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2013年10月30日 (水)

空飛ぶタイヤ

Soratobutire 池井戸潤さんが続きます。


池井戸潤
「空飛ぶタイヤ」

走行中のトレーラーからタイヤが脱落し歩行者を直撃する死傷事故が発生。事故の原因は整備不良とされた運送会社社長の赤松が、銀行や取引先や世間からの疑いを晴らすべく事故の真相に迫ろうと奮闘するお話。
会社が倒産の危機に瀕し、事故が原因でわが子も辛い立場になったり、追い詰められながらもわずかな希望にすがりながら奮闘する赤松の姿、それを周りで理解し支える人々の思いに胸を打たれます。
赤松側からの視点だけでなく、事故を起こしたトレーラーを製造販売している自動車メーカーの側からの視点でも物語は描かれていて、事故の真相らしきものは読み手にはかなり早い段階で開示されていますが、大きな企業(ここでは自動車メーカー)だから間違いないとか、国家権力(ここでは警察)だから間違いないとか、普段陥りがちな思いこみが障害となって、なかなか赤松の思うような事態の好転には結びついていかないのが凄くもどかしくジリジリさせられるだけに、最終盤の展開は、ようやく溜飲を下げることができホッとしました。
さて…このお話はフィクションとはいえ、実際に起こったタイヤ脱落死傷事故と、それ以前から行われていたリコール隠しがモチーフになっているのは言うまでもありません。
自動車って、普段当たり前のように利用していますが、メーカーが確かなものを造ることや、整備や点検を確実に行うことや、安全運転に心がけることなど、そのどれか一つが欠けても安全に利用することはできなくなります。そう考えると、リコールが必要なのにそれを隠したり放置するのは、自動車を利用する人を含め世の中に対してこれ異常ないというくらい酷い裏切りで不誠実な行為で絶対あってはならないとは思いますが、それと同時に、リコールをただただネガティブに捉えすぎないようにして、リコール隠しを生みにくい空気を作っていくのも必要だなあとあらためて思いました。

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