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2018年9月

2018年9月30日 (日)

9月の観たい映画その後

今日で9月も終わり。
ということで、今月もいつもの月と同様に、映画館で観た作品を中心にまとめを…と言いたいところですが。
8月に引き続き、9月も一度も映画館に足を運べませんでした…。
時間がなかったのでも、観たい作品がなかったのでもなく、家でやるべき色々なことが片付いておらず、それを放って出かけることが気持ち的にできなかった…という感じでしょうか。
そんな感じが結構な期間続いているので、そろそろそれを片づけてスッキリしたいなあと思っています。
来月こそ、映画を楽しめますように。

2018年9月29日 (土)

ドラマまとめ2018年7~9月②木-日

今年の7-9月に見たドラマのまとめ。
後半は木曜~日曜放送のもの。


木曜8時・テレビ朝日系
「遺留捜査」
事件捜査の現場で、遺留品に異常なこだわりを見せる上川隆也さん演じる捜査員が主人公のお話。遺留品って、すべてがそうではないけれど、それを残した人はもういないことが多く、それがゆえに切ない気持ちになります。京都に舞台を移して2シーズン目ですが、同じく京都が舞台で木曜8時枠で人気の「科捜研の女」ネタをちょこちょこ絡めてくるあたり、あちらのドラマも好きな私にとっては度々ニマニマさせられました。

木曜9時・テレビ朝日系
「ハゲタカ」
綾野剛さん演じる、伝説の企業買収家・鷲津政彦が主人公のお話。鷲津といえばNHKで放送していて映画化もされたときの大森南朋さんのイメージが凄く強かったので、どうなんだろう…という思いもありましたが、南朋さんは南朋さんで素晴らしく、今回の綾野剛さんは綾野剛さんで魅力があり、お話にも引き込まれました。

木曜10時・フジテレビ系
「グッド・ドクター」
自閉症でコミュニケーション能力に問題があるものの驚異的な記憶力を持つ、山崎賢人さん演じる小児科専門研修医が、周りとのトラブルに見舞われながらも成長し、いつしか周りの人々も変化していく…というお話。楽しいことばかりではない場所でのお話、でも、みんなそれぞれに一生懸命で、主人公の真っ直ぐさをまぶしく感じました。

金曜10時・TBS系
「チア☆ダン」
全米大会で優勝した実績を持つチアリーダー部「JETS」に入りたかったのに受験に失敗してしまい別の高校に進学した、土屋太鳳さん演じる主人公が、東京からの転校生に誘われて、チアダンス部「ROCKETS」を始めることになる…というお話。JETSの実話をもとにした映画が本当に大好きなので、あえてドラマは見ないという選択肢もあったのですが、ドラマも見て良かったです。映画の色々な場面を思い起こさせる場面があったり、JETSとROCKETSに交流があったり、メンバーはもちろん周りの人々がすごくチアダンスを楽しんでいたりする姿を見るのが毎回楽しみでした。

金曜11時15分・テレビ朝日系
「dele(ディーリー)」
人の死後にデジタル遺品の削除を請け負う会社が遭遇する、様々な人の死と残されたデータのお話。人の死をきっかけに、その人の周辺の色々な事実が浮かび上がってくる様子や、山田孝之さん演じる会社の経営者と、麻生久美子さん演じるその姉で弁護士、菅田将暉さん演じる調査員に関係する大きな事実が明るみに出たり、そういう展開を追いかけながらも、私にもデジタル遺品、色々あるなあ…と思わずにはいられませんでした。

土曜10時・日本テレビ系
「サバイバル・ウェディング」
寿退職した直後、婚約者に振られてしまった、波瑠さん演じる主人公。再就職先は、「3か月以内に結婚しろ、その婚活を雑誌にコラムとして書け」という編集長がいる女性誌の編集部だった…というお話。主人公は最終的に幸せな結末にはなりましたが、婚活大変そう…と、そういうものを真剣にした経験のない私は思ってしまうのでした…。

