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2011年2月20日 (日)

「金閣寺」inまつもと市民芸術館

Kinkakuji
はやくも今年3回目の演劇鑑賞。


「金閣寺」
2011年2月19日(土)13:30開演
まつもと市民芸術館主ホールにて

(原作)三島由紀夫/(演出)宮本亜門
(出演)森田剛/高岡蒼甫/大東俊介/中越典子/高橋長英/岡本麗/花王おさむ/山川冬樹/嵯川哲朗 ほか

1950年7月。国宝・金閣寺の焼失、放火犯は寺の青年僧。
生来の吃音のために人との関係をうまく築けないことに悩む青年僧・溝口は、絶対的な存在と思われた金閣が空襲によって無くなるかもしれないと思った時、消えゆくもののはかなさ、美しさに魅せられていきます。しかし京都に空襲は来ないまま戦争は終わり…。


一見学校の教室のようなセットで、「金閣寺」の冒頭部分がリレー形式で読まれます。
そして、そのセットに置かれた机や椅子、本棚、ロッカーなどが階段になったり南禅寺の山門になったり、扉になったり、…前半は、セット自体が大きく展開するという感じはないのですが、そのパズルのような変化が面白かったりもしました。
また、金閣寺焼失の事件を描いた作品ということで、金閣寺の大掛かりなセット…みたいなものを想像していたのですが、そういうものはなく、溝口が自分と金閣寺との関係を建物とのものというより人とのもののように捉えている、そのままに金閣寺も描かれているのが、ちょっと、いえかなり変わった演出だなぁと思ったのですが、それを理解しよう、理解しよう…と自分のなかで色々思いを巡らせながら見られるのも、またなかなか興味深いものがありました。

主演はV6の森田剛くん。人間関係が苦手な溝口らしく、ちょっとおどおどした喋り方とか仕草などが、もう本当に20歳前後くらいの青年にしか見えなくて、どうしてあんなに若いんだろう…なんてことを思ったりもし、こんなことを言うとファンの方には怒られそうですが、とくに今まで意識して見たことはなく、彼を観たくて出かけたわけでもありませんが、やっぱり生で見るとかっこ良いなぁなんて思ってしまいます。印象的だったのは、金閣に火を放ったあと、煙草を吸う場面。その動作、ちょっとした仕草が、ひと仕事終えた感が見える気がして。
溝口と寺で一緒に暮らす鶴川を演じるのは、大東俊介くん。今までドラマなどでたまに見かけたことがあったくらいですが、その時に抱いていたイメージとはかなり印象の違う役柄とかルックスで、ちょっとびっくり。なんだかとっても爽やかに見えました。で…、その爽やかで明るいと思われた彼が闇を抱えたり、苦しむ姿というのは、そのギャップからいっそう辛く感じてしまう気もしました。
それから、大学で溝口が知り合った柏木を演じるのは、高岡蒼甫さん。私のなかでは、数年前に『春の雪』という三島作品が原作の映画に出演されていたこともあり、三島作品に関係ある人、という印象。真っ赤なシャツを着ていたり、女物の着物を羽織る姿が妙に似合っていてドキドキしました。柏木はとくに饒舌に難しい言葉を駆使して喋る場面が多くて大変そうな気もしましたが、聞いているときは難しい…!という感じはあまりなく、スッと引き込まれるような感じでした。でも2度ほど、上手く舌が回らなかったのかストップしてしまって、おっと!というところもありましたが、アドリブを挟んだりして言い直した部分もあって、まぁそれも、貴重なものを見せてもらったという感じでしょうか。
大東くんと高岡さんはナレーション的な部分も担当されていたのですが、これも良かったです。

…実は、お芝居自体以外に私が個人的に気になっていたのは、高岡さんが劇中で吹くという尺八。度々コンサートに足を運んでいる藤原道山さんが指導をされたと知り、どんな感じなのかなぁと気になっていました。
お稽古期間は1ヶ月ほどだったそうですが、ちょっと信じられないくらいの出来ですね…!人によっては音が出るかどうかも怪しいくらいの期間だと思いますが、ほんの数秒とはいえ人前で、しかもあんな大きな舞台で演技をしながら演奏するなんて、本当に大変なことだろうと思います。尺八という楽器に馴染みがなかったらサラッと流れていく数秒かもしれませんが、私にとってはかなり印象深い場面でした。さすがの役者魂というか、集中力の賜物でしょうか。
神奈川で初日の幕が開いてから道山さんはブログに、高岡さんの努力にパワーを頂きました、と書かれているのですが(詳しくはココ)、本当にそうだなぁと思います。私ももっと頑張ろう…!と思わずにはいられませんでした。
そんなわけで…普段お芝居を観に行くと、生で感じる役者さんたちのオーラに感じ入るものがあり元気をもらうのですが、今回はそれ以外にも個人的に力をもらった気分でした。

私にとって「金閣寺」は初めて読んだ三島作品なのですが、なにぶん昔のことであまり記憶がなく、その頃読んだ本自体も手元になかったのですが、これを機会にもう一度読んでみたいなぁと思っています。

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コメント

20日は高岡さん、噛みませんでしたよ(笑)。皆さん熱演でした。
カーテンコールの時には森田君のお誕生日と言うことか、共演の若手二人が森田君を両肩まで担ぎ上げるパフォーマンスがあり、ファンの方々からキャーと歓声が上がりました。また、「おめでとう」幕を掲げる人もありで、普段見ることがない光景でなかなか面白かったです。

>knさん

そうですか、高岡さんは20日は大丈夫だったのですね…良かったです(笑)。
キャストの方のお誕生日公演って、ファンの方たちも特別な思いで会場にいらっしゃるでしょうし、最後まで楽しい公演になったのでしょうね♪

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