材木座海岸
鎌倉駅に到着し、いちばん最初の目的地は材木座海岸です。
鎌倉駅前で道を尋ねたボランティアガイドのおじさんから、なんでそんな場所に行きたいんだと言わんばかりに「材木座?目的は?」と怪訝な顔をされつつ、また、海に行きたいなら由比ガ浜にまず行ってそこから歩いたら良いじゃないかと言うことで、その行き方を教えていただきましたが、私たちはタクシーで向かうことに。
私の好きな古武道のアルバムに入っている「材木座海岸」という曲。これは海が好きなピアノの妹尾さんの曲の古武道バージョン。鎌倉を観光しようと思ったときに、だったらこの曲の場所に行ってみたいと思いました。
いきなり材木座海岸へ行かなかったのは結果的には正解でした。由比ガ浜の海岸沿いの道路から見た材木座海岸は、曲を聴きながら思い描いていた通りの風景で、その違和感ゼロの感覚にびっくり。
最初は砂浜を下に見ながら歩道を歩いていましたが、海を近くで見ようと思って砂浜へ。
先に書いたガイドの方に「その靴はどうかなぁ砂が入っちゃうよ(にやり)」と言われていたのでビクビクしながら降り立ったのですが、波打ち際付近は波で良い具合に砂が締まっていて、思ったよりは歩きやすかったです。
あまり人はいなくて、お散歩している人がいたり、犬を遊ばせている人がいたり、あとは海でウインドサーフィンをしている人がいたり…とてものどかな光景。太陽の光が反射してキラキラする水面、どこまでも広がる海と海風の爽快さ、そしてのんびりと流れる時間。まるで曲のメロディ、妹尾さんのピアノの音色、古川さんのチェロの音色、そして道山さんの尺八の音色が浮かんでくるような雰囲気でした。…というか。由比ガ浜から材木座まで本当に「材木座海岸」を何度もリピートして聴きながら歩いた私たち。江ノ島ですれ違った、演歌か何かをラジカセで流しながら歩いていたおじさんとあまり変わらないかも(苦笑)。
なにはともあれ、海なし県に住む者としては、まず身近には無い風景を楽しむことができて、とても新鮮でした。
砂浜から上がって、すぐ近くの光明寺へ。
海岸沿いを歩いているときに本堂の屋根がずっと見えていて、簡単にたどり着けるだろうと思っていたのに迷子になり、思いのほか時間がかかりました…。
ここは古武道が一昨年ライブを行ったお寺だと、一緒に行ったお友だちに教えてもらいました。お寺ライブをしたのは知っていたもののお寺の名前までは覚えてなかったので、偶然とはいえ来ることができて良かったです。
しかしそんなミーハーな部分とは別に、広々とした境内も本堂の中も全く人がいなくて、とても静かななかで御本尊を拝ませていただき、とても落ち着く雰囲気で癒されました。
…さてここから鎌倉駅までバスで戻り、最後の目的地へ向かいましたが、それはまた後で。
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