土曜11時15分・テレビ朝日系
「ヒモメン」
川口春奈さん演じる看護師と、窪田正孝さん演じる恋人。彼氏は彼女の家でヒモライフを送るダメ男だった…というお話。実は…第1話を見たときには、最初から最後までヒモな彼氏にイライラしていて、見続けるのをやめようと思ったのですが…、見ているうちにだんだん慣れてきて、ダメだけどこの彼氏憎めない…と思っていました。でも、自分の彼氏がヒモなのは、私だったら嫌です…(苦笑)。


以上がこの7-9月に見たドラマのまとめです。
秋からも楽しいドラマに出会えますように。

2018年9月28日 (金)

ドラマまとめ2018年7~9月①月-水

今年の7月から月に見ていたどらまのまとめ。
まず前半は、月曜日から水曜日放送のもの。

月曜9時・フジテレビ系
「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」
これから起こりそうな犯罪を未然に防ぐための捜査チーム・通称“未犯”が活躍するお話。シリーズ3作目で、今まで主人公だった上戸彩さん演じる桜木泉が、未犯チームの人々の過去にも関わる事件にもかかわる重要な人物として登場。その事件は一応解決したけれど、少しもやっとした終わり方でもありました。まだ続くお話なのかもしれません。

火曜9時・フジテレビ系
「健康で文化的な最低限度の生活」
吉岡里帆さん演じる区役所の新人職員が、生活保護受給者を支援するケースワーカーとして奮闘するお話。生活保護があることによって自力で生活できるようになるまでの助けになる…と考えると、それを支える職員の方の力は大きいし、また、不正受給などはしないでほしいなあとも思うし、ドラマを見て楽しみつつも、色々なことを考えさせられもしました。

火曜10時・TBS系
「義母と娘のブルース」
とある事情で、妻と死別し娘を育てる男性と結婚した、綾瀬はるかさん演じるバリバリのキャリアウーマン。義理の親子となったふたりの10年間のお話。10年間のなかで、血のつながりはなくてもどこか似たところのある親子になっていて、ただ一緒にいて幸せ、ではなく、離れていても互いを思う親子になっていくところ、すごく良かったなあと思います。

水曜9時・テレビ朝日系
「刑事七人」
閑職に追いやられたチームのメンバーが再び集結し、新たなメンバーも加え、資料室に眠る未解決事件解決のための特別チームが立ち上がる…というお話。この過去の事件がきっかけだったり、これに関わる事件が起こったことで、東山紀之さん演じる天樹が、資料室の膨大な事件資料から探し出す過去の事件の行く末、そこにどのようにメンバーが関わってくのかを、毎回楽しみました。

水曜10時・日本テレビ系
「高嶺の花」
華道の家元の娘として生まれた石原さとみさん演じる主人公・ももが、結婚式当日に結婚が破談になり、商店街で自転車店店主と偶然出会ったことで、今まで関わることのなかった人々との交流から始まる、運命の恋のお話。恋や跡継ぎ問題などで二転三転する展開に頑張ってついて行った感じではありましたが、最後に思ったのは、流派の者にとっては神だと言われていた、もも・なな姉妹の父で家元の市松は、神でも仏でもない、たったひとりの父であり夫であった…ということでしょうか。

前半はここまで。
後半に続きます。

2018年9月27日 (木)

100分de名著「薔薇の名前」

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読書の傍らに。

100分de名著
ウンベルト・エーコ「薔薇の名前」

Eテレの100分de名著のテキスト、ウンベルト・エーコ「薔薇の名前」編。
本編を読み番組を見ながら読了。
難解な作品として名高いという「薔薇の名前」を、この番組を見て初めて知って手に取り、ウンウン唸りながら読む部分がたくさんありましたが、このテキストと番組での解説などが、先へ先へと読み進むための後押しをしてくれました。

2018年9月26日 (水)

