小袖日記
引き続き、図書館で借りた本。
柴田よしき
「小袖日記」
不倫してたOLさんが不倫相手に振られ、死んでやる~と思っていたら雷に打たれて平安時代にタイムスリップしてしまい(というか平安時代の女性と中味が入れ替わってしまい)、源氏物語の作者のもとで小袖という名の女房として暮らしながら、主人の書く物語のネタ探しをする…というお話。
これの前に読んだ酒井順子さんの「紫式部の欲望」と合わせて、これも三浦しをんさんの書評集に載っていて気になって借りてきたもの。柴田よしきさんは、名前はよく本屋さんなどでお名前を目にしたことはありましたが、どういう作品を書かれているのかも知らなかったので、それを知るいい機会になりました。SF作品を書かれている方だそうで…、どうりでなかなか縁がないわけですね…(←ファンタジーとかSFは守備範囲外)。
源氏物語はざっと物語の流れとか登場人物のことを知っているくらいですが、それでも知らないよりは全然ましというか、そのお話の筋がパッと思い浮かんだうえに、この物語の中の実際がどうで、どんなふうに「源氏物語」のなかに書かれる内容が実際と変わったのか…みたいなところを楽しむには、ほんの少しの知識が必要かなとは思うので、読む人によってだいぶ楽しみ方や楽しめる度合いが変わってくる作品かもしれませんね…。
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