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2014年8月16日 (土)

ドラマ「鹿男あをによし」(2008年)まとめ

ドラマ『鹿男あをによし』まとめ
2008年放送のものですが、最近久しぶりに原作を読んでドラマのことを思い出し、このブログをさかのぼってみたら、前みそですがなかなか頑張って毎回感想を書いたり謎な部分をまとめたりしていて面白かったのでまた読みたいと思い、コピペしただけなのですが、自分のためにまとめ記事を作りました。

まず、キャストはこちら
小川孝信…玉木宏
藤原道子…綾瀬はるか
堀田イト…多部未華子
福原重久…佐々木蔵之介
福原房江…鷲尾真知子
長岡美栄…柴本幸
南場勇三…宅間孝行
溝口昭夫…篠井英介
前村さおり…キムラ緑子
名取良一…酒井敏也
佐倉雅代…藤井美菜
小治田史明…児玉清 
鹿…山寺宏一
鼠…戸田恵子
卑弥呼…大塚寧々 ほか


第一話・しゃべる鹿の秘密!古都をめぐる恋と冒険
同僚とのトラブルが原因で、勤めていた研究所を追われ、女子高の臨時教師になることを勧められた小川。学校がある奈良へ旅立つ途中で小川は電車の中である不運な女性を目撃しますが、それは小川の同僚教師・道子だったのです。
翌日。小川は担任することになった生徒たちに自己紹介をさせましたが、そんな中、遅刻してきた堀田イトの態度に腹を立て、遅刻の理由を説明するように迫ります。イトは、自分の鹿を駅前に止めようとして駐車禁止を取られた、と平然と言い放ち…。

最初の数分くらいは、この人どんだけ不運なんだ…とあきれて、かわいそう…と同情せずにはいられませんでした。あぁまた何か起こるんだろうな…とかいう変な(?)期待すらしはじめるほどでした。
そして、玉木くん演じる小川が担任するクラスの生徒で多部未華子さん演じるイトがまた可笑しくて、かなり笑いました…。とくに「マイ鹿」。鹿が駐禁を取られたって、遅刻の苦し紛れの言い訳にしてもおかし過ぎです。そのあとにも度々登場する小川とイトのやり取りがいちいち可笑しくてたまりません。
また綾瀬はるかさん演じる同僚の藤原先生が、ほわほわしてて可愛くて癒されますね。佐々木蔵之介さん演じる福原先生と三人並んで晩御飯を食べるシーンもなんだかほのぼのしていて(会話がかみ合ってなかったりしてましたが…)、なんだか好きだなぁと思いました。
で…タイトルにもある“鹿”ですが。奈良に到着した小川を見つめる鹿の、そのなんとも言えない複雑な表情が印象的でした。
なんか…玉木くんが鹿になっちゃうというのをちょっと見たので、いつそうなるのかなぁ…と思いながら見てましたが、今回は“鹿がしゃべる”ってとこまででした。次回予告を見ても、来週はいよいよ鹿になった玉木くんが見られるのか(見たいのかどうかっていわれると、微妙なんですが…)、ちょっと不明ではありましたが、とにかく来週の放送を楽しみに待ちたいと思います。

第二話・鹿になっちゃった

突然、鹿に話しかけられた小川。“運び番”に選ばれた、とか、日本を救え、とか意味不明なことを言われ、慌ててその場を立ち去り、そしてここ数日体験した奇妙な出来事を、夢の中の出来事だったと結論付けたのでした。
後日、教頭の小治田とゴルフへ行き気分転換をした彼は、帰り道に奈良公園で素振りの練習を始めますが、ここはゴルフ禁止の場所だと教える声が。その声の聞こえたほうには鹿が。幻想だと自分に言い聞かせようとする小川に鹿は、京都で渡される物を自分に届けるようにと言うのでした。さらにその相手はキツネの“使い番”である人間の女性で、渡される物は人間が“サンカク”と呼ぶものだと教えます。