薔薇の名前

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100分de名著がきっかけで。

ウンベルト・エーコ
「薔薇の名前」

中世イタリアの修道院で起こる殺人事件を、ある会議のためにその修道院を訪れた二人の修道士ウィリアムとアドソが解き明かそうとするお話。
…なんですが。このお話の舞台背景として描かれるキリスト教の様々な宗派とか権力との関係や、禅問答的部分がとにかく難解で大変。
とはいえ、修道院で起こる様々な出来事や、中世の修道院の描写や、謎に満ちた図書館のある建物など、ミステリーとして魅力的な要素もたくさんあって面白い部分も多い、という感じ。
たくさん難解なところがあるなか、普段の自分の読書傾向からすればいちばん興味を惹かれる、閉鎖的な場所で次々起こる殺人事件の真相…っていう筋があることでなんとか読み進められました。
そして、そういうなかで、人がたくさん集まるとそこには否応なしに上下関係や権力や権威が生まれて富も集まるから、こういう争いは生まれてしまうものなのかもしれず、自分と違うものを理解しなくても違うことを受け入れるだけでいいんだと言っても、そう言って放っておいたら自分たちの地位が脅かされる日が訪れるかもしれない。だから異端という名の下に罰する…ということなのかなあということを考えながら読んでいました。
宗教観の違いが、今の時代も様々な戦争や紛争が起こるきっかけになってもいる…ということも考えさせられるし、また、作者のエーコが記号を研究していたということを考えると、この物語に出てくるたくさんの書物、そしてこの本、そして私が今までに出会いこれから出会うかもしれないたくさんの本、そのどれもが、文字、単語、文章…という様々な「記号」で成り立っているという、普段読書をしていてもあまり思わないようなことを考える貴重な体験もできました。

2018年9月25日 (火)

兵士の物語in松本

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ストラヴィンスキー:「兵士の物語」
2018年9月22日(土)13:00開演
まつもと市民芸術館実験劇場にて

(作曲)イーゴリー・ストラヴィンスキー
(台本)シャルル・フェルディナン・ラミューズ
(演出)串田和美
(出演)語り手:石丸幹二/兵士:首藤康之/プリンセス:渡辺理恵/悪魔:串田和美/ほか:武居卓・下地尚子
(演奏)ヴァイオリン:郷古廉/コントラバス:谷口拓史/クラリネット:カルメン・イゾ/ファゴット:長哲也/トランペット:多田将太郎/トロンボーン:三田博基/パーカッション:大場章裕

前回観た「兵士の物語」は2014年のサイトウ・キネン。
今回の上演、4年ぶりということでとても楽しみにしていました。
休暇を利用して故郷の村に帰る途中の兵士が悪魔に誘惑されてしまうお話。
この兵士にとっての幸せは、お金なのか、心の豊かさなのか、それとも世界の真実の姿を知ることなのか…、決してハッピーエンドではない結末ですが、幸せな暮らしを手に入れて満たされているはずの兵士が、あともうひとつ…と欲を出したことが破たんのきっかけ。人間の欲望の尽きなさ加減について考えさせられるところが興味深いし、音楽、演劇、舞踊と、いくつものジャンルの芸術を楽しめる贅沢さも好き。そして、楽器を演奏する人々もお芝居に参加しているところも楽しい。
図らずも、、今年2018年はこの作品の初演から100年という記念の年だそう。サイトウ・キネン・フェスティバルのなかで上演されたとlき、今まであまり縁のなかったストラヴィンスキーの音楽に触れ、この作品の魅力を知りました。アフタートークのなかで櫛田さんは、松本にあるもののひとつに「兵士の物語」が入ったらいいなとおっしゃっていましたが、私にとってはもうすでに、松本で思い浮かべるもののひとつにこの作品が入っています。
毎年…というわけにはいかないのでしょうが、これからも、松本=兵士の物語と言われるくらい、何度も上演されていくことを、そしてそれを観ていかれることを願っています。

