キャロリング
昨年いちばん最後に読んだ本。
有川浩
「キャロリング」
クリスマスの日を最後に倒産することが決まった子供服メーカー〝エンジェル・メーカー〟の社員たちが、学童保育で預かっている子どもとともに大変な事件に巻き込まれるお話。
冒頭
で描かれる緊迫感溢れる場面、そこへどうお話が展開して繋がって行くのか、ハラハラしながら読みました。
お話だから上手く行きすぎでも構わないのですが、上手く行くことばかりじゃない展開に、そこがまた考えさせられるところでもありました。
とはいえ、メインのキャラクターのひとりでもあるエンジェル・メーカーの社員である大和の過去が辛すぎて、そこだけはさすがに読むのが辛かったですね。
クリスマスのお話で、しかも恋愛的な糖度の高いお話を書かれることが多い有川浩さんというと、もっと恋愛要素が多くてもおかしくない感じはしますが、この作品に関してはその辺はだいぶ控えめでした。
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