赤(ルージュ)・黒(ノワール)(池袋ウエストゲートパーク外伝)

いつも読んでいるシリーズの、番外編。

石田衣良・著
「赤(ルージュ)・黒(ノワール)」(池袋ウエストゲートパーク外伝)

しがない映像作家・小峰にカジノの売上金強奪という計画に声がかかります。時給は何と1億円。襲撃は成功するものの、目の前でその金が横取りされたうえ、人生のどん底に突き落とされた小峰に容赦なく襲いかかるのは、裏社会の影。

いつものシリーズで活躍する、果物屋のマコトは登場しないのですが、いつも通り舞台は池袋。マコト以外はなんだかんだで登場するので、その辺りはまた違った視点から楽しめて面白いです。
それから、いつもは短編仕立てになっているものが、今回は1冊まるまるひとつのお話なので、ちょっと慣れない感じはありながらも、それがかえって新鮮で、ストーリー展開にドキドキしながら一気に読みました。