2018年9月23日 (日)

ある奴隷少女に起こった出来事

Arudoreishojoniokottadekigoto

長い時を経てベストセラーに。

ハリエット・アン・ジェイコブズ
「ある奴隷少女に起こった出来事」

奴隷の身分に生まれた女性が、様々な虐待を受けながら自由を勝ち取ろうとした半生を綴った実話。
奴隷身分の人はこんな知的な文章を書かないだろう…という理由でフィクションとされ、実話だと判明するまでの126年間も忘れ去られていたこの本。
多くの方の力があり、私の手元にこの本がやってきて読むことができて本当に良かったです。リンダ(著者のハリエット)の置かれた状況があまりにも酷くて、フリント医師とその家族はもちろん酷いのですが、サンズ氏のやってることも、リンダを救うのか救わないのかどっちつかずでなんか嫌でした…。
リンダは過酷な状況のなかでも協力してくれる人がいたりしてなんとか自由になれましたが、 そうじゃない人がたくさんいて…と思うと、なんとも暗い気持ちにならないわけにはいきませんでした。
今はこういう目にあう人もいなくて幸せだなあって言えたら良いのでしょうが、そうじゃないんですよね…。
この本の終盤を読んでいるとき、今年のノーベル平和賞が発表されましたが、その受賞者が評価された活動内容が、この世界は、この本が書かれて150年が経った今でも、人種や性に対する差別や奴隷というものも、人を人とも思わないような非人道的なことも、まだたくさんあるということを物語っている…と思うと、何とも言えない気持ちになりました…。

2018年9月22日 (土)

屋根裏の仏さま

Yaneuranohotokesama

写真花嫁たちの運命。

ジュリー・オオツカ
「屋根裏の仏さま」

まだ会ったことのない夫の写真を手に海を渡った「わたしたち」。アメリカでの暮らし、その後の日米開戦によって砂漠の中の日本人収容所送りとなり、懸命に働いて手に入れた暮らしを手放さなければならなかった「わたしたち」のお話。
「わたしたち」で綴られるたくさんのエピソードを読んでいると、その声が耳の中に響くようで、様々な光景も目に浮かぶようです。
恥ずかしながら、この「わたしたち」のような「写真花嫁」と呼ばれた女性たちがいたことも、戦時中、アメリカに暮らす日本人の人々がどういう目に遭ったのかということも、この本で初めて知り、たくさんのエピソードがどんどん語られる、この本の形式は凄く効果的で印象に残ったのですが、あるひと家族のことを綴ったような本があれば読んでみたいなあと思っていたところ、この著者の方がすでにそういう本を書かれているのをあとがきで知りました。「天皇が神だったころ」覚えておこうと思います。

2018年9月21日 (金)

怖い絵

Kowaie

色々な“怖さ”。

中野京子
「怖い絵」

パッと見ではあまり怖さを感じない作品であっても、思いもよらない怖さが潜んでいることがある…という観点で絵画22作品を紹介する本。
たしかに、見たただけで怖い作品も数点ありますが、それ以外の作品にも、作品の描かれた時代背景や文化、画家の人となり、作品に描かれたものに対する意味づけなどから想像力を働かせることによって、それぞれの怖さがあるんだなあと感じることができました。
個人的には、見ただけでも怖い「我が子を喰らうサトゥルヌス」が、ゴヤの家の食堂の壁に描かれていたこと、その家から引っ越したゴヤが、最晩年は穏やかな風景画などを描いて暮らしたというエピソード、作品を含めて全部がなんだか怖いな…と思いました。
そして、ブリューゲルの「絞首台のかささぎ」では、お祭りっぽい雰囲気で踊ったりする人々が描かれているのですが、ここにこれから絞首刑になる人が今から引き立てられてくる…というストーリーを勝手に想像してゾッとしたりし、また、イーゼンハイムの祭壇画について、そこにたどり着こうとする聖アントニウス病患者のエピソード(想像)が、事細かに描かれているので恐ろしく感じました。