…結局、キツネから渡されるはずの“サンカク”が、どんなものなのか分からなかったですが、たぶんあの人が持っていったアレなんだろうな…という予想はついたような、つかないような(どっちだ)。
鹿に話しかけられたり、訳の分からない命令をされたりしつつ、それを自分の幻想だと思い込もうとする小川先生ですが、だんだん鹿とごく普通に言い合いをするようになってて、不思議。
それにしても、京都から“サンカク”だと思って持ち帰った八ツ橋、すごく美味しそうでした。
蔵之介さん演じる福原先生がすごーく美味しそうに食べるので、なんだかすごく食欲をそそられました。
そして最後にはとうとう、玉木くんが鹿に付けられた“印”によって鹿男に。なんか、アレですよね、周りの人からは普通の姿に見えるんだけど、自分の姿を鏡に映すと頭が鹿っていう。次回予告を見ても、どんな展開なんだかサッパリ分からなかったんですけど…これは気になってしまって…来週も見ないなぁという感じで、またまた楽しみです。

第三話・今明かされる真実

鏡を見て、自分の頭が鹿になっていることに驚く小川。しかしその角や耳にさわることは出来ず、洗面所にやってきた道子をはじめ下宿の面々にはその姿は見えない様子。そこで小川は昨晩鹿の付けた“印”だと思い当たり、奈良公園で元に戻してほしいと鹿に頼み込みますが、鹿は「ネズミから“サンカク”を取り戻せ」と繰り返します。
…“サンカク”とは、“目”とは何なのか、そしてそれはなぜキツネからシカに渡され、ネズミはそれを奪おうとするのか…?180年ぶりに、鹿の口から人間に語られる真実とは…?

玉木くん演じる小川は、とうとう、これまでの出来事を道子に語ることになりますが…。
「すべて現実の出来事なんだよ」と真顔で言われても、はいそうですかとはとても言えない内容ですよね…。
鹿は、日本列島の下には巨大ナマズが潜んでいて、その動きを封じる役目をしているのが
鹿島大明神と、奈良のシカ、京都のキツネ、大阪のネズミで、動きを封じるためのネジを締める役目をするのが、いわゆる“サンカク”と呼ばれるものだのだと語ります。
…それにしても、300年前の富士山の噴火(いわゆる“宝永大噴火”)についてちょっと調べてみたところ、その噴煙は成層圏にまで達し、江戸では約4cmもの火山灰が積もったのだそうです。それが、ネジを締めるのがチョット遅れたために起こった出来事とは…その、地中に潜んでいるっていうナマズ、どんだけ大きいんだか…(笑)。
今回、富士山の中腹にポコッとなったあの部分に「宝永山」という名前があることをはじめて知りました。勉強になるなぁ…。

そんなわけで(?)、小川は日本列島を危機から救おうと、“サンカク”を奪った大阪のネズミこと大阪女学館の剣道部顧問・南場が、大和杯の優勝プレートを預けたという店から、サンカクを取り戻そうとしますが失敗、諦めようとしていた矢先、弱小剣道部の門をたたいたのは、小川が担任するクラスの生徒で多部未華子さん演じる堀田イト。小川は鹿の使い番ですけど、イトはイトで、鹿(?)から、なにか別の使命を受けているんでしょうね…。
結局“サンカク”を手に入れるためには、大和杯で行われる剣道の試合で優勝するという、いちばん真っ当な方法を目指すことになった小川。そんなこんなで、剣道部のシーンがあちこちに出てきましたが…袴姿の玉木くん、とってもかっこよかったです♪

原作は全く読んだことがないので(というか、そういう原作があるドラマだというのも、放送が始まってから知ったくらい)、この先の展開も全く読めないんですが…それだけにこの先がすごく楽しみですね。
来週はいよいよ“サンカク”を目指す戦いが始まります。

第四話・帰れないふたり

堀田が突然、剣道部に入部。実家が剣道の道場を経営する堀田はかなりの実力者ですが、小川には自分を嫌う堀田が入部した理由が分かりません。一方で、大和杯のルールは開催校が決められると知った小川は、総当たり戦から勝ち抜き戦に変更しますが、直前の変更に激怒した大阪女学館の南場が怒鳴り込んできて…。

