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2017年1月19日 (木)

永い言い訳(小説)

Nagaiiiwakenovel

映画を観てから。

西川美和
「永い言い訳」

バス事故で妻の夏子を亡くした作家の津村啓こと衣笠幸夫と、同じく妻のゆきを亡くしたトラック運転手の大宮陽一とその子どもである真平と灯。事故後に交流の始まった彼らと、その周りの人々の視点で綴られる物語。
家族を突然亡くし、以前とは変わってしまった生活に対する喪失感や後悔や困惑、そしてストレス。そういった様々な感情をひしひしと感じます。幸夫の内面に渦巻く感情に取り込まれたような感じで読み進んだせいか、ずいぶん終盤になって、幸夫が初めて泣けたとき、私も一緒に初めて泣きました。
幸夫の独白や日記の形で語られる内面と、周りの人が見て感じる幸夫像には大きなギャップのある部分も多いのですが、他者との間で完全に理解されたりしたりというのはなかなか難しいという至極当然のことをあらためて考えさせられます。だからこそ、少しでも分かり合おうとすることや、分かり合えたなと思うことの喜びがあるとは思うのですが、時折、そのプロセスが面倒だと思ってしまったり投げ出したくなったり、扉を閉ざしたいとも思う瞬間もあるものなのかもしれません。
色々な人物の視点と心情でひとつの物語が多面的に見られるこういう構成、すごく好きな感じでした。西川美和さんの監督作品は今までに「ゆれる」と「ディア・ドクター」を見たことがあったのですが、小説を読むのは初めてでした。文章だとこういう感じなんだなあと分かったのが興味深く、今度機会があれば、「ゆれる」を読んでみようと思います。

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