2018年9月20日 (木)

今どきの若いモンは①

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つい、課長おおおおおお…と言いたくなる…。

吉谷光平
「今どきの若いモンは」第1巻

「今どきの若いモンは…」という、続く言葉にネガティブなものを想像しがちな決まり文句の後に、「こんな上司が欲しい」と思わずにはいられない言葉を発する課長の登場する、ついぐっときちゃうお話。
高齢化の著しい私の勤め先では、ここに登場する課長(52歳)くらいの年齢だとまだ中堅クラスだからか、実はあんまり「これだから最近の若いモンは云々」みたいなことは言わない人が多いのですが(その上の年代は別)、とはいえこのお話みたいな上司はなかなか望めない感じではあります。
そう感じる人が多いからこそ、この漫画がすごく話題になったのかなあとも思います。

2018年9月19日 (水)

能面女子の花子さん④

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ちょっと可笑しな人々の日常。

織田涼
「能面女子の花子さん」第4巻

けんちゃんと三郎の花子さんをめぐる関係に、三郎の兄・一(はじめ)も参戦する…かどうかはまだ分からない部分はありつつ、松田家の人々がみんな個性的で、この先もお話に関わってくるのが楽しみ。
なんかこう…ものすごい出来事が起こるというわけではないのですが、花子さん含めちょっと変なところがありつつも魅力的な登場人物ばかりで、読むのが楽しいお話。
個人的にツボだったのは花子さんの家にセールスマンがやってきたくだり。セールスマンの人が、あのお母さんのインパクト(←能面の)にもめげず会話してて素晴らしい。…私だったらギャッ!って言ってそのまま逃げるかもしれません…。

2018年9月18日 (火)

いちじく好きのためのレシピ

Ichijikuzukinotamenoreshipi

めずらしくレシピ本を読みました。

福田里香
「いちじく好きのためのレシピ」

いちじくを使った様々な料理を集めた本。
普段、生のまま切ってヨーグルトと一緒に食べるとか、ジャムを作るとか…、本当に簡単にしか食したことのなかったいちじくに、こんなにもたくさんの調理法があるとは…!とびっくりしつつ、どれもみんな美味しそうで、眺めているだけでも満足な一冊でした。
それに、いちじくに関する様々な知識も増えたし、国内で果物or苗木として販売されているだけでもたくさんの品種があることにびっくり。私の住んでいる辺りでは、お店で売っているのも人から頂くのも、愛知で発見されたというサマーレッドっぽい気が。愛知からは比較的近いし納得ですね…。

2018年9月16日 (日)

ガン病棟のピーター・ラビット

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ふと目に留まった本。

中島梓
「ガン病棟のピーター・ラビット」

作家の中島梓さんのがん闘病記。
図書館でたまたま目に留まり、知らない方だけどなんだかタイトルに惹かれる…と思いながら借りてきたのに、10代の頃にBL小説のレーベルのものを何冊か読んだことがあった栗本薫さんの別ペンネームでした。迂闊…。
ご本人が度々仰るように、すごく恵まれた贅沢な入院生活であることは確かですが、とはいえ健康である方が良いだろうとも思うし、大病で人生観が変わるという話のなかには、大きな病で自分の死を身近に感じるからだ、ということの他に、人は、こういうことでもないと自分にとって何が大事か真剣に考えないものなのかもしれない…と思うようなエピソードもあり、軽い読み口の文章ではあるけど色々考えさせられるものがありました。

2018年9月15日 (土)