タイトルの“帰れないふたり”っていうのが、新聞のテレビ欄を見たときは意味不明だなぁと思ったんですが…見るとなるほどというか…まぁそんなに深い意味はないのかなぁというか…私が気づかなかっただけで、なにか意味があるのかなぁというか…(?)。
…まぁそれはともかく、この辺りで道子が、小川のこの間の話はほんとうかもしれない…と信じるようになったと。で、朝の奈良公園へ、鹿に会いに行く道子ですが…鹿は、小川が道子にあの“真実”を話したことを知って「話さないだろう、普通」と驚きます。普通って…喋る鹿に普通とか何とか言われても説得力ないような気もしますが…(笑)。このシーンの鹿が表情豊かで面白かったです。
そして…いよいよ“サンカク”をかけての戦い、大和杯が始まりました。前々日の練習中に佐倉さん(剣道部主将)が足を捻挫してしまうというトラブルもありながら迎えた大会、教師なんててんでやる気のなかった小川とか、わけあって(たぶん鹿がらみ)剣道部に急遽入部した堀田も、少しずつ大和杯に向けてまとまってきたな、と感じられました。それに…試合のシーンでは、多部未華子さん演じる堀田が相手を気迫で押してるのが感じられて、ドキドキしました。
初戦の大阪女学館との対戦の途中で今週は終わり。次回、小川は“サンカク”を手に入れられるんでしょうか?来週の放送が楽しみです。

第五話・奇跡が起きた!!~第一幕フィナーレ~

堀田の活躍で剣道部が大阪女学館に勝利。小川は、続く京都女学館にも勝とうと意欲を燃やしますが、学校創立から59連勝を誇る京都女学館の先鋒(せんぽう)を相手に3人目まで敗退。副将の雅代が何とか先鋒を破るものの、けがのためにリタイア。どこかあきらめたような態度の小川ですが、張り詰めたような緊張感が漂う中、堀田は4人目まで勝ち進みます。
…そのころ体育館には、剣道部の活躍を聞き付けた生徒たちが次々集まり始めていました。そしてついに大将戦が始まり…。

なんか今回は…学園モノって感じのストーリーでした。…そう、時折挟まっていた奈良公園の鹿たちの映像を除けば(笑)。
最後のほうで小川先生が「鹿とかサンカクとかナマズとかどうでもよくなって、ただ勝ちたいと思った」と道子に向かって言いますが、見ている側もちょっと、サンカクのこととか頭から飛んでる瞬間があったなぁと。なんかただ単純に、多部未華子さん演じる堀田を「頑張れ!」と応援していて、優勝が決まったときには不覚にもちょっとウルウルしてしまいました…。
しかし…これでナマズの動きを鎮めることができる、と思ったのも束の間、かなりの難関を突破して手にした“サンカク”が実は、鹿の求めていたものとは違っていた…ということが最後に分かります。
小川先生がビックリしたのと同じくらい、私も驚きました…。じゃあ、小川先生が京都で会うと鹿が言っていた、狐の使い番っていったい誰だったんでしょうね…。すでに明らかになっていたハズの謎が再び浮上してきました。
さて次回は、ほんとうの狐の使い番が誰なのか、分かるんでしょうか…?

第六話・すべての鍵を握る女 第二幕スタート

小川は大和杯で入手した“サンカク”を鹿に届けますが、それは“目”ではないと言われてしまいます。鹿の言うところによると、鼠が鹿と狐のところへきて、最近人間の間で“目”の呼び方が“サンカク”に変わったと報告した、それが鼠の仕組んだトリックだったというのです。小川は道子にその話をし、“目”がなくては鯰(ナマズ)を鎮められないと投げやりに言いますが、藤原は味方である狐に協力してもらえばいいと提案。
すると小川は鹿からも狐の使い番に会うように言われていたことを明かす。狐の“使い番”は、“目”を鼠の“運び番”に手渡しているから、それが誰かを知っているというのです…。
それを聞いた藤原は、京都女学館の長岡美栄しかいないと断言。長岡に会って、真相を確かめようと意気込むものの、小川は賛同しません。
そんな小川の態度にしびれを切らした藤原は、翌日、奈良公園へ出かけ…。

えー…今回からあらためて“目”を探すこととなった小川先生。
まずは狐の使い番を探すことになりました。
長岡先生に変に思われたくない小川先生は、道子の強い勧めにも関わらず、長岡先生には狐のことを切り出せません…。

