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2018年2月22日 (木)

映画「祈りの幕が下りる時」

Inorinomakugaorirutoki

2018年、映画館で観る2作目。

映画「祈りの幕が下りる時」

あるアパートの一室から発見された女性の腐乱した他殺遺体。
かつて失踪しその後亡くなった加賀の母親とこの事件に、共通した人物が関わっていることが分かる…という物語。
ミステリーだけど泣けるらしい…という評判をいくつも見聞きしていたものの、中盤くらいまで、事件に関してあまりに謎な部分が多く、容疑者と目される人物にどう繋がっていくのかというところが凄く気になってしまい、これは泣く余裕ないな…と思っていたのですが…、ある人物の、なぜその行動に及んだのか…という理由に秘められたあまりにも壮絶な過去や思いが辛く、やるせなく、涙が溢れました…。そして、反目し合っていた加賀と父の関係のなか、加賀の知らなかった父の言葉にも、子には伝えなかった思いが溢れていて、ぐっとくるものがありました。
行き詰まる捜査のなか、「あと、調べてないのは、俺か?」という加賀の言葉が鍵となって大きく動いたこの事件。加賀にしか解けない、そして加賀が解決するべき事件。シリーズの最後にふさわしい事件でした。

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