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2017年9月12日 (火)

羆嵐(くまあらし)

Kumaarashi_2

自然の脅威。

吉村明
「羆嵐(くまあらし)」

大正4年、北海道の寒村が羆(ひぐま)に襲われた事件をもとに書かれたお話。
Wikipediaでこの事件についての記事を先に読んでいて、それだけでも充分壮絶で臨場感があったのですが、ここに事件によって浮き彫りになる人間の本性や関係性の変化や事件が下流や海沿いの村に伝わりながら人々の間に混乱が起こっていく様子が、三毛別の区長の目線を中心に描かれているところが加わって、羆事件以外でも身近に起こりそうなことだなあということや、厳しくも美しい自然と人間の暮らしとの関わりが美しく描写されているところには心惹かれつつも、生きていくために羆が出没するような山奥に暮らす場所を求めなければならなかった人々のやるせなさ、羆と対峙し命を奪うことに向き合う一方で山を下りると酒を飲み荒れる熊撃ちの銀四郎の内面のことなどを思い、たくさん考えさせられることがありました。
それにしても…羆に襲われた家屋内の物陰で震えていた少年が耳にした羆に襲われる人々の様子が恐ろしすぎて…とくに身重の女性の発した言葉の必死さが胸に迫り、読んでいる間じゅう、とにかく心臓が縮み上がる思いをしました。

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