狐の使い番に関するヒントはこちら…
 1、使い番は女と決まっている。
 2、その女は“弧のは”で小川に目を渡すはずだった。
 3、そしてその女は“弧のは”で会うより以前に小川の前に姿を見せている。
そして、物語の進むうちに出てきた疑問はこちら…
 ◆鹿を見分けられる道子…その正体は?
 ◆長岡先生は油揚げが苦手…狐ではない?
 ◆狐について。…伏見ではなく京都市動物園の檻の中にいる。
   選んだ人間としか口を利かないので小川がその狐と話すことはできない。
 ◆京都から戻った小川を訪ねてきた堀田。「学校を辞めたい」と言うその真意は?

えーと…小川先生に“目”を渡すはずだった“狐の使い番”は、ほんとに「弧のは」に現れたのかなぁ…と疑問を今更ながら抱く私ですが…やっぱり「弧のは」で小川先生に会っていると考えるのが自然なんでしょうか。
小川先生が「弧のは」に行くより以前に会っていて「弧のは」でも会っている女性というと、長岡先生と道子の2人なんですけど、私には、意外にも(?)道子は上に挙げた条件をクリアしているような気がしてならないんですけども…。喋る鹿を見分けることが出来たあたり、只者ではない何かを感じます。
長岡先生に直球で「狐ですか」とたずね、怒りを買ってしまった小川先生。私的には長岡先生はないかな…という気がしますけども、本当のところはどうなのか…まだまだ気になるところです。しかし…次回予告を見ると、流れは堀田のほうへ向かっているようで、なんだか訳が分からなくなってきました…。これは、もう少し見ないと色々分かってこない感じです…次回も見なくては!

第七話・謎の少女の正体!? 衝撃の事実が明らかに

小川は学校を辞めたいと言いだした堀田イト。説得する小川も、食い下がる堀田も譲りません。すると堀田は表情を和らげ、冗談です、と言い残し帰っていきます。ところが翌日も堀田は学校を欠席。自宅に連絡すると、昨夜も帰宅していないことがわかります。
そこへ、京都女学館の教頭の小治田を訪ねてきた長岡から、昨夜堀田が思いつめた様子で彼女を訪ねてきたものの何も語らずに帰ってしまったと知らされます。その後発見された堀田は家に帰りたがらず、結局道子の部屋に泊まることに。
翌朝、鹿に会った小川は、鼠が儀式の邪魔をする理由を聞きます。鹿によれば、鼠は鹿と狐が自分を仲間はずれにしていると思い込んでいるらしいのです。小川が、そんなことで日本は滅亡の危機にあるのかと聞くと鹿は、長年儀式を続けてきた自分たちは感謝されこそすれ、文句を言われる筋合いはないと憤慨。そこで小川が、儀式を続けている理由を尋ねると鹿は、頼まれたから、とだけ説明します。
下宿に戻った小川は、鹿から聞いた話を藤原に報告します。その会話をじっと聞き入った堀田は…。

とうとう…今まで謎だった部分が見えてきました。意外だった部分もあり、怪しいなぁ…と思いながら見ていたところが、当たりだった部分もあり…。
とくに、第一話から前回までの、堀田が絡んだ様々な出来事の答えが見えました。堀田が何を考えているのかいまいち分からず、脈絡が無いようにも見えたりして不思議な雰囲気だったのは、今まで見えていた部分を繋ぐところ(運び番に選ばれてからの、鹿とのやりとりなど)が抜けていたからだったんですね…。
「弧のは」で小川が狐の使い番から“目”を受け取ることが出来なかったために、堀田までもが鹿から“しるし”を付けられてしまったんですねぇ。自分の顔が鹿になってしまい、小川も相当なショックを受けましたが、若い女性である堀田のショックは、それとは比べ物にならないでしょう。この先、小川と堀田のふたりが無事もとの姿に戻るには、鼠の運び番から“目”を取り戻さなければならないわけですが…。

