奈良散策③
奈良公園をあちこち回った後、ちょっと移動。
西の京と呼ばれる、薬師寺や唐招提寺のあるエリアへ。
この移動には電車を利用しましたが、電車やバスに乗るとその土地の人たちの言葉が聞こえてきたりして、独特の空気が感じられるのが面白いですね。個人的な感覚では、西の方だと空気がこってり濃いなあと感じ、東北とか北の方だとほっこりする感じ。
さて、最初に訪れたのは薬師寺でした。
薬師寺は、修学旅行で行ったときのお坊さんのお話が面白かったなあ…という思い出がありましたが、お寺の建物をあちこち見学しているときに、何箇所かで、お坊さんのお話を修学旅行生が聞いている光景を目にして、ちょっと懐かしく感じました。
といいつつ、薬師寺のお坊さんはお話するのが苦手な人は辛かったりするのでしょうか…という余計な心配をしてみたりするのでした(苦笑)。
続いて、唐招提寺へ。
門の正面に見える金堂は2009年に平成の大修理を終えたばかりということで、その修理の様子の分かる写真や展示物が講堂で見られるようになっていて、お寺や神社で修理中の建物が大きな幕で覆われている光景を目にすることがありますが、あの中がどうなっているのか…というのをうかがい知ることが出来たのが興味深かったです。
そして…唐招提寺といえば、東山魁夷さん好きな私にとっては、御影堂の厨子扉絵、障壁画、そして襖絵。残念ながら一般公開されるのは毎年6月5・6・7日なので普段は見ることはできませんが、その代わり、お土産に一筆箋を買って帰りました。
さてこの後は、ふたたび近鉄奈良駅へ戻り、色々なお店の並ぶアーケード街をブラブラしたり、お土産を選んだり、歩き疲れたらのんびりお茶しつつ本を読んだりして帰りのバスまでの時間を過ごしました。
いままでなかなか訪れる機会のなかった奈良ですが、心の奥底に漠然とある古くからあるものへの憧れや興味を刺激される貴重な時間を過ごすことができました。次に訪れる機会があったら、もっと長く移動しないと行かれないような場所にも行ってみたい気がします。飛鳥とか吉野とか心惹かれますね。
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