舞台だったのかなぁ…と興味をそそられました。稲本さんと共演されたボイスパーカッションのMaLさんは、オープニングではせみきたさんとも共演されていましたが、人間が出す声とは思えないような、なにか楽器を演奏しているみたいな感じで、なんだかワクワクしました。
村治佳織さんは、今年に入ってから地元でのリサイタルに出かけ、春頃には新しいアルバムをずっと繰り返して聴いていて。そのなかで聴いていた曲も生で聴くことが出来て良かったです。ここ半年くらいの間に、村治さんのおかげでギターの音色の良さにも目覚めてきたのを再認識しました。
英哲風雲の会のパフォーマンスは、お腹の底に響いてくるような太鼓の音に心を動かされ、演奏する姿からは力強さとしなやかさを感じて、ずっと見て聴いていたい気持ちになりました。
それから、市川亀次郎さんがゲストの「獅子」(「連獅子」の獅子)。もう、本当に凄かったです。以前シネマ歌舞伎で中村勘三郎さんと勘太郎さん・七之助さんの親子三人でのものを観たことがありますが、生で観るとやっぱりその迫力に圧倒されるものがありました。
今回、2回目の珠響公演に行ってみて、やっぱりこのコンサート好きだなぁと思いました。
また機会があったら出かけたいなぁと思います。
休憩時間には、松本でのワークショップなどでご一緒して仲良くなった方と久しぶりにお会いし、少しですがお話させて頂くこともでき、楽しい時間を過ごさせてもらいました。
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