さて、ここでちょっと整理してみましょう。
◆日本列島の下にいる大鯰(なまず)の動きを、頭を鹿島大明神、そして尻尾を京都(狐)、大阪(鼠)、奈良(鹿)の3箇所で抑えている。
◆尻尾が暴れるのを抑えるために60年に一度行われる儀式に使う“目”を狐→鹿→鼠(以下エンドレス)の順に移動する。
◆今回儀式を行うのは鹿の番。ということで前回儀式を行った狐から、狐の使い番を通じて鹿の運び番に“目”が渡されるはずだった。
◆しかし、今回出番のない鼠が勝手に運び番を選び、“目”の受け渡しを妨害。鹿の運び番が受け取るはずだった“目”を奪い去った。

ということで…

鹿の運び番=小川
鹿の使い番=堀田
狐の使い番=長岡
鼠の運び番=?

現在“目”を持っていると思われる鼠の運び番は…?

1、小川が京都で“目”を受け取るはずだった日、「弧のは」にいた人物。
2、そしてその日、先に帰った人物。
3、狐の使い番(長岡)に信頼されている人物。

というわけで…、この条件を満たす人物がリチャード(小治田)だということが分かったところで第七話終了。思えば今まで色々と怪しい言動のあったリチャード。次回はその辺が色々と繋がってきそうですね。
私がちょっと気になっているのは、小川や道子が下宿している福原家。おばあちゃんの房江さんがリチャードについて「ああ見えてすごい野心家だ」と語っていたことや、今回房江さんの孫である重さんも、そんなようなことを言っていたんですが…そんな含みを持たせるような発言をする福原家の人々、そこにはもしかしたら何かあるんじゃないか…という気がしてなりません。

最初は玉木くんが出ているから…という動機で見始めたこのドラマですが、袴姿や先生らしいスタイルの玉木くん(そして今回は“オヤジ”という言葉にショックを受ける姿には笑いました…)を楽しみながらも、回を追うごとに、ストーリーに引き込まれていっている自分がいたりします。次回も楽しみです♪

第八話・辿りついた意外な真実!犯人は貴方だ!

道子や堀田と話し合った結果、ネズミの“運び番”が教頭の小治田だと確信した小川は、一番乗りで出勤して教頭室に忍び込むものの、小治田の正体を裏付ける証拠は発見できません。そんな小川を体育教師の前村が目撃し、職員室では小川が教頭の懐中時計を盗んだといううわさが広がってしまいます。小川は道子に、忍び込んだことは認めるが何も盗んでいないと主張、今は“目”を取り返すことが先決だと話し、自分を敵だと思い込んでいる美栄の誤解を解きに行こうと促します。小川、道子、堀田の三人を前に不信感をあらわに美栄に堀田は、キツネの“使い番”なのかと尋ね、自分の正体も明かすのでした…。

「弧の葉」で美栄から受け取るはずだった“目”を横取りしたのが教頭の小治田(リチャード)と確信した小川が行動を起こし始めると、リチャードはさり気な~く、さり気な~く、小川を追い詰めていきます。早朝、教頭室を物色していた小川を目撃した前村を利用し、小川の信用を失わせようとします。
確かに…赴任したばかりの小川と、人格者だと誰もが認める小治田では、周囲がどちらを信じるか、火を見るより明らか。ドラマを見ているこちらからだと、リチャード=ネズミの使い番と思って見るのでかなり怪しいんですけどね、リチャード。
それにしても…職員室がおかしな雰囲気になっているのに全く気づかず、かりんとうをながめる道子。さすがです(笑)。そして、そんな道子にそれとなく(?)アドバイスする重さんが、じつは重要な役回り。

そして、小川・堀田・道子は美栄の誤解を解き、彼女がリチャードに“目”を渡したことを確かめるべく、京都へ向かいます。ですが、美栄も「まさかあの小治田先生が」と頑なな態度を崩しません。一度は失敗に終わった説得ですが、ひとりで再び京都女学館を訪れた道子の努力が、やがて実を結ぶことになります。道子は小川や堀田、そして美栄のように“選ばれた人間”ではないけれど、かなり大きな力を発揮しました。とくに今回は小川たちの力になりたいという気持ち、そして歴史の知識が、ついに“目”の正体を探し当てることになったのでした。そんなわけで「自分が選んだ人間としか喋らない」と言っていたシカが「おい!よくやった」と道子に話しかけることに…。去っていく小川たちを見送ったシカの「…喋っちゃった」っていうひとりごとが面白かったです。

