SKF2011オーケストラコンサートin長野県松本文化会館
サイトウ・キネン・フェスティバル松本
オーケストラコンサート
2011年8月28日(日)16:00開演
長野県松本文化会館にて
[プログラム]
チャイコフスキー 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
バルトーク ピアノ協奏曲第3番
ピアノ:ピーター・ゼルキン
チャイコフスキー 交響曲第4番
管弦楽:サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮:ディエゴ・マテウス
オーケストラの演奏を生で聴いたのが前回は2008年12月。というのをこのブログを遡ってみて判明。そんな状態なのに久しぶりの生・オーケストラが、クラシックにはまった頃からいつかは行ってみたいと思っていたサイトウ・キネンとは。ちょっと贅沢過ぎる気もしましたが、それだけに楽しみにしていました。3月の大震災の影響でチケット発売が遅れたり、チケット発売日直前には松本直下の地震が起こって会場変更になった公演があったりと色々大変なことがあるなか、無事開催されて良かったです。
今年のオーケストラコンサートは小澤さんは登場されず、ディエゴ・マテウスさんという27歳の若手指揮者の方によるものでした。小澤さんが指揮されるのを生で観たいなぁ…という気持ちはありましたが、リーフレットに載っていた写真が素敵な笑顔だったので、なんだか違う方向へ期待が行っているなぁと思いつつ、ワクワクしながら出かけました。普通にクラシックのコンサートというよりは、お祭りらしく会場やお客さんにそれを楽しんでいるような雰囲気があって、開演前からなんとなく気持ちが高揚する感じで、独特の空気だなぁと思いました。
そして開演してからはもう、ひたすら音楽に浸る時間で。この公演こそ予習をしていくべきだったのですが、また何もせずに出かけてしまったので、ちゃんと知っている曲はなかったかなぁと思うのですが、それでもその素晴らしさ、凄さは分かるという(まぁ全てという訳にはいきませんが)。繊細な部分はとことん美しく、パワフルな部分の迫力はもうもの凄く。それが本当に気持ち良くて、ワクワクして。正直、静かに椅子に座って聴いているのが辛いくらいのところもありました。マテウスさんの指揮も若くてしかもラテン系なせいか、とても情熱的で元気で見ていて気持ち良かったし、あぁこういう風にオケを鳴らしたいんだな、というのが分かりやすくて楽しかったです。このサイトウ・キネンが日本デビューだったそうですが、これから日本でもたくさんの方に聴いていただけると良いですね。
最後にはオーケストラのメンバーにお花が配られて、それを客席へ…というのを、もう少し近い席だったらもらいに行きたいなぁ…とちょっとだけ羨ましい気持ちで見守り、金管のメンバーの方たちがステージ上で記念撮影しているのを微笑ましく見てホールを後にしました。
会場を出るとき、りんどうの花が配られました。
以前スクリーンコンサートに出かけて、やっぱり生でいつか観てみたいと思っていたので、それが叶ってとても幸せでした。しかも今年は、初めての試みでお芝居も上演され、そちらも観ることができ、充実した週末になりました。実は他にも気になる公演もありましたが、お金も時間もなく断念。来年も参加できたらいいなぁと思います。
9月上旬は、お引っ越し公演で北京・上海公演があるそうですが、先週から体調を崩されて舞台をお休みした小澤さんはそちらへは出演されないのだとか。残念なことですが、身体の回復が第一なのでゆっくり休んでいただきたいですね…。
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