松本城と松本散策
先週末のことですが…松本城へ行ってきました。
今回は、すごく久しぶりに本丸庭園内そして天守内を見よう!という目的で。
混雑のなか見学するのが嫌だったので早朝から見学。
でも結構人がいました。
天守内部よりまず2つ。
天守四階の御座所と、天守最上階から金網越しに見える埋橋と北アルプス。
内部は天井が低い場所が多かったり、また、階段が狭く急で危険なところがあったりしてハラハラしますが、そのぶん、お城が現役だったころにタイムスリップしたような気分になります。
江戸時代に増築された部分、月見櫓。左が外からの眺め、右は内部の様子。
三代将軍家光が善光寺参詣と合わせて松本を訪れるという話があり新たに作られたそうですが、結局家光が松本を訪れることはなかったのはちょっと残念ですね。
松本城はとても美しくかっこよく、いろいろな場所から見てたくさん写真を撮るのにとても楽しい場所です。現在工事中で渡ることのできなかった埋橋ですが、渡るよりもこうして眺めるほうがワクワクするかも。
右下の写真は少しわかりづらいですが、明治維新直後に解体の危機にあった松本城の保存と修復に尽力した市川量造さんと小林有也さんのレリーフ。古いものを捨て新しいものに生まれ変わらせようとする時代の流れのなか、このお城を残そうという考えは、たくさんの方のお城を大事に思う気持ちとともに、きっと何十年か、もしかしたら百年くらい進んだ考えだったでしょう。また、天守内には修復前の傷みのひどい状態が分かる写真が展示されていましたが、その修復はとても大変なものだっただろうと想像に難くありません。
百年以上前のこのおふたりを中心とした人々の働きがなければ、現在、この美しくかっこいい姿を当時の姿のまま目にすることはできなかったのだと思うと、とても素晴らしいことだなあと思わずにはいられません。
私が訪れたときには桜は満開の時期を過ぎ、盛んに散っているところでしたが、その散る桜も美しく、また、まだ枝に残る花を楽しむこともできました。
さて、松本城を訪れたついでといってはなんですが、歩いて行かれる距離ということで、旧開智学校へも行ってきました。白い壁、茶色い窓枠、天使のレリーフなど。とても心惹かれる外観です。
昔建てられた洋館は色々ありますが、天井の高さや廊下や部屋の広さなどで、ああ学校として使われていた建物だなあということが感じられるところが、自分も学校に通う身だった時のことを思い出し、なんだか懐かしい気持ちにもなります。
これは旧開智学校に向かう途中、現在の開智小学校の近くで見つけたマンホール。
松本てまりがデザインされた可愛らしいものでした。
最近はこういうものを写真でコレクションする趣味の方も結構いるようですね。
私はそういう訳ではありませんが、あまりにも可愛らしく目を引いたので、つい1枚(苦笑)。
左、お城の周りでは桜並木がまだ楽しめる場所がありました。
右は、ナワテ通り・四柱神社付近。
約2時間半、お天気に恵まれて春の松本散策を楽しみました。
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