ここでちょっとまとめ…
儀式に使う“目”とは?
シカは、ネズミの様子がおかしいという。
どうやらネズミの運び番が、ネズミに“目”を渡さないようだ。

ネズミの運び番=リチャードが手放したくないもの。
リチャードは考古学を研究。研究テーマは「邪馬台国が奈良にあったことを証明する」こと。
“目”は邪馬台国・卑弥呼に関係する何かで、“三角”のもの。

で…辿りついたのが、“三角神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)”。それも、今まで出土したことがない、卑弥呼のもの。…つまり、シカに儀式を頼んだのは、卑弥呼だったようです。
そして三人はリチャードをたずね、鏡を返して欲しいと詰め寄るものの「ネズミの運び番なんて知らない」「目なんて受け取っていない」と惚けるリチャード。万策尽きたかと思われたそのとき、道子の説得に心を開いた美栄が現れ「小治田先生に“目”をお渡ししましたが、
渡す相手を間違えたようです」と、小川を救うことに。しかし…ぎりぎりでなんとか美栄が説得に応じてはくれたものの、ここまで美栄はかなり頑なでしたよね…。
これはリチャードが何かウソを吹き込んだからに違いありませんが、いったい何を言ったらあんな風な反応になるのか…その辺りもかなり気になりました。

さて…“目”の正体と、その“目”を持ち去った犯人が分かり、犯人を追い詰めることにも成功した小川たちですが…、その“目”を手に入れるのは、次回になりそうです。儀式を行うまで、もうあまり時間がありませんが…無事に“目”を手に入れることが出来るのでしょうか?次回も楽しみです。

第九話・最後の対決!運命の夜~日本の行方は?

小治田は自分がネズミの運び番だと認め、“目”は高松塚古墳に隠してあると明かします。
古墳には許可がないと入れないため、小治田は学校に届けると約束。しかし小川は信用できないと主張し、翌朝、古墳の前で待ち合わせをすることに。小治田と別れた後、長岡は小川、道子、堀田にウソをついていたことを謝り…。

今回は、リチャード(小治田)・美栄について、謎…というか表に出てきていなかった部分が
明らかになって、そこに小川や道子、それに堀田の動きを自分なりに重ね合わせて考えるのが面白かったです。

美栄について
◆京都市動物園で突然狐に話しかけられた。
◆60年まえ、美栄の祖母は儀式を無事務めたことを狐から知らされる。
◆家の神棚の奥にしまってあるものが“目”で、それを「弧の葉」で目の前に座った人物に渡すよう指示される。
◆「弧の葉」で目の前に座った、鹿の運び番を騙るリチャードに“目”を渡してしまう。
◆リチャードから「もうひとり“鹿の運び番”を名乗る者が現れたら、それは儀式を邪魔する“鼠の運び番”だ」とウソを教えられる。
◆その後「自分は“鹿の運び番”だ」と言う小川を、儀式を邪魔する存在と思い込み、冷たい態度を取る。
◆しかし説得に訪れた道子の、小川に対する思いを知り、自分が“狐の運び番”だと明かし、リチャードに“目”を返すよう迫る。

なるほど…リチャードは小川が美栄に対してすぐに自分が“鹿の運び番”だと名乗ると考えたんでしょう。そうすれば最初から美栄は小川に距離を置こうとするでしょうし、そうなれば、小川が“目”を手に入れることは難しくなりますからね…。しかしその予想ははずれ、小川が“目”のことを美栄に切り出さないので、ふたりの距離は縮まっていきます。…まぁそれでも結局は、リチャードの思い通りに事は進んだわけですけど…。

それにしても…児玉清さん演じるリチャードが、どこまでも自己中心的というか、あくどいというか…。いちどは“目”を渡すと約束しながら、それが実は、隠し持っていた“目”を持って逃げるための時間稼ぎだったり、研究者として儀式をこの目で見たいと小川に懇願して見せながら、小川が他に気を取られている隙に“目”を奪って「自分のものにならないなら、いっそ壊してやる!」と。通りかかった電車の前に“目”を放り出すリチャード。しかしそこへ、電車の前を横切る影。鹿に乗った堀田が現れたのでした。堀田の「マイ鹿です、先生」っていう台詞が、その直前に「もしかしてマイ鹿?」と頭の中に浮かんだので、あまりにも期待通りでビックリ。

