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2012年7月22日 (日)

軽井沢夏の宵の狂言in軽井沢大賀ホール

Karuizawa20120721 夏の恒例、軽井沢での狂言の会へ。

軽井沢夏の宵の狂言
2012年7月21日(土)18:00開演
軽井沢大賀ホールにて

解説 野村萬斎
狂言「墨塗(すみぬり)」
   大名:石田幸雄、太郎冠者:岡聡史、女:竹山悠樹
狂言「寝音曲(ねおんぎょく)」
   太郎冠者:野村万作、主:深田博治
狂言「小傘(こがらかさ)」
   僧:野村萬斎、田舎者:石田幸雄、新発意:高野和憲
   参詣人:内籐連・村井一元・中村修一、尼:月崎晴夫



この会ではいつも上演の前に演目解説があるのですが、今年はなんと萬斎さんが解説をされました。席についてプログラムに目を通したところでそれに気がついてびっくり。つい最近まで「藪原検校」に出演されていた時のままの坊主頭で登場され、髪型のこととか、軽井沢入りするのに雨で電車が遅れて大変だったこととか、演目解説以外にもたくさんお話してくださいました。
萬斎さんによる解説のあと、最初に「墨塗」。都に滞在していた大名が、帰郷することになり、滞在中に馴染みになった女のもとへ太郎冠者を連れて別れを言いに行きますが、相手の女は水で目を濡らして涙を流すふりをしているのでした。それに気付いた太郎冠者が水を墨に取り替えてしまう…というお話。嘘の涙に気付いた太郎冠者の言葉に耳を貸さない大名の、よく言えば純粋な、皮肉を込めて言えば単純で騙されやすいところが親しみやすいく微笑ましい感じ。でも仕える太郎冠者とすればもどかしい部分もあるのかもしれません。さてこの曲、狂言には珍しく小道具に液体(墨)が登場します。顔に墨を付けてそれに気付かずに泣きまねを続ける女の姿が滑稽で、最後には大名や太郎冠者も顔に墨をつけられて笑いが止まりません。
続いて「寝音曲」。前の晩に太郎冠者の部屋から謡いの声が聞こえたといって、歌を所望する主人に対し、謡いたくない太郎冠者が、酒を飲まずには謡えないとか、妻の膝枕で横にならないと謡えないとか、色々とごねますが、結局、主人から酒を振る舞われ、主人の膝を借りて謡うことに。萬斎さんの解説にもありましたが、普通謡う時はお腹にしっかり力が入るようにしっかり座るのに、この曲ではとっても不自然な格好で謡うということ、そして、能のなかでは地謡の方が何人もで謡うところをひとりで謡うところがとても大変なのだそうです。また立ち上がったり身体を起こした時には「声が出ません…!」という謡い方をしなくちゃいけないのも、普通に謡うより大変そうだなと感じましたが、万作さんの太郎冠者はとても見事で、最初から最後まで楽しませてもらいました。
休憩をはさんで最後は「小傘」。博打ですっからかんになった主人とその家来が僧になりすましていると、お堂を新しく建てて堂守を探している田舎者が声をかけ連れて帰ります。そこへ参詣人たちも集まり法事が始まりますが、お経など読めないふたりの僧は、賭場で覚えた小歌をお経のように節をつけて歌い、それが興に乗った頃を見計らって、参詣人たちが備えたお布施を盗もうとする…というお話。田舎者に出会う前の僧(※ニセ)ふたりが、お経の代わりの歌を練習しているのが可笑しくて、さらに後半、それを法事でやっているうちに参詣人たちも加わっての念仏が盛り上がってとても楽しい曲です。大賀ホールは舞台の下が能舞台と同じような構造になっているとかで、足踏みの音などがとても柔らかく良い響きをするので、念仏のときの演者の方たちが床を踏み鳴らす音も心地よく、目にも耳にも楽しかったです。
さて。来年の夏も軽井沢でこの催しが決まっているそうで、そちらも楽しみです。

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