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2016年3月29日 (火)

わたしを離さないで

Watashiwohanasanaide

ドラマを見る前に。

カズオ・イシグロ
「わたしを離さないで」

とある使命を持ってこの世に生まれてきたキャシー、そして同じ施設で幼い頃を共に過ごし大人になっていくトミーとルースのお話。
幼い頃にいたヘールシャムの施設での日々のなか、その使命が「提供」と呼ばれるものであることが明らかになっていきます。そして、ヘールシャムを卒業して暮らしたコテージでの日々、そして「提供者」の世話をする「介護人」としての日々のなか、感情のすれ違いが起こりそのまま別れることになってしまったルースやトミーとの再会、新しい関係そして別れが、独特の空気感を持って綴られていきます。
その空気感とは、風景や物音などすべてが、薄い目に見えない幕のようなものを隔ててごく近くで見聞きしているような、そんな雰囲気。読んでいる最中にとあるところでそんな感触を呟いたところ、それは村上春樹さん的なもので、カズオ・イシグロさんと村上春樹さんはお互いを意識し合う存在でもある、と教えて下さった方がいらっしゃいました。村上春樹さんの作品は、ずいぶん前に「ノルウェイの森」を含めた2~3作を読んだくらいなのであまり知識はないのですが、その少ない知識でも、そう言われてみれば納得できるところがある気がします。
それはともかく…こんなシステムがこの世のどこかにあったら恐ろしいと思うとともに、ヘールシャムを作った人々の考え方は結局「普通の人間」目線からの自己満足か、罪悪感をそれでなんとなく紛らわそうとしているようにしか思えなかったのですが、とはいえ作品自体が悪いわけではなく、独特の文体や世界観、空気感をきたことは、とても良かったです。

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