…とここで今回は終了。
次回はなんだか、小川と道子、そして美栄と重さんの関係に進展(?)がありそうな予感。
美栄が重さんを想っているというのは、まぁ結構気づきやすいというか。「弧の葉」で小川が美栄に渡されたものが、重さんが大好きな八ツ橋だった辺りで、なんかアヤシイなーと思ってましたから…。儀式は無事行われたのか、そしてそれぞれの恋の行方も気になるところです。

第十話(最終回)・二つのキス~冒険の終わりが恋の始まり

小川や堀田、道子らが見守るなか、鹿はナマズを鎮める儀式を無事に終わらせました。
盗難疑惑は解けたものの、学校にいられなくなった小川は退職することに。道子らは教師たちに反発しますが、小川は疑惑が解けただけで十分だとすっきりした表情を見せます。
その後鹿に会いに行った小川は、自分と堀田の顔を元に戻して欲しいと頼みますが、かなえられる望みはひとつだけで、どちらかの顔しか元に戻せないと言われてしまいます。
…翌日、職員室にいる小川を堀田が鏡の前に連れ出します。そこには、人間の顔をした堀田と、鹿顔のままの小川が映っていて…。

前回、どうにか“目”を手に入れることが出来た小川たちは、ナマズを鎮める儀式に立ち会うことになりました。ここに、さんざん小川の邪魔をしてきたリチャードもちゃっかりいましたね…。きっとあのあと、どこかに行っちゃったんだろうなぁと勝手に思ってましたが…。
そして、なぜあの鏡を“目”というのかが分かりました。あれは、鹿(または狐や鼠)に卑弥呼の力をその目に与えるためのものだから…なんですね。

で…儀式がすんで地震が収まり一件落着したわけですが、ここで運び番である小川は鹿に願い事をきいてもらえることになりますが、自分と堀田の顔を元に戻して欲しいという願いはどちらかの顔を戻すことしか出来ないと言われ…結局自分ではなく堀田の顔を戻すことを選んで、小川は自分の顔を戻すことをあきらめてしまいます。それで、こんどは道子が鹿を訪ねて「小川先生はあんなに頑張ったのに、どうしてもうひとつぐらい願いをきいてあげないのか」と詰め寄ります。道子vs鹿…面白すぎです…。小川には結構偉そうにしてるのに、というか道子に対してもそうしてるはずが、いつのまにか道子のペースにはまってアワアワしてる鹿がなんか可愛かったです。

東京へ帰ることになった小川のために日曜日に出かけることになった小川と道子、そして重さんと美栄。重さんと彼を想う美栄の間を取り持とうとする小川と道子、そして小川と道子の間を取り持とうとする重さん。ということで4人ではなく2人ずつ。それにしても、小川と付き合っているつもりだった道子、というのはビックリですね…。前にそんなことがあったというエピソードが最初のほうに登場してましたが、小川との関係でもその勘違いをしていたとは。でも、最後には勘違いではなくなって、良かった良かった。
…これがサブタイトルにもなっている、恋の始まりのキス。
そして、もうひとつは冒険の終わりのキス。東京へ向かうため電車に乗っている小川を、授業をサボった堀田が追いかけてきます。鹿から道子へ、そして道子から堀田に伝えられた、小川の顔をもとに戻す方法、それは使い番である堀田から小川へのキス。道子が駅まで見送りに行かなかったのは、堀田にもちゃんと小川にお別れをさせてあげたかったからでもあるんでしょうね。白紙の答案用紙の裏にびっしり書かれた手紙が切なかったです。電車から見えた鹿の姿、そしてどこか物言いたげなその表情も印象的でした。

さて…謎を考えるのが楽しく、そしてカッコいい玉木くんを見るのも楽しく、あっという間に最終回を迎えたという感じ。先を知りたくなかったので、気になりつつも原作小説は読みませんでした。機会があればぜひ読んでみたいと思います。

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