これは経費で落ちません!④

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波乱の展開。

青木祐子
「これは経費で落ちません!」第4巻

経理部の森若さんシリーズ4作目。
経理部の新入社員・美華の率直すぎる物言いと仕事ぶりや、知りたくないのに知ってしまった同僚の秘密などに振り回されることになる沙名子。
今まで、問題のありそうな人には釘をさしつつなんとなく処理してきたのに、あの秘書課のマリナの担当に美華をつけたのは、沙名子もなんらかの変化を望んではいるんだろう…とは思いますが、自らは矢面に立たないところが、事なかれ主義・自分の生活第一の沙名子らしいかもしれません…。
営業部の太陽くんとの関係が進展しましたが、それ以上に気になることがたくさんの波乱の展開。続きが待ち遠しいです。

2018年9月14日 (金)

うずら大名

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表紙に一目惚れ。

畠中恵
「うずら大名」

豪農で名主の吉之助は、辻斬りに襲われたところを鶉(うずら)とその飼い主に助けられたのをきっかけに、大名に金を貸す豪農たちが相次いで急死するという不可解な出来事に巻き込まれていく…というお話。
6つのお話のなかで起こる事件や困り事が、この物語全体を貫く大きな事件と繋がっているという構成で、後半に行けば行くほど先が知りたくて、どんどん読みました。
事件はなんとか決着を見ることができましたが、巾着鶉の佐久夜の飼い主・有月と加賀守には、もっと深い因縁がありそうだなあという気もして、この先続編が書かれるならまた読みたいなあと思います。

2018年9月13日 (木)

ゴッホのあしあと

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ゴッホの生涯と作品。

原田マハ
「ゴッホのあしあと」

生前は世間にあまり知られることのなかった画家フィンセント・ファン・ゴッホ。彼をテーマにした小説「揺蕩えども沈まず」を書いた原田マハさんによるゴッホガイドブック。
昨年秋にゴッホ展を見て、今年になってから「たゆたえども沈まず」を読んで、今ちょうどゴッホに縁を感じているところに、マハさんによる解説を読めて良かったです。
ゴッホ兄弟や林忠正についてものすごく分かりやすく書かれているし、「たゆたえども沈まず」のどの辺りがフィクションでどういう思いがあるのか…というところも書かれているので、マハさんの書くものを好きな者として、とても興味深い内容でした。

2018年9月12日 (水)

フーテンのマハ

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旅のエッセイ。

原田マハ
「フーテンのマハ」

原田マハさんの取材旅行など「旅」に関するエッセイ集。
講演会を聴く機会があり、ユーモアを交えながらお話しされる様子に触れていたので、そういう人を楽しませる部分やバイタリティー溢れる部分が文章から感じられ、お友達とのぼよグル旅や訪れた場所など色々なところに、今までに読んだたくさんのマハさんの作品のエッセンスが感じられて興味深かったです。
あと、「ボーゴス」がフランス語で「イケメン」っていう意味ということを覚えました。何かの役に立つとは思えませんが…(苦笑)。

2018年9月11日 (火)

茅野市美術館「描くこと この地との出会い」

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信濃美術を見つめる。

茅野市美術館
茅野市市制60周年記念事業
「信濃美術を見つめる
描くこと この地との出会い」
2018年7月28日-9月9日(日)

茅野市に生まれ育った人、教員として過ごした人、あるきっかけによってこの地を好んで過ごした人…、地域ゆかりの画家8人の作品約60点を紹介し、それぞれが求めた美と地域との出会いを見るめる展示。

