SKF〈Play meets Music〉ストラヴィンスキー:「兵士の物語」in松本市民芸術館実験劇場
2012サイトウ・キネン・フェスティバル松本
〈Play meets Music〉ストラヴィンスキー:「兵士の物語」
2011年8月24日(土)18:00開演
まつもと市民芸術館実験劇場にて
(作曲)イーゴリー・ストラヴィンスキー
(台本)シャルル・フェルディナン・ラミューズ
(演出)串田和美
(出演)語り手:石丸幹二/兵士:首藤康之/プリンセス:ゲイレン・ジョンストン/悪魔:白井晃/ほか:近藤隼・内籐栄一・下地尚子・高橋英希
(演奏)ヴァイオリン:白井圭/コントラバス:谷口拓史/クラリネット:吉田誠/ファゴット:福士マリ子/トランペット:只友佑季/トロンボーン:今村岳志/パーカッション:前田啓太
(物語)ひとりの兵士が休暇を利用して故郷を目指す途中、持っていた袋から取り出したヴァイオリンを弾き始めたところに、老人の姿に化けた悪魔が現れ、兵士は悪魔に丸め込まれて悪魔の持っている未来がわかる本とヴァイオリンを交換することに。悪魔の家に3日間滞在したあと故郷に着くと村の人々はなぜか彼を幽霊扱いし…。
今年で3回目の鑑賞。
ということで前回と前々回に観たときの感想はこちら。
2012年のレビュー
2011年のレビュー
今回、串田さんの演出に変わるということとキャストもかなり入れ替わりがあるということで、たぶんかなり今までと印象の違ったものになるんだろうなあということで、ドキドキしていました。
ミニチュア版のオケピが作られていたりとか、ステージの感じだけでもずいぶん違ったし、セットや背景がしっかり作られたものが使われていたりとか、何となくですが、見た目に分かりやすい印象の演出になったのかなあと思います。
個人的には前の、オーケストラの人数分椅子が並べられたのを使ったりそのなかにセットが登場したりして演じられるのも好きだったし、最後に主ホールの客席が見える演出も良いなと思ってたんですけどね。
今回、兵士役が首藤康之さんで、実は声を出してお芝居をされる首藤さんを拝見したのはこれが初めてでしたが、声の感じが好きな感じだったので楽しく見られたし、後半のプリンセスと出会ったところでのダンスはとくに見応えがありました。もともとこの作品のなかではダンスも重要な要素なので、兵士を演じる役者さんがこれだけ素晴らしいダンサーの方だと、見どころも増えて、見る側としては本当に幸せですね。
今まで2回観て、この作品をよく知っているつもりになっていましたが、今回はまた舞台の形になったことで違う部分もたくさん感じられて良かったです。
来年は(ってもう私のなかではあることになってますが)どんな形でこの作品が観られるのかなあというのをまた楽しみに一年待とうと思います。
さて…今年のサイトウキネンはもう一つ、9月に入ってからのオーケストラコンサートに出かける予定。まだまだ楽しみがあって嬉しいです。
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