お友だちからお願いします
三浦しをん
「お友だちからお願いします」
最近、小説はもちろんですが、エッセイも好きで読んでいる三浦しをんさんの、これまたエッセイ集。
しをんさんのエッセイの中では、「よそゆき(自社比)」だそうで、たしかに多少かしこまった感じはするものの、やっぱり面白すぎて、会社の休憩時間に読んでいて笑いをこらえるのが苦しくなったことも一度や二度ではなかったような…。
しをんさんのエッセイを読んでいると、しをんさんの周りでは本当に色々と面白い人がいて面白いことが起こるんだなあとつい思ってしまうのですが、それは多分、誰にでも起こるような周りでの出来事に気づけるかどうか、それを人に“面白い!”と思ってもらえるような表現の術を持っているかどうか、の違いなんだろうなあと思います。
取材とか旅行でどこかへ出かけたエピソードを読んでいて、あああの林業のやつ、とか、あの短編集のあのお話の場所、とか、色々と思い当たるものがあるので、それはそれで楽しかったりして、また小説を読み返したくなりました。
ちなみに私が一番ニンマリしたのは「愛の地下鉄劇場」です。私もこんな場面に遭遇してみたいです。まあマイカー通勤だしあまりなさそうですが(苦笑)。
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