私の大好きな東山魁夷さんの作品がすぐ近くで観られるということで、行ってきました。
東山魁夷さんの作品に関しては、長野市の信濃美術館の東山魁夷館の所蔵品より、前期は「山谿秋色」「倉庫」「森装う(習作)」「緑響く」「沼」、後期は「緑響く(習作)」「夕明り(習作)」「山霊」「静震」「夕紅」という形で展示替えがあったので、前期と後期で2回足を運びました。
「緑響く」が茅野市の御射鹿池で取材し描かれたことを知ったのは10年近く前のことですが、それから、何度も東山魁夷館などで目にしてきて、茅野市の美術館で目にする機会がやってくるということを想像していなかったので、何とも言えない感慨深いものを感じました。
魁夷さんの作品を観ることが第一目的ではありましたが、このほかにもたくさんの地元ゆかりの人々の作品を観ることができ、なかには、自分の母校である小学校の大先輩にあたる方もいたりして、そう知ると、身近な人のように勝手に感じたりしていました。
そのなかで気になったのは、矢崎博信さんの作品。シュルレアリスム系の方なんだなあと作品を観て思い、普段そういう作品をたくさん観るわけではないので、自分の好みとは馴染まない気がしていたのですが、何気ない風景を描いたような作品にも、影というかひんやりとした空気というか、不思議な雰囲気が漂っているところがなぜか気になって、目が離せないなにかを感じました。29歳で戦死され、画家として目指すものは道半ばだっただろうなあと思うと、戦争の時代を生き延びて長生きしたらどんな作品を描かれていたのか、見てみたかったなあと思います。
展覧会のタイトルにある“この地との出会い”。何らかのきっかけで訪れて、この地と出会った、という意味でもあり、この地に生まれるという形で出会った、というのもひとつの出会いの形なのかな…と思いました。生まれ育った場所で目にし耳にし感じたもの。それは生まれ持った画家としての才能と結びついて、作品に現れるものが何かあるのかもしれない…と。
思いがけず、様々なことに思いを巡らすことになったのは、とても良かったです。

2018年9月 9日 (日)

イロメン③

Iromen3

いろ、イロ、色…。

田村由美
「イロメン」第3巻

色をめぐる人々の物語、第3弾。
すごく面白いのですが、色に関する薀蓄などの情報量が凄まじく、いっぺんにたくさん読むのはちょっとしんどいです…。そして、色遺産をめぐってライバル企業・レインボー物産が登場し、新入社員も登場し、ますますややこしくなってきました。
今回個人的にツボだったのは、お菓子対決に出てきた青いようかん“天の川”、「にわか青ってそういうことか」という言葉、ジャガイモがお供えされてるルートヴィヒ2世のお墓(Eテレの旅するドイツ語で見たので、おお!と思いました)、枯枝くんの体型の変化、でしょうか。
あとそれから、色のテーマパークは楽しそうで、実際にあったらぜひ行ってみたいです。

2018年9月 8日 (土)

恋と呼ぶには気持ち悪い⑤

Koitoyobunihakimochiwarui5

第5弾。

もぐす
「恋と呼ぶには気持ち悪い」第5巻

一花の好きな本の新刊発売日、それぞれの人々のエピソードからの、バレンタインデーのエピソードへ。
アリエッティ(松島さん)と一花の遭遇が、この先の展開に関係ありそうな気がしてきました。
一花は、好き好き言われすぎて亮に絆されてるなあとは思っていましたが、気持ち悪いとか色々言いつつも、やっぱりそういう流れになっていく…というか、もう答えは出ているというか。
そんななか、ふたりにそれぞれ片想い中のアリエッティと田丸がこれからどう動くのかが気になるところです。

2018年9月 7日 (金)

ヲタクに恋は難しい⑥

Otakunikoiwamuzukashii6

はやくも第6弾。

ふじた
「ヲタクに恋は難しい」第6巻

ヲタクな人々の恋模様・第6弾。
この巻のメインは社員旅行なんだろうなあと思いますが、間に別の短いエピソードが色々挟んであるのはなんでしょう…。個人的には40Pまとめて読みたかった気もします。とはいえ、なんだかんだありつつも仲よさそうな成海と宏嵩、樺倉と花の様子が読めて良かったです。そちらはもう「恋は難しい」という感じはあまりしないので、むしろタイトル通りなのは、進展するのかしないのか今のところよくわからない尚哉と光の方でしょうか…。

2018年9月 6日 (木)

ならしかたなし①

Narashikatanashi1

インパクト大。

雪野下ろせ
「ならしかたなし」第1巻

大仏さんのお顔をしたJK(女子高生)・しゃな子と、人間の言葉を話すクールで物知りな鹿・鹿男の、他愛もないお喋りをする毎日を描いたお話。
本屋さんでたまたま見かけて、なにこれ!と思いつい買ってしまいました。
なんというか…、いい意味で突っ込みどころ満載すぎて、読みながらずっとニマニマしていました。
読みながら思い出したのは、数年前に奈良へ行ったとき、春日大社の参道を歩いていたら、だいぶ先の方でこちらを見て佇んでいた一頭の鹿のこと。すごく神聖な存在に感じたあの鹿が、鹿男くんみたいに喋ったらと想像したら、なんだか無性に可笑しくなりました。

2018年9月 5日 (水)

100分de名著「ペスト」

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読書の傍らに。

100分de名著
アルベール・カミュ「ペスト」

NHK-Eテレ「100分de名著」のテキスト、アルベール・カミュ「ペスト」編。
本編は、お話の展開自体を追うことはそれほど難しくないのですが、そこに作者のカミュが込めたであろう不条理や人間主義などの考え方についての解説によって、より作品を理解できたような気がします。
そして、カミュの人生、この作品が書かれたころのカミュを取り巻く環境なにもたくさん触れられていて、読み応えがあって楽しく読むことができて良かったです。

2018年9月 4日 (火)

ペスト

Pest

100分de名著をきっかけに。

アルベール・カミュ
「ペスト」

アルジェリアの海に面した都市オランでペストが発生。医師のリウーたち登場人物の、孤立した環境やペストに向き合うなかでの心の動きなどが描かれるお話。
カミュは、「異邦人」も読んだことがなくてこれが初読み。
今までに経験のないような事態に遭遇したとき、その渦中、それが過ぎつつあるとき、…それを信じたくないとか、大したことないことだとか、自分にはあまり関係ないと思いたい気持ちとか、危機が去ったからといってなかったことにはできないし、以前の状態に完全に戻ることはできないという胸の内にくすぶる思い…。
この作品に描かれているのは、戦争、紛争、事故や事件、自然災害、それ以外の人生の上での大きな出来事や変化、…時代や国を越えてどんな人にもハッとさせられたり共感する部分のある個人や社会の動きという感じがして、こういうことを感じさせるのが普遍的な作品なんだろうなと感じました。
難しく感じるところもたくさんありましたが、この作品に出会えて良かったです。

2018年9月 2日 (日)

シロがいて

Shirogaite

ある家族の物語。

西炯子
「シロがいて」

四人家族が新築の家に引っ越した直後、やってきた白猫のシロ。その一家の17年間の物語。
物語が進むにつれて、ネガティブな展開しか予想できないことがいくつか起こったりもする、その色々な場面で「シロがいて」、それは本当にただそこにいるだけで力をくれたり、肩の荷が下りるようなきっかけをくれたり、家族の進む道を見出ださせてくれたり…。
途中、感想を簡単にはかけないような複雑な気持ちになるような、結構辛いことがいっぱいあったのに、読み終わったときには不思議と温かい気持ちというか、ダメな人も許したり受け入れたりするような、自分がそういう行動がとれるかは分からないけれど、そういう気持ちをなんとなく理解できたような…気もします。

2018年9月 1日 (土)

9月の観たい映画

今日から9月。
ということでいつもの月と同様に、今月公開の作品を中心に、個人的に気になっている作品をまとめます。
なお、なかでもとくに気になっている作品には星印を付けています(★>☆)。


今月公開

 1日 寝ても覚めても
 7日 泣き虫しょったんの奇跡
     累-かさね-☆
14日 プーと大人になった僕☆
21日 コーヒーが冷めないうちに
28日 散り椿☆


今月公開以外

     検察側の罪人☆
     SUNNY 強い気持ち・強い愛★


以上が今月気になっている作品です。
先月、映画館へ行けずじまいだったので、先月までに公開のものを早めに観に行かないといけませんね…。

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