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2016年11月17日 (木)

虚竹の笛 尺八私考

Kyochikunofue

尺八と禅の世界をめぐるお話。

水上勉
「虚竹の笛 尺八私考」

中国と日本で尺八を巡って様々な人々が登場するお話。
冒頭100ページほどは著者の水上さんが日本へ尺八をもたらした人物のことを日本と中国のゆかりのある各地を訪れたり文献を読んだりして調べて書かれたルポが主なので、難しい部分が多くて読むのがだいぶ大変でしたが、その後、当時こんなことがあったんじゃないかなあという想像のもとに書かれた、四郎太(竹細工の職人で尺八も造る)が主人公の物語部分は明に渡った経験を持つ虚竹(絶崖禅師)や、虚竹と交流のある一休、その周りの人物が生き生きと描かれて面白かったです。
虚竹という人の正体にはあまりはっきりしないところもあるみたいですが、そういうところも含めて色々な想像を掻き立てられるところが歴史小説の面白いところなのかもしれないなあと思いました。
このなかに、楽器に使われる木や竹などは、育った場所の音、例えば川や池の水の音や風の音を内にためていて、楽器となったときにはそれが音色に現れる、と何度も出てきて、そこにぐっとくるものがありました。一休の庵の近くの竹藪から取った竹は一休の足音を吸って育ったもの。その竹から四郎太が造った尺八。どんな音がするんだろう…とワクワクさせられます。
私は数年前から尺八を勉強していますが、今まであまり歴史のことを詳しく知ろうとしてこなかったなあと思い、色々初めて知るようなこともあって興味深かったです。

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