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2010年9月 4日 (土)

上妻宏光「生一丁!」TOUR2010in北野文芸座

Aganagano 4ヶ月ぶりに、長野へやって来ました。

上妻宏光「生一丁!」TOUR2010
2010年9月4日(土)17:00開演
北野文芸座にて


この先、演奏曲目などコンサートの内容に触れています(つまりネタバレ)。
まだツアー2公演目だそうなので、この先聴きに行かれる方でお知りになりたくないという方は、この先は読まれませんようにお願いいたします。











[曲目]
第一部
 津軽じょんがら節(旧節)
 嘉瀬の奴踊り
 ワイハ節
 津軽あいや節
 紙の舞
 津軽じょんがら節(中節)
第二部
 津軽よされ節
 十三(とさ)の砂山
 鯵ヶ沢甚句
 秋田荷方節
 津軽じょんがら節(新節)
アンコール
 津軽三下り


私の今までの人生の中で、こんなにたくさん三味線の音色を聴いたり、それを演奏する姿を目にしたのは多分初めてのことで、当然演奏される曲もほとんどが知らない曲だったりしたわけですが、そんなことが気にならないくらい楽しくて、思わず聴き入ってしまいました。
それに、楽器や演奏される曲についてや、最近アメリカやヨーロッパ、アフリカでコンサートやワークショップをされたときのお話をたくさんしてくださって、それがみんな面白く興味深かったです。内容が面白いからというだけではなく、上妻さんのお話の仕方が上手なんだなぁというのも印象的でした。
あとは、そうそう。津軽三味線の奏者の力量がわかるポイントを、良い演奏とそうでもない演奏を実際に弾いて説明してくださった件(くだり)。そんなこと言っちゃって大丈夫なんだろうか…と余計な心配をしつつ、面白かったです。そして、説明しながら弾いていた「じょんがら節」を他の曲を間に挟んだとはいえ、その直後に演奏されたのには、ちょっとびっくりというか。きっと、人に厳しく見聴きされても恥ずかしくない演奏をするというプライドを持ってらっしゃって、そのための努力もきっとたくさんされているんだろうなぁと、演奏の素晴らしさにはもちろん、いろいろな意味で感銘を受けました。
和楽器の音色だったり独特のリズムや音階の心地良さを生で体験し、とても楽しい時間になりました。もっと早く行っていれば良かったなぁとちょっと悔しい気持ちもあります。
さて、上妻さんのコンサートへは、今年はもう1回、11月のオーチャードホールでの公演に出かけます。こちらは、私の大好きな尺八奏者・藤原道山さんも出演されるということで一般発売前にチケットを取ったのですが、今回上妻さんのコンサートを聴いて、ますます行く楽しみが増えました。

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