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2011年12月 8日 (木)

アマデウスinまつもと市民芸術館

Amadeus イベント続きですが…、今月前半の最後はこちらへ。


アマデウス
2011年12月8日(木)16:00開演
まつもと市民芸術館主ホールにて

作:ピーター・シェファー
サリエーリ:松本幸四郎/モーツァルト:武田真治/コンスタンツェ:内山理名 ほか

1823年晩秋。ウィーンの街で、モーツァルトを殺したのはサリエーリだという噂がささやかれていました。しかもその噂の出所は彼自身。32年も経ってから告白を始めたのはいったい何故か…。
…1781年。宮廷作曲家サリエーリは、評判の若手音楽家モーツァルトがウィーンにやってくると知り、演奏会場へ。婚約者コンスタンツェと卑猥な言葉を口走る行儀の悪い軽薄な様子のモーツァルトと出会い驚くサリエーリでしたが、その夜耳にした音楽は素晴らしく…。


映画版の「アマデウス」を見たことがあったのですが、もう数年前のことなので忘れているところが多く、お話についていかれるかなぁ…とちょっと不安だったのですが、始まってみたら、幸四郎さんが本当に素晴らしくて目が離せませんでした。
老いたサリエーリの語りも、若く颯爽としたサリエーリの身のこなしも、どちらも凄く魅力的で、とても舞台に近い席で拝見したので、ちょっと首が疲れましたが、それも観ている最中はそれも気にならないくらい、ずっとずっと見つめてしまいました。
モーツァルトとコンスタンツェの登場は、大声で騒ぎながら、しかも口にする内容は本当に卑猥な内容ばかりで…それにしばらく目を取られ笑っていて、ふとサリエーリを見ると、…そのびっくりしている表情がまた可笑しくて。
…中盤、モーツァルトの才能を目の当たりにし、自分にそれがないことを嘆き、神に向かって「なぜ私には良いものと悪いものを聴き分けることしかお与えにならないのか…!」と訴える場面は、お芝居が本当に凄過ぎて、シリアスなところなのに見ているうちに本当に嬉しくなってしまいました。
武田真治さんのモーツァルトは、これは素晴らしく弾けていてかっこ良くて、なかなか楽しかったです。ただ、そんな人がサリエーリの嫉妬によって少しずつ落ちぶれて行くのは、かなり切ないものがありました。
…幸四郎さんといえば、今年公開の映画「ライフ-いのちをつなぐ物語-」で松たか子さんと一緒にナレーションをされていて、そのときに声だけでこんな風に人を引き付けることが出来るんだなぁ…とびっくりしたのですが、今回はそれを生で堪能できて、本当に幸せでした。

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