仙台散策③
仙台城跡を出て市街地へ。バスを降りたのは定禅寺通。
葉の落ちたケヤキ並木はちょっと寂しい感じもします。この通りではイルミネーションの点灯があるのですが、今回は観る機会がありませんでした。
ここから一番町商店街をブラブラ歩きながら向かったのは、今回最後の目的地である晩翠草堂。ここは英文学者で「荒城の月」の作詞者としても知られる詩人・土井晩翠が晩年を過ごした家です。
もともとここには三階建ての家があったのですが仙台空襲で焼失してしまい、借り家住まいをしていたところ、彼の教え子たちがお金を出し合い建てたのが今ある草堂。この家が完成してから亡くなるまでの三年間をここで過ごしたそうで、当時使っていたベッドなどもそのまま残されています。仙台駅から近く、ビルなどが立ち並ぶなかに平屋の小さな日本家屋がぽつんと建つ姿は、そこだけ時間が止まったみたいでなんだか不思議な空間でした。
…さて、数回に分けて書いてきた旅行記も今回でいちおう終わり。実は、もっと時間があれば行きたかったなぁという場所などもまだまだあったのですが、昨年訪れたときに、しばらくは来る機会はないだろう…と思っていたのに、案外早くその機会はやってきたので、近いうちにきっと、今回行かれなかった場所にも行く機会がある、と思いたいです。
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