セイジオザワ松本フェスティバル2016
名前が変わってから初めて。
2016セイジ・オザワ松本フェスティバル
オーケストラBプログラム
2016年8月19日19:00より
キッセイ文化ホール大ホールにて
演奏曲:グスタフ・マーラー/交響曲第2番ハ短調「復活」
管弦楽:サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮:ファビオ・ルイージ
ソプラノ:三宅理恵/アルト:藤村実穂子
合唱:OMF合唱団・東京オペラシンガーズ/合唱指導:松下京介
サイトウ・キネン・フェスティバル松本→セイジ・オザワ松本フェスティバルに名前が変わったのが昨年から。昨年は色々あってお目当ての公演のチケットを手に入れられず、一昨年はオペラのチケットを購入したものの体調が思わしくなく出かけられず演劇の「兵士の物語」をようやく観に行った感じ。そんなわけでオーケストラコンサートを聴くのは3年前の2013年以来なので、自分としてはかなり久しぶりな感じ。久しぶりすぎてホールまでの道を間違え、迷子になりました(苦笑)。
…それはともかく。
今回の演奏曲はマーラー。マーラーといえば、小澤さん指揮の交響曲第1番「巨人」をスクリーンコンサートで聴いた記憶が。今回はファビオ・ルイージさん指揮による第2番「復活」。全く予習をしていないということに気がついたのはコンサートに出かける2日くらい前だったので、ああ~もう間に合わない、ええいままよ!と何もせずに出かけました。
が…、ほぼ知らない曲なのに、結果的にはものすごく楽しみました。
私の大好きな、美しく繊細なところと、力強く爆発的なところ、どちらも素晴らしい相変わらずのサイトウ・キネン・オーケストラらしさと、この「復活」という曲がぴったりで、後半にソプラノとアルト、そして合唱パートで歌われる歌詞もぐっとくる内容(←もちろん和訳)。それに、声楽パートがあるということで、歌声ってやっぱりすごいなあと。楽器の音も人間が奏でているというところでは歌声と一緒なのかもしれませんが、人間の体からダイレクトに出てくる音って、やっぱり特別な感じがします。
最終盤、これ以上ないという力強く派手な感じで終わるところは、なんというか…、ただただ興奮するというよりは、人の心のありようや社会の色々なことが変わってしまうような大きな出来事が起こって打ちひしがれるような状況になったとき、やさしい慰めだけではなく、こういうなにか心にズドンとくるようなもので立ち上がる…みたいなこともアリなのかもしれない…というようなことを、ここ数年のあれこれを思いながら聴いていたら、なんだかこみ上げるものもあって…不思議な感覚でした。
ほかに生のオーケストラの演奏を聴く機会がなかったわけではありませんが、今回あらためて、ああやっぱり好きな音だ、と思いました。
来年も聴